難易度的には慶應医対策としては過不足ないと思います。多少やり残しが
あってもいいくらいでしょう。その他の医学部でもよいというスタンスなら、
ややオーバースペックかもしれません。
○前の速攻で締め切った質問で「赤チャートは完璧」とありましたが、であれば
青ほかのチャートは不要と感じるはずです。赤はチャートの最上位です。
○青をそれでもやるつもりであるなら、物量的に可能かという心配があります。
「スタンダード演習」の途中くらいでタイムアップになりませんか。チャートは多少
端折れますが、大数系は早く終わらせればいいというものではありません。
赤または青チャートがマスターできるならレベル的には「1対1」を全部やる
必要はないはずですが、「1対1」がこなせていないと「スタ演」以降への移行が
スムーズに行かない可能性があるので、そこは心配が残ります。
○チャートと大数系は毛色が違います。この例えではピンとこないでしょうが、
網羅型のチャートは「囲碁」で飛び道具型の大数は「将棋」です。
両者は相互に補完しうるものですが、その両方をこなせて、かつ大数系を
三つ続けるプランにするなら、飽きやすい私はもうひとつ別の視点を導入します。
「スタ演」の代わりに「やさ理」とか。それらをこなすうえで、自分にはチャート型と
大数型に代表されるどちらの手法が向いているか(どちらのアプローチが早く
正解に達しそうか)も判定できてくると思います。もちろん大数が肌に合っている
ことがわかっているなら、「大数と心中」でいいでしょうし、それに足る教材だと思います。
(私個人的にチャートが嫌いなだけでしょうから、それは割り引いてください。)
以上はあくまで完全独習の場合です。冬期講習などの予定が入ると
こなせないメニューだろうし、生身の講習のほうを優先すべきです。
意欲は満点のようなので、空回りしないように、オーバーヒートしないように、クールな
頭を保って体調管理に気を配り、ベストコンディションで難関を突破してください。