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十二国記の魅力について教えてください
十二国記というX文庫ホワイトハートから出ているファンタジー小説がありますが、その魅力について教えてください。 周りの友達がやたら薦め、ネットでの評判もいいことから1巻~3巻までを我慢して読み進めてみましたが、どうにも魅力がわかりません。友達に聞いても良くわかりません。無視しようと思っても、棘が刺さったようで気になります。 どうか、私というファンが一人でも増えるためにも、魅力についてネタバレをしない程度に思う存分教えてください。(アニメ版も少し見ましたがやっぱり魅力がわかりませんでした。) ※参考までに、私の好きなファンタジー小説を言いますとグインサーガとスレイヤーズです。
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前述の方が書かれていることでもありますが、十二国記の魅力として挙げられるのは、 緻密な設定の世界観 登場人物の成長・変化 その他、私はこの作品にはどこか道徳的な教えのようなものを感じる部分もあります。なので、児童文学の雰囲気に近いと思うこともありますね(児童文学にするには残酷的な描写が多いですが) 登場人物のひとつひとつのセリフ、感情をじっくり読み込むとまた印象が変わります。 王というもの、麒麟というもの、そして天意とはなんなのか? 十二国はどうなっていくのか。そこが気になりだしたら、すでに十二国記の世界に魅了されていると思いますよ。 読み順は、刊行順に読むのが一番かもしれませんが、決して時系列順ではないので…。 「月の影 影の海」を読まれているのなら、先に「東の海神 西の滄海」を読むのもありですし、いっそもっとすっ飛ばして「図南の翼」を読むのもひとつの手だと思います。 アニメは…オリキャラがいたりで、話によっては多少(だいぶ?)話が変えてある部分もあるので、正直あまりお薦めしません…。 小説というのは、人それぞれ好みがあり、相性があるものなので、他者にとっての魅力が自分にとっての魅力だとは限りません。 ですが、十二国記好きとしては、魅力を分かってもらえれば嬉しいですし、分かろうとしてくださることに嬉しく感じます。
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- 10423163
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回答No.3です。 「月の影 影の海」上巻 「月の影 影の海」下巻 は、他の方も書かれている様に、十二国記の長いプロローグみたいなものですので、少し面白みにかける所があります。 また、「風の海 迷宮の岸」上下は、十二国記の中での「麒麟」を説明したサイドストーリーの様なものなので、これまたちっょと・・・です。 主人公(陽子を主人公と言っていいのか?)が、ステップアップして、成長する話+あと二人のサイドプレーヤーが良い味出しているのが、「風の万里 黎明の空」上巻 「風の万里 黎明の空」下巻です。 また一皮むけた陽子とその仲間の活躍が書かれた話が、「黄昏の岸 暁の天(そら)」上巻 「黄昏の岸 暁の天(そら)」下巻となります。 個人的には、ぜひここで投げ出さないでお読み頂きたいと強く思います。確かに結果的に質問者様に合わず、面白く感じられない本となるかも知れませんが、じっくり読むと(5~6回は繰り返して読んでます)だんだんと面白さがにじみ出て来るタイプです。(私も月の影は、初回ほとんど速読状態でした) 本当に面白くない本であれば、これほど皆が薦めないと思いますが、ただ無責任な、個人的発言ですのでその点はご容赦ください。
お礼
追記回答ありがとうございました。 後の方が読み返すことを考えると、ポイントを差し上げられないのは残念ですが、一番「もう少し辛抱して読み進めてみるか!」と励まされました。 ありがとうございます。
- 10423163
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一巻から三巻・・・? それってアニメ版でしょうか。 アニメ版は、ちょっとどうかなと思います。 まあ、だいたい十二国記の世界観や、お約束がご理解できたと思いますので、個人的オススメはやはりこれです。 「風の万里 黎明の空」上巻 「風の万里 黎明の空」下巻 4巻とか、5巻と表示あるものでは、ありませんのでお間違え無きように。 次のおすすめは 「黄昏の岸 暁の天(そら)」上巻 「黄昏の岸 暁の天(そら)」下巻 ここまでで気に入って頂ければ、原点に戻って 「月の影 影の海」上巻 「月の影 影の海」下巻 やっぱり「楽俊」のエピソードを知っていて欲しいと思います。 ちなみに、陽子の同級生は出てきませんから(笑) あとは 「東の海神 西の滄海」でも「風の海 迷宮の岸」上下でも「図南の翼」でもお好きなものをどうぞ。 間違ってもアニメ版4巻じゃないですよ。 内容は、読む前に言うのは「野暮」だと思いますので。
補足
ええと、説明不足でした。 読んだのは「月の影 影の海」上下 と「風の海 迷宮の岸」の上巻までです。なので全然読んでませんね・・・。 アニメは最初の数話だけです。
- j2ee
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世界設定がとてもちみつに構成されているので、私はそこがまず入り口としてとても興味をそそられました。あとは登場人物たちのこころの変遷がしっかりと描かれているところが好きです。あとはミステリ的なしかけとかもあるので、そういうところですか。 エンタテインメント性が高い作品でも、特に戦いのシーンが多いお好きなんでしょうか?もしそうであれば、十二国記はあまり向いていないかもしれません。どちらかというと、内省的な方向に興味がある人の方が訴えかけるものがあるのかもしれません。 「図南の翼」が、ちょっと方向性が違う作品なので、どうしても読まれるのでしたら、飛ばして読むのもありかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 今後機会を見つけて読み進めようと思います。
- meiju922
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少し抽象的ですが・・・この作品の最も特徴的な部分は王朝体制の仕組みでしょう。神仙に選ばれた人格者が王になり、もし道を踏み外すことになっても命が奪われる。 一見誰も不幸にならない世界のはずなのに、いつしか王は苛政を強い民を苦しめる。 まるで自ら悲劇を呼び寄せているかのような人間心理の不可思議を的確に描写し、そもそも国を治めるとはどういうことなのかという現代社会にも通じるテーマを易しく論じている点がこの作品に魅力を与えているのだと思います。 質問とはあまり関係のない話ですが、1~3巻はこちらが覚えるべきルールが多いことに加え、話筋も全体的に陰鬱でクライマックスでもあまり盛り上がらないのでつまらない印象を抱くのもわかります。 辛抱してもう少し読み進めてみるとまた違った印象を持つかもしれませんよ。
お礼
ご回答ありがとうございました。 今後機会を見つけて読み進めようと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 今後機会を見つけて読み進めようと思います。 一番わかりやすかったため、代表回答とさせていただきました。