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市販のCDと自分で作った楽曲との違いに...
DAWソフトで音楽制作していますが、 自作曲をマスタリングした、市販のCDと比べると、 音質などに歴然の差があります。 特に、自分の曲は平面で鳴っているような感じで、 市販CDは立体的に鳴っているような感じがします。 DAWソフトで、どんな手数を踏めば、 この立体的な感じに近くなりますでしょうか? 教えて下さい。よろしくお願いいたします。 ちなみにDAWは、SONAR HOME STUDIO 7を使っています。
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そんな、「この手順を踏めばバッチリよ」なんていう簡単なワザは無いです。 楽器の構成も、個々の音の録音コンディションも、文字ではお互いわからないしね。 ただ、初心者が「全ての音が平面に貼り付いたようになる」時の典型的な状態としては ・全ての音をきちんと聞こえるようにしようと、個々の音の音圧を上げすぎて音源間のメリハリがない。 ・パンだけで音源の位置感覚を出そうとして、音場一杯に音を並べただけになっている。 ・全体にリバーブの掛けすぎ。 というのが、三大原因だと思います。 まずは、上のような傾向がないかどうかを再チェック。 そして、 ・「まずミックス」ではなく「まず個々の音源の『この距離に欲しい』という距離感をしっかり作る」ことをしっかりやる。 ・場面場面で「絶対聞かせたい主人公の音」を決めて、その音を中心に十分に「隙間」を開けてバッキング音を配置。 ・絵画で例えて言えば「背景の音」と「前景の音」をきっちり区別して配置する。 ということを、きちんと念頭に置いて音源配置と音量を考える。 また、注意点として ・なんでもかんでもリバーブを深く掛けない。リバーブを掛けると奥行きが出るというのは、実は間違い。全ての音にリバーブが掛かりすぎると、全ての音の距離が同じになる。 ・エッジ感の強い音ほど前に位置しやすい→何でもかんでもアタック感、エッジ感重視で音作りすると、全部の音が前に迫ってきて聞きづらくなるだけ、「後ろに引く」音をちゃんと作る。 ・「音の壁」にならないよう、いかに音と音の間に「無音の空間を配置するか」を考えないと、すぐに音が「壁化」して元の木阿弥。 といったとこですかね。 まず、DAW上では全くエフェクトもイコライザも使わず、音量とパンだけでどこまで上手くミックス出来るか確認することも大切。 その時は、一音ずつ音を置いていく感じで作っていかないと、最初から全部の音を混ぜようとしたら初心者は大抵は収拾がつかなくなる。 マスタリングは、基本的には「音が壁化する方向」になってしまうので、マスタリング前に十分に遠近感/隙間感を作り上げておかないと、何回やっても同じ事の繰り返しになりがち。 DAWは、SONAR 7 HOMEクラスならかなり迫れますから、ツールとしては不足無しです。