破傷風ワクチンについて
東日本大震災の被災地では、土の中に住む菌が傷口から感染し、筋肉が痙攣するなどの症状を発し、最悪の場合は死に至るという恐ろしい病気、破傷風に感染する被災者の方が増えているとニュースで報じられていました。
破傷風、ジフテリア、百日咳の、三種混合ワクチンがあることは、子供の時から知っていましたし、当然私も接種しているものと思っていました。
ところが、小学校卒業前だったと思いますが、母から、意外なことを聞かされ、愕然としました。
「お前の時は、まだ三種混合はなかった、二種混合だった」
しかも、この二種混合とは、ジフテリア、百日咳で、肝心の破傷風が抜けているのです。
ジフテリアは、確かに法定伝染病で、恐ろしい病気ではありますが、日本では、ある時期から以降、患者は発生していないと言われています。百日咳は、まず命に関わる病気ではありません。
ところが、破傷風は、ケガをすれば誰でも感染する可能性があり、しかも命に関わる恐ろしい病気です。
さらに、昔のほうが、舗装されていない道路が多かったし、また子供たちも、家の中でゲームなどで遊ぶなどということはなく、外で元気に遊んだもので、今より破傷風感染のリスクはずっと高かったと思います。
そこで質問ですが
1、なぜ、私の生まれた1960年当時、三種混合ワクチンの接種は実施されていなかったのか。
2、しかも、どうして百日咳など、あまり重要でないワクチンが含まれ、肝心の破傷風が抜けていたのか。
3、三種混合ワクチンは、いつ頃から実施されたのか、また、破傷風が加わった事情(たとえば、大流行したなど)があったのか。
4、私のように、三種混合ワクチンを接種していない者に対し、なぜ何らかのフォロー(たとえば、学校で集団接種を実施するなど)がなされなかったのか。
質問内容が多くて申し訳ありませんが、当時の事情に詳しい方、一部でもかまいませんから、回答をよろしくお願いします。