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読書家の皆様へ、現在の書店サービスに求められるものは?
インターネットが普及し情報が簡単に誰でも入手出来るようになった現在、また出版不況と叫ばれ、年々出版物の売れ行きは下がっております。そんな中、またこれからの本(どんなジャンルでも)に求められるモノって何でしょうか? また、同様に書店のサービスに求められるモノって何でしょうか? これからの本はどんどんデジタル化され、紙媒体の書籍は消えていくんでしょうか? 本に対する思いや考えなどなど、読書家の皆様の意見を聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。
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紙媒体の本が消えていくのではないかという懸念については、杞憂に終わるような気がします。 私個人としては、書籍と言うのは装丁や中表紙、題字、遊び紙なども含めてひとつの作品だと思っております。 とくに小説の場合、物語の雰囲気を演出するのにとても大きな役割があると思うのです。 手触りのよい和紙、次のページが透けて見える紙など、デジタルではどうしたって表現できないものがあります。 こういうものは、残っていくんじゃないかな、と思います。 (そういう意味では、新書や文庫本は怪しいですね…特殊な加工がしてあるものって少ないですから) 書店に求めるものとしては「バランス感覚」を挙げたいと思います。 とにかく流行りモノ(ケータイ小説やコミックエッセイ、若手作家など)を平積みにし、無節操に特設コーナーを設け、しかし中堅作家の一般書籍新刊は入荷不足…なんて事態だけは絶対に避けて欲しいです。 田舎の書店だとけっこうありうることですよ。 タイムラグのあるお祭りじみた大流行には毎度辟易させられます。 儲け至上主義の顕現に、こちらとしては食傷気味。 流行を追うのも大切だけど、度が過ぎると反感を買います。 そういうお祭り騒ぎは一般書籍をちゃんと入荷した上でやってくれよ、と。 (さほどマニアックな本でも無名な作家というわけでもないのに)欲しい本がすんなり手に入らないので書店に通うことがストレスになってしまい、ネット通販を活用することが多くなりました。 本当は、手にとってパラパラ捲ってみて購入する、というのが理想的だと思うんですけどね。 巧くまとめられず長々とした文になてしまい、申し訳ありませんでした。 少しでもご参考になれば幸いです。
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- dqf00134
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私はすでにデジタルの書籍コンテンツをダウンロードして楽しんできましたが、少々中途半端なものだと感じます。 最初はソニーのクリエ、最近はシャープのザウルスで持ち歩いてますが、どちらもすでに買うことができなくなってます。 アメリカなどでは専用のブックリーダーもかなり普及してるようですが、国内ではソニーやパナソニックが発売したものの、思うように売れずに既に撤退したようです。 書籍のデジタル化も、それを読むためのハードが問題だと思います。 携帯電話の高機能化が進みすぎたせいもあるかもしれませんが、ザウルスなどのPDAは思いの外売れなかったようですが、こういうものが市場を確立できないと、不便なもので、結局紙の方がいいということになるかと思われます。 現状のままなら、紙の本はなくならないと思います。でも、今よりたくさん売れるということはないと思います。
- kaori-haduki
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読書家という訳ではないですが…元書店員としての意見です。 書籍販売の減少というのは今にはじまった事ではなく 私が書店に勤めていた頃(10年以上前)から言われていたことです。 まだネットが今のように普及していない頃からの話です。 いわゆる「活字離れ」が原因ですね。 そんな中、書店側はいかにして客を引き付けるかを考える訳です。 ベストセラーばかり置く訳にもいきませんし だからと言ってマニアックなものばかりを置く訳にもいきません。 それは今も昔も変わりは無いと思います。 いろんな書店さんを見て歩くのですが 書店さんごとにさまざまな特集やコーナーなんかを設けていて それによってお客さんを引き付けようとしているのを見かけます。 私も書店勤務の時には何度か係わりましたが…。 書店サービスに求めるもの…といいましても 書店側としてはお客さんに少しでも興味を持っていただくために、 そして1冊でも書籍をお買い上げいただくためにも いろいろな努力をしている訳なんです。 その所は理解していただければ、と思います。 あとはお客さんが「本を読む」という事に 興味を持っていただくのが一番、と思いますが…。 客の立場として求めたいことといえば 「いい加減発売日の地方格差を無くして欲しい」でしょうか。 首都圏では全く関係の無い話なのですが 地方だと1日2日遅れるのは未だに当たり前の話なのです。 最近は発売日に発売する雑誌や書籍も確かに増えましたけどね…。 ただ、これは書店側ではどうにも解決出来ない話なので 出版社や取次(本の問屋さんです)側の努力が必要だと思うのですが…。 まとまりが無い文章で申し訳ありませんが、参考になりましたでしょうか。
- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
鮮度が下がった本や雑誌を返品して断裁する前に値引き販売があっても良いと思いますね。再販制度の縛りをすこし緩めて良い時期と思います。雑誌であれば、次号刊行まで、書籍は半年~一年程度でいいんじゃないかなあ。 また、学習参考書を含めた実用書については、再販外しても良いかと 一部、特価書籍というのがありますが。これは、事実上、ゾッキ本みたいなもので、本の投げ売りですからちょっと意味が違うと思います。
お礼
ご意見ありがとうございます。 現在、市場に出回っている7割近くが売れ残って返品→断裁処理されているようです。それを考えると世の中に求められている環境問題は何なのか?と考えさせられます。まったくもって「もったいない」と思います。だったら値段を下げてでも売りさばくのが、これからの環境問題やエコに対する自然の流れのような気がします。
- blazin
- ベストアンサー率50% (20252/40150)
本を読むというアナログ的な営みの良さは消える事は無いと思うんです。勿論簡単に情報が得られる今は、どうしても存在感を他に譲ってしまう事はある。ただ実際に本を手にとって、ページを繰って、自分の世界を自分のペースで切り開いていく営みの強さは今までもこれからも人を惹きつけていく筈ですからね。その部分では心配は無いかと。 敢えて時間を掛けて豆を挽いて薫り高いコーヒーを楽しむ営みのように、 便利さだけでは片付けられない良さが読書という行為にはありますから☆
お礼
ご回答ありがとうございます。 デジタル社会の中で情報は本当に簡単に入ってくる、けれど簡単に入る分、簡単に忘れられるような気がします。一つ一つの活字の重さのようなものってあるように思います。同様に紙の温かさのようなものも感じます。印刷された活字は処分しない限り一生残ります。一方でデジタル化された情報はクリック一つで簡単に消去されたり転写されたり、情報や活字で表現された文化が軽視されていくように感じます。 コーヒーの例えはすごく良く分かります。確かに一杯180円のコーヒー店が流行る中、一杯800円のコーヒー店も十分に営業してますもんね。
- raranran00
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私は本を読むのが好きですが 本を買うのは、数ヶ月に1回あるかないか、です。 理由は、本が全般的に高くなったこと。 本を置くスペースがないこと。 ブックオフなどに売りに行くにしても、 安値だろうと思うことと、もったいない気持ち、面倒な気持ちが混じり 本を買い控える結果になっています。 本は図書館で借りる。 ぶらっと図書館へ行き、書庫にある中から、選ぶだけです。 ですので、話題の本とか人気の本はほとんど借りられません。 予約してまで読まなくていいか、と思ってしまうので・・・ ネットと違い、本のよさは、場所を選ばないことだと思います。 病院の待合時間、電車の中、仕事の休憩時間など ちょっとの時間に読めて、面白い、飽きない。 レンタル本屋さんみたいなのがあればいいなーと思うこともあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 本の良さは場所を選ばない事とありますが、最近では携帯書籍が随分と出回っていたり、これからの世の中には間違いなく紙と同じ位に薄いモニターが登場してくる事と思います。そうすると、携帯性の面を考えると本以上に場所を選ばなくなってくると思います。 本って所有する事の良さみたいのもあると思います。好きな読みたい本が手元にいつでもあるみたいな。それだけで安心するような。だから私の場合、図書館で借りても読み終わっても返すと、読んだ時に頭に入っていたものが一緒に出て行ってしまうような感じさえします。でも買ってばかりだとどんどん本棚のスペースは無くなっていくばかりですね。本を預かってくれるサービスがあったらどうでしょうかねぇ?
お礼
ご意見ありがとうございます。 先日、テレビを見ておりましたら町の小さな書店が取り上げられていました。現在、小さな書店はどんどん淘汰されているようですが、繁盛している小さなお店も一方ではあるそうです。その違いは書店員のサービスによるところが大きいみたいです。というのも、店員さんの提案力というかソムリエのように持っている知識や独自の書評をお客様に提供できるというか、そういったものが強みを出しているようです。「~に関する本を探しているんだけど何かお勧めはありますか?」などと聞かれた際に独自の視点を持って提案出来る、またその推薦にリンクしてさまざまな提案に発展出来るとよりお客様と書店員との信頼関係が増し、本屋さんに足を運ぶ機会が自然と増えてくるのではないでしょうか。