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脳のMRIは本当に細部まで分かるのか
6年以上前から脳梗塞のような異常な 症状が出ていたんですが、現在までずっと 放置していました。そしてこの間、脳ドックを 受けました。重病や、余命何年とか告げられる のを冗談じゃなくて本気で覚悟して受けました。 しかし、届いた結果の表には脳の検査に関しては 異常がありませんでした。一つだけ異常ありに なっていて、それは頚部なので、脳には関係ない と思われます。そこで疑問なんですが、本当に MRIの検査で、脳のことを隈なく分かるんで しょうか。脳のどの部分に異常があろうが、 MRIに必ず写るというのなら安心なんですが。
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- blastma
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MRIに限らないことですが、どんな検査方法であっても、それですべての病変がわかるかと言えば、そうではありません。 Aという病変ではアという検査法が、Bという病変ではイという検査法が一番適しているということはありますが、 Aという病変はアという検査を行えば100%わかるかといえば、そんなことはありません。 ですから一般的には一番適している検査法をチョイスし、それで分からなければ第2・3の検査法を追加するという方法をとります。 (別なMRIの回答で「専門家」としましたが、#1の方がスペシャリストのようです。私はきっと「准専門家」かもしれません。)
- ocha12345
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MRIで分かることは以下のようなことです。 1. 脳血管の異常(MRAという手法による) 細くなっていたり閉塞していたり、という状態が分かります 2. 脳実質の変化 梗塞や出血、腫瘍などのいわゆる器質的病変が分かります その病変の性質までも、ある程度は分かります 3. 脳実質の変化の時期 ここ数日の変化なのか、あるいは昔からの変化の名残か、など DWIやFlairなど比較的早期の変化を検出する撮影プロトコル、 T1、T2のように変化ではなく状態を観察する撮影プロトコル、 T2*などのように出血を検出する撮影プロトコルなどなど、 目的によって多くの方法の中から選択します 上記に該当しない変化は、MRIでは分かりません。 例えば「私はボケてますか?」と外来で聞かれることがありますが、病的な痴呆(アルツハイマー病などに代表される、いわゆる認知症)でない限り、画像からは分かりません。 しかし、脳ドックを受診されたのであれば長谷川式スケールとかWAIS-Rなどの知能検査もしているはずですから、そこで認知症はチェックされているので、心配には及ばないと思います。 頚部の異常というとおそらく頚動脈の狭窄だと思いますが、必ずしも脳に無関係というわけではありません。狭窄がひどくなれば脳への血液供給が低下し、脳梗塞になることもあります。ただ、現時点ではそうなっていないということがドックで判明しているはずです。だから、不必要に心配するには及ばないでしょう。 MRIでは相当に多くの情報を得ることができます。決して万能ではありませんが、非常に優れた検査であることは確かです。 それと、脳梗塞のような異常な症状とおっしゃっていますが、それは医師には伝えたのでしょうか?脳梗塞の症状は実に多岐に渡りますので、一般の方々が確定診断をするのは困難だと思います。