もともと中国と言う名前の国は中華民国の建国までありませんでした。
それ以前の歴代王朝ですが、実は漢以降の各王朝の支配民族はそれぞれ違います。そして、その際人口が激変するほどの虐殺が起こっています。なので、民族的な連続性はありません。
更に易姓思想により、前の王朝の制度・文化を否定し徹底的に破壊しますので、文化的な連続性も欠けています。
つまり中原という地域はアジアに住んでいた様々な民族が興亡を繰り返したという歴史ある土地ではありますが、「中国」という一貫した国家は存在していなかったということです。
それが明確なのは元（モンゴル族）や清（女清族）ですね。万里の長城の外から来た蛮族と蔑んでいた彼らに征服された時点で歴史も何もあったもんじゃないと思いますけど。
四千年とかいうのは、「中国」政府が諸民族を統治する為の正統性を捻り出すための方便に過ぎないと思います。それで国への帰属意識を持たせて民族運動を抑えないと、分裂しかねませんから。
お礼
なるほど。ありがとうございました。すっきりです。