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インド人彼氏募集中!信じられる?
- 先日、インドに行ってきてリキシャーの運転手とすごした3日間。彼は日本人と結婚したがっているかもしれないが、私が学生でお金がないことも知っている。彼の笑顔が好きで信じたいと思うけれど、インド人の特性や他の女性にも同じことを言っているかもしれないと不安。
- 彼は日本のビザは取得できないため、日本に来ることはできないと言っている。私にはインド人の彼女ではなく君がいいと言ってくれるが、本当に信じられるか悩んでいる。彼が言うように再びインドに行く日がいつになるかも分からない。
- インド人はお金目当てで結婚しようとしているという噂も聞くが、彼は私が学生でお金がないことを知っている。彼は困ったときにすぐに駆けつけてくれたり、私とのコミュニケーションを大切にしてくれる態度に惹かれている。ただし、インド人はうそをつくこともあると聞くため、アドバイスを求めている。
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少なくとも現代インドでcasteと言えば宗教言語文化歴史慣習などを共有する内婚集団であるコミュニティを指します。カーストは多種多様なインド人のそれぞれのアイデンティティの根幹を成すものであり、インド人がインド人である限り必要不可欠なものです。 カーストは内婚集団なので、99パーセントが見合い結婚であるインドに花盛りの見合いサイトでも、まずどのカーストかを選択しないことには何も始まりません。例えばhttp://www.jeevansathi.com/ の select caste をプルダウンして見てください。これはまだ大まかなカーストの区分けに過ぎません。この先にまだ細かくカースト分けがあります。 このようなカーストが現代もインド社会に根付いていることを以って、インドには未だに身分差別制度が残っていると言われるのは事実誤認で、カーストの一面しか認識されていないものです。 確かに古代インドのアーリア人侵略の頃からヴァルナ(四姓)とジャーティ(職業集団・内婚集団)の中に身分差別制度は存在し、植民地時代にポルトガル語よりcaste systemと名づけられました。現代インドでも例えばブラーミンは日本の華族のようなもので、現代でもその家系と宗教的戒律を守り続けていることに誇りを持ち、少なからずローカーストを見下している事実はあります。 しかし現代でもカースト差別として問題になっているのは主に指定カースト(洗濯や掃除等の忌み嫌われる職業カースト、トライバル民族など)とアウトカースト(不可触民)、及び異カースト婚への差別で、日本の部落差別のことを思えば、インドのそれはもっと根深く深刻だとは言え、それを以って現代のカーストを身分差別制度だと断じるのは暴論です。 古くからの職業ならいざ知らず、オートリクシャーの運転手は近代にできた職業ですから、オート運転手の子はオート運転手しか出来ないわけでは決してありません。学校に行ける経済力や奨学金がもらえる学力や働きながら学校に通う努力があれば、事務営業などの会社勤めもできますし、公務員試験を受けて合格すれば公務員にもなれるし、IT技術者として中東欧米へ進出するなど職業選択の可能性は開けています。 反対に言えば、オート運転手になったということは、上の学校へ行く経済力も学力も努力もない人である可能性が高く、それが問題なのです。ご両親が工場経営者というのが事実ならば、私に言わせればマイナスポイントでしかありません。親の稼業が嫌いでも経済的に問題がないとすればそこそこの努力で他にいくらでも職業を選ぶことはできたはずですから。 夫の両親の生業は農業で貧しく、夫は小学生の頃から学校に行くバス代のため、近所の友人宅で農作業を手伝って日銭を稼いでいたほどです。働きながら勉強して大学まで進学し、兄弟姉妹で協力し合いながらそれぞれが現在の地位を得ました。インドで人を顎で使っていた夫が、日本へ来て工場の現場仕事でも不自由な日本語でも理不尽な差別を受けても頑張ってくれたのは、そういう苦労と努力をして這い上がってきた人だからだと思います。