わが国のWikipediaはセルライトは美容業界用語であり、医学的にそのようなものはないと
断じていますが、
アメリカのWikipediaは、セルライトについてもっと詳しく記述しています。
それによると、セルライトは主としてエストロゲンによって引き起こされ、
ほかにインスリン、カテコールアミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、
甲状腺ホルモンの影響も考えられるとされるが、確たる証拠は見つかっていない。
アメリカではたくさんの治療法が開発されているが、それらを調べた結果では、確実な方法がなかったとされています。
このように、アメリカのWikipediaの記述でも、セルライトについてはっきりしたことが書かれていませんが、
アメリカで、ある大学が自校の学生向けに摂食障害やダイエットについて解説しているサイトを運営していて、
そのセルライトのページには、セルライトの仕組みと治療のしかたが詳しく書かれています。
以下は、そのページの要約です。
セルライトは、皮下脂肪やコラーゲンの切れ端などです。
皮下の脂肪組織は毛細血管の回りにあって、流されないようにコラーゲンで囲まれています。
女性ホルモンのエストロゲンにコラーゲンの結合を弱める作用があります。
セルライトが女性特有の現象であるので、エストロゲンの作用が主な原因であることは明白です。
エストロゲンの作用でコラーゲンの結合が弱くなると、脂肪細胞が遊離し、
セルライトになります。
ホルモン療法
エストロゲンがコラーゲンの結合を弱めるためにセルライトができるのですから、
ホルモン療法で予防できることが考えられますが、
エストロゲンを抑えるとカルシムの吸収率が悪くなり骨密度に影響が出るおそれがありますし、出産時の子宮の柔軟性に悪影響がでるおそれがあるので、そのような療法は行われていません。
運動療法
エストロゲンが結合組織を弱くすることがセルライトの原因ですが、
エストロゲンの分泌量が同じであっても運動習慣のある人はセルライトが少ないので、
リンパの循環がセルライトの原因になっていることが考えられます。
運動しない人は、リンパの循環が悪いので、皮下に貯まった老廃物の排出が悪くなり
水分がたまって浮腫みになります。
この浮腫みがセルライトの排出の邪魔をしていると考えられるのです。
良くない食事
食事で糖質を摂りすぎると、余った糖質が中性脂肪になり皮下脂肪に蓄えられます。
脂肪と水分で膨らんだ体脂肪はリンパの流れをじゃまします。
膨らんだ脂肪組織がコラーゲンの繊維を伸ばして結合を弱くします。
リンパの流れを悪くすることと、コラーゲンを引き伸ばすことがセルライトの原因になります。
セルライトの解消
セルライトは思春期、月経期間、更年期.に顕著になるので、女性ホルモンが関係していることは間違いないようです。
痩せた人でもセルライトで苦労する人がいますし、肥満していてもセルライトがまったくない人がいますから、
肥満とセルライトは直接関係がないようです。
若い人に少なく、年をとると多くなります。
まだ、セルライト除去に効果的な成分やクリームは開発されていません。
あなたのセルライトがまだひどくないなら、高価な商品の購入をやめて、
次の６つを実行するのがベストです。
１．食べものに気をつける。
・身体の脱水に気をつける。１日に２リットルの水を飲む。
・コーヒー、アルコールの摂りすぎを避ける。
・食物繊維を１日に３０ｇ摂る。
・フレッシュな果物を摂る。
・できるだけ自然食品にする。
２．禁煙する。
３．ダイエット剤、総合保健薬、睡眠薬、抗不安剤、利尿剤を止める。
４．戸外で毎日運動する。
５．ストレス解消エクササイスを日課にする。
６．リンパマッサージ。
・ふとももを股関節に向けてマッサージする。
・ふくらはぎを膝に向けてマッサージする。
・足首を動かす。
・足指、足裏をマッサージする。
注：
脂肪細胞は毛細血管の回りににつながっていますが、
セルライトは毛細血管から遊離した脂肪細胞なので、運動で消費することができません。
この点で、セルライトは運動では取れないというエステシシャンの言い分は正しいといえます。
しかし、マッサージ以外に取れないというわけでもありません。
私の嫁さんは以前はセルライトがたくさんありましたが、長年プールに通っているせいか、
最近はほとんどなくなりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。しこりはありませんでしたが、冷え性とかもあるので少し血行は悪い方かもしれません。あと、前に整体でリンパの流れが悪いと言われたこともあるので、もしかしたら関係があるかもしれませんね(^。^;)URLもありがとうございます。参考にさせていただきますm(_ _)m