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虫垂炎を散らした後の再発について
先日、虫垂炎を患い、抗生剤で散らしていただきました。当然、再発の恐れもあり、ひどい場合は手術との事で退院をしたのですが、一般的にどういう時に、また、あのような痛みがでるのでしょうか?また、症状によると思いますが、散らす処置は何回ぐらい出来るものなのでしょうか?再発防止に気をつける事等あれば教えていただきたいです。 うまく文章に出来ず申し訳ありませんが、ご回答宜しくお願い致します。
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施設によって考え方など違うかもしれませんが、うちの病院では虫垂炎は再発した場合はope(手術)が基本選択肢ですね。散らす処置は初発の時だけで再発の際に散らしたのは見たことがありません。何回も抗生剤で散らすぐらいなら虫垂を取ってしまった方が楽ですし、また痛みが出るかもしれないという不安もなくなりますから。 再発を防ぐ方法に関しては確立されたものを聞いたことはありません。虫垂という部分は盲端になっていて流れが滞留しやすいため細菌の繁殖の場となりやすく、炎症が起きやすいのですが、このことは虫垂自身の解剖学的構造によるもので防ぎようがありません。つまり虫垂が存在する限り再発の恐れはあります。そしてそれを根本的に解決するためにはopeして虫垂を取り除くしかありません。 以下、参考までに。 appe(虫垂炎)の人は今までに何人も見ましたが、外科医は手術になるかどうかをいわゆる“ope腹”であるかどうかで判断しています。“ope腹”とは、単純に言えば、反跳痛が強いかどうか(=手でお腹を押さえていった時よりも手を離した時に痛みが強いこと)、筋性防御があるか(手でお腹を押さえた時に腹筋の抵抗でお腹がカチカチに感じること)ということでこれらがあってその症状が強ければ虫垂炎からお腹全体に炎症が広がってしまう腹膜炎を起こしかかっている(もしくは起こしている)わけですぐにopeが必要となります。 また、病院に来た時点でope腹でない人の場合はまず入院させ、とりあえず抗生剤、禁食、補液で様子を見て炎症を示す血液検査のCRPという値や白血球(WBC)数が上がってこないかどうか数日観察して問題なければそのままopeせずに退院となるケースもあります。貴方の場合がこのケースでしょう。 ただ、最初、ope腹でなくてもCRPやWBCが上昇してくるケースもよくあります。この場合は積極的にopeを行います。虫垂という部分は人間にとっては痕跡器官であり、何の働きをしていないのでとってしまっても問題ないわけですからそれを切除するにあたってメリットはあってもデメリットは考えられずためらう理由がないからです。 虫垂切除術は現在では非常に小さな創で行うことができるopeで手術時間も基本的には30分~1時間であり、安全性も高いopeです。また最近では臍の穴から内視鏡とその他の鉗子を入れて行い、傷を残さないSILSと呼ばれるope方法を取り入れている病院もあります。 いずれにせよ通常、入院~手術~退院まで1週間前後で済む危険性の少ない手術ですのでもし今後手術することになった場合でもご安心を。
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- x1va
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私の場合は1~2年に1回の割合で再発して、4回目くらいに破裂して手術でした。 気をつけるようなことは特に言われなかったですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 破裂ですか・・・・ 言葉を聞く限りとても怖く感じます。 手術までは何年かの間があったわけですね。 参考になりました。
お礼
分かりやすく、詳しいご回答ありがとうございました。 私(女性)は、後数年は体に傷をつけたくない、と思いが強い反面、激痛、嘔吐への不安もありました。 注射も怖くてたまらないのに手術なんて・・・という思いもありますが、頂きましたアドバイスを読み、色々な意味で安心しました。 医師の方々は、患者の個々の感情を深く考えていては仕事にならない、と思いますし、精神的にも持たない職業だということが素人の私にでも分かりますので、このような場で、直接言い難いこと、聞き難いこと等のアドバイスをいただけて精神的にとても助かりました。 ありがとうございます。