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古い本
私は学校で図書館司書をしています。 34才の女性です。 20年くらい前に出版された古い本について尋ねられることがあります。例えば、「村上春樹のノルウェイの森は、20年前に出版されたのに、なぜ今ブームなのかな」とか。わたしはその頃中学生。当時のことはよく分かりません。また、「デアゴスティーニから20年前くらいに出たグレートアーティストという雑誌は週刊か隔週で発売か」相手は私の年齢は考えずに聞いているのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
同年代、同業者です。 質問文からは、質問者さまが、 どの校種で、司書として何年ほどの経験がおありなのか、司書業務を専任でなさっているのかなどが判断できませんでしたので、回答としてずれているかも知れませんが、参考になればと思い回答させていただきます。 まず、図書館利用者は、図書館司書(質問者さまを含め)が何歳に見えようと、実際に年齢や経験値がどうだろうと、司書に対し、“欲しい情報を持っている、情報を探す術を心得ているプロ”として相談にやってきます(そこまでハッキリとした認識がなくても、聞けば何かを教えてくれる人…くらいには思ってますよ)。 というわけで。 今回の利用者からの質問は、質問者さまの「実年齢」や「見た目年齢」に対して発せられたものではなく、質問者さまの「司書(図書館員)としての経験や知識、能力」に対して向けられたものだと思います。 そう考えると、(答えられない質問があることは仕方がないにしても)ここがプライドのかかりどころなので、少し時間をいただいても、回答を示す方が、より望ましいと思います。 図書館司書が、利用者すべての疑問・質問に的確に答えられるわけはありませんが、やはり、図書館司書である以上、年齢や経験値に甘えることなく、常に、利用者に対してより良いレファレンス・サービス(最近ではインフォメーション・サービスとも言われ、ますます提供する情報の幅が広がっていますが)を行うための努力が必要だと思います。 確かに学校図書館は、ときどき「え!?」というような質問に出会いますね。すっごいアバウトだったり、かぐや姫の要求並みにハードル高かったり。でも、それをクリアできたときの達成感は、司書としてやりがいに繋がる部分でもありますよね。そういった経験のひとつひとつが、自分の技量を高めてくれるだけでなく、信頼される司書としての立場も作ってくれると思います(そうして、またまた、難題を持ってこられるのですが…;) お互い、より良い図書館づくりを目指してがんばりましょうね。
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- tamausagi
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当方も大学図書館司書として働く同年代女性です。 他の回答者さんたちと見解はだいたい同じですが、私としてはこのような質問を困り度至急で立てられたことが気になります。 特定の人物に無理難題に思えるレファレンスを次々受けていて精神的に参っているのではないかと心配です。 学校の司書をしていて今回のような例を投げかけてくるのは、たぶん学生・生徒ではなく、教職員か、大学にやってくる一般登録の利用者でしょう。 もし見当はずれだったらすいません。 村上春樹の例ははっきりこうだからだ!という回答はないでしょう。 『1Q84』がとにかく売れていて、次に日本人でノーベル文学賞を取る人がいるならそれは村上春樹だと言われているくらいなので、代表作でもある『ノルウェイの森』もリバイバルヒットしている、とはいえますが、じゃあなんで売れてるかといわれると、それは社会学者がいろいろいうことであって司書が分析することではありません。 また今のブームについてちょっと話を振られているだけで、過去の事を聞かれているわけでもありません。 売れるとそうした「何故?」も増えますので、それを当て込んだ本も出ますよね? そういった方には「ご興味がおありでしたら、村上春樹研究の本もいくつか出てるんですよ」と薦めてあげればいいんです。 ディアゴスティーニの件は、雑誌としてはちょっと特殊なので(そもそも終期が決まっている時点で雑誌じゃないと思うし)確認が必要ですが、司書であるならば、そして職場でNACSISデータを使っているのであれば検索や確認の糸口はわかるはずです。質問者がどうしても全100巻が全て週刊発売だったか確認したいのであれば、最終的にはNDLに製本したものがあるわけですし、NDLに現物確認依頼をかければいいですよね? そこを「私の年齢も考えろ。なんでそんな古いこと聞くの!?」というのは司書としてどうでしょう。 レファレンスの仕事はもちろん広範だし向き不向きありますけれども。 ここだけ聞くと本当に司書の資格を持ってるのか疑います。(で、冒頭の懸念になるのですが)
お礼
ご回答ありがとうございます。本当にこのような質問を困り度至急で立ててしまったこと情けなく思います。ご心配いただいた、無理難題を・・というようなことはないので大丈夫です。ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。司書の資格を本当に持っているのか疑われても仕方ありません。また、私は中学校に勤めていまして、この質問は教職員から出たものです。普段から接している先生で、余計に意識してしまっていました。20年前・・というのも微妙に昔な感じがしまして。この先生は私が知っているとは思っていない口ぶりでした。「20年前の資料なんです。雑誌ではありません。冊子です。週刊だったかな、隔週だったかな・・」というような感じで言われただけなのに一人で気にしていました。もう少し司書としてプライドを持って仕事をしないといけませんね。
補足
古いことを聞かれるのは構わないです。「調べてください」と言われればいいのですが、知っているように思われたのかと思って。
- Ae610
- ベストアンサー率25% (385/1500)
基本的に、ご質問者様が「例え」で出されたような質問を、図書館関係の方々に対してする事は珍しい(イレギュラーである!)ように思う。 そんな主観的な質問には答えられないのではと思う。 普通は、その図書館に、自分が捜したい・見てみたい書籍や文献などが「あるのかないのか?」という聞き方をするように思う。 当方の場合で言えば、図書や文献などの分野・年代に拘わらず、閲覧の可否を司書の方の年齢・性別など関係なく聞くし、答えを要求する。 その時に「分からない」などと答えられると、がっかりする事はあるように思う。 雑誌の販売方法が、司書の方が心得ておくべき必要情報なのかどうなのかは、素人なのでよく分からないのだが、「どう思うか」などの質問には、別に答えられなくても良いように思う。
お礼
利用者の方が図書館司書に抱いているイメージを覆さないように頑張ります。ありがとうございました。
- pandaApple
- ベストアンサー率61% (253/413)
図書館の司書さんなんですよね。 だとしたら、年齢なんか関係なく、「司書だから知っているだろう。当時のことを知らなくても、司書なんだから調べて答えてくれるだろう」と思って聞いているんだと思いますよ。 一般人の図書館の司書に対するイメージは、 「本のことなら何でも知っている。もし知らなくても、調べ方を知っていて、すぐに回答してくれる。我々一般人では難しい調べものも、司書ならコツが分かっていてきちんと対応してくれる」 です。 司書なら、明治時代の本のこと、江戸時代の本のことを尋ねられることもあるでしょう。その時に「私のことを何歳だと思って聞いているのかしら」と思いますか? ちなみに、『ノルウェイの森』が現在何故リバイバルしているかは、司書さんでなくても知っていることだと思います。 近所の書店のアルバイトさん(大学生)でも知っていましたよ。 飲み屋さんか何かで、あなたが図書館司書ということを知らずに聞いているならいざしらず、図書館司書であることが分かっていて聞いているのであれば、年齢に関係なく、司書としての経験を駆使して、答えることができるのではないでしょうか。
お礼
おっしゃる通りです。 中学校に勤めていまして教職員からのレファレンスです。全く初めての利用者ではなく、普段から話をしているのですが、20年前のことを知っていると思われたように感じたのです。ノルウェイの森の話は単なるコミュニケーションでしょうね。雑誌の話は、図書館に入れてほしいということでした。これも、ただ単に週刊だったかなあ、隔週だったかなとふと思って独り言のように言われたのだと思います。でも、司書だから昔の雑誌でも知っていても不思議はないんですよね。
お礼
ありがとうございます。司書としてレファレンスの大切さや、草の根分けても探し出し提供するという精神は分かっているつもりです。 ですが、年齢へのこだわりが仕事にも影響を及ぼし、自分でも情けない限りです。目を覚まさないといけませんね。
補足
校種は中学校で専任です。10年の経験があります。