- ベストアンサー
インフルエンザの飛沫感染。くしゃみ等でテーブルに付着した病原体が、感染力を失うまでの時間は?
新型インフルエンザにかかっている人が くしゃみをするなどして、 テーブルに インフルエンザの病原体が付着したとします。 テーブルが そのまま拭かれずに放置された場合、 テーブルに着いた病原体が感染力を失うまでには (テーブルを触っても 感染する危険性が無くなるまでには)、 どのくらい時間がかかるのでしょうか? ソースを示して、お答えいただけると幸いです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
獣医師でウイルスに専門知識を有します。 ソースを示せ、ということは、示されたソースを読解する能力がおありだという前提で示しますが、用語やデータの解釈の仕方等、補足する必要があれば再質問して下さい。 http://www.nakashima-foundation.org/kieikai/pdf/17/07.pdf これはヒトのインフルエンザではなく鳥のインフルエンザウイルスでの報告ですが、質問者さんの質問意図には最も適切なソースかと思います。この報告ではH5とH9の2種類のインフルエンザウイルスを使用していて、ウイルスによって結果がかなり異なっています。 著者もこの違いが株によるものなのかウイルスの種類(ここでは亜型)によるなのかは判らないと考察しています。どちらにしても、ヒトのインフルエンザはこれはこれでまた違う、ということになるでしょう。 というより、同じ実験を違う誰かがやれば、また違う結果が出てくるでしょうけど。 まあ少なくとも「乾燥すればウイルスは直ちに死滅する」というものではないことは確かなようです。25℃では3日あるいは7日間ウイルスが生残しているという成績ですから。 それでも、これは「テーブルに付着した飛沫に含まれていたウイルスが7日間生残する」ということには直結しませんが。 考察でも触れられていますが、「液中のウイルスの生残性」には、その液の組成が大きく影響します。自然状態でウイルスが含まれる飛沫は気管分泌液や唾液を含んでいて、実験で使用された培養液とは大きく異なります。 まして唾液には抗ウイルス作用がありますから、自然状態ではウイルスの生残性は実験状態よりは低下するでしょう。 なお、この質問は「ウイルスが感染力を持っているのはどのくらいの時間か」ということなので、実際に感染が起きるかどうかという問題はここでは考えません。それは宿主側の要因も関係する話になるので、質問からはずれてしまうからです。 あくまでウイルス側の要因として「感染力を保持しているか否か」だけを考える、ということです。
その他の回答 (1)
乾けばほぼ死滅します。 明確な時間はそのときによりますから。 もしさわってもきちんと手洗いすればよい。 ウィルスにさわる=感染ではありません。 本人の体力・免疫力次第で決まります
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
専門的なご回答、ありがとうございました。 ソースというのは、「このホームページにこう書かれているよ」程度の ものをイメージしていたのですが、詳しいものをありがとうございました。 かなり長い間、残存するのですね。