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レンズの違い
よろしくお願いします。 ズームレンズ、望遠レンズ、マクロレンズ(望遠?)の区別とは、どのようになっているのですか?あと、特徴など教えてください。
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まず、画角(撮れる範囲)の違いで、広い順から広角レンズ、標準レンズ、 望遠レンズがあります。これらは通常「写る範囲が一定」のレンズを指し ますが、写る範囲を変えられるレンズもあり、ズームレンズと言います。 ズームレンズは「変えられる」写る範囲が主にどこのあたりかで、広角 ズーム、標準ズーム、望遠ズームがありますが、最近では広角~望遠まで 一気に画角を変えられる「高倍率」ズームも発売されています。ただ、 「写る範囲を変える」ために、光学的には無理をしている面があり、画像 が微妙に歪んだり、暗い所で使いにくくなったりしますので、ズームでない (一括して単焦点と言うこともあります)レンズも、出番はあります。 なお、これらのレンズは通常「最短撮影距離」というものがあり、あまり 近くのものまでは撮影できません(CCD面から被写体まで50cmくらいまで と言うのが普通です)。これをレンズのすぐ近くまで撮影できるように したのが「マクロレンズ」です。マクロの場合、「広角マクロ」という のはなく、殆どが「やや望遠」なので、一般的に「マクロレンズ」と いう場合は「やや望遠」のレンズを指す場合が多いです(標準マクロも ありますので、この辺の区別は結構あいまいです)。 あと、高倍率や標準ズームは、大概の場合内部のレンズの動きを調整して 「マクロレンズに近い撮影距離」まで近寄れるものが多いです。オマケの 機能とはいえそれなりに使えますので、ある意味万能レンズになります。 そのせいで「標準ズーム」が一眼レフの標準オプションとして付いて来る 場合が多いんですよ。 ということで、広角・標準・望遠の「単焦点」レンズは、暗い所で撮ったり 歪みなどを嫌う「気合いが入った」撮影で使うことが多く、「高倍率」や 「標準」ズームは、スナップなどの持ち歩き用として使うことが多いです。 広角ズームや望遠ズームは、広角・望遠の単焦点レンズの代わりとして 使う場合が普通ですね。マクロは「虫や宝石など小さいものをアップで撮る」 特殊な用途専用のレンズになります。
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- kuma-gorou
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既に、適切な回答が寄せられていますので、補足程度に止めます。 標準レンズや望遠レンズと言う呼び方の元を正せば、ライカが映画用の35mmフィルム2コマ分をフォーマットとしたレンジファインダーカメラを開発、50mm(正確には、51.6mm)レンズを標準レンズとした事に起因します。 そして、これより焦点距離の長いレンズを望遠レンズと呼ぶ慣わしになりました。 更に、85mm前後のレンズを中望遠または長焦点レンズ。135mm前後を望遠レンズ。300mm超えレンズを超望遠と呼びます。 勿論、きちんとした定義は有りません。あくまで慣習です。 マクロレンズとは、狭義では、最大撮影倍率が1/2以上のレンズを指します。 ただ、ズームレンズの最短撮影距離を短縮したものにマクロの名前を被せるメーカーもあります。 勿論、前者のマクロレンズとは意味合いが異なりますので混同される事の無いようご注意下さい。
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とても、専門的なお答え頂き、勉強にもなりありがとうございました。
- srxmk3pro
- ベストアンサー率53% (527/980)
光学理論を聞きたいわけではないでしょうから・・・ 一昔前の普通のフィルムのカメラのたとえで話をします。今日のデジタルカメラのスペックでも「35ミリ判換算」で説明されています。 まず標準レンズと呼ばれる存在があります。人間が自然にものを見た範囲を写せるレンズです。人によりその範囲は違いますが、焦点距離という用語で35~60mmのレンズが該当します。 この焦点距離が60mmより大きい(=狭い範囲が大きく写る)レンズが望遠レンズ、35mmより小さい(=広い範囲が小さく写る)ものが広角レンズと呼ばれます。 ズームレンズはこの焦点距離を変更できるレンズです。 通常の撮影でよく使う焦点距離をカバーしたものを「標準ズーム」、アップで撮影するのに便利な望遠領域に特化したものを「望遠ズーム」、標準ズームより望遠域を広げたレンズを「高倍率ズーム」などと呼びます。 ところで、ものを大きく写す場合、焦点距離による写る範囲の大小とは別に、写すものにどれだけ近づけるかという問題があります。 通常の場合より接近できる機能が「マクロ」機能と呼ばれます。 「マクロ」機能に特化して設計されたレンズが「マクロレンズ」です。 撮影倍率で0.5倍以上のものが一般的です。なおこの撮影倍率はフィルムなりCCD上での倍率ですから、実際のプリントでは0.5倍でも十分な拡大撮影です。 マクロレンズのうち焦点距離が60mm以上のものを「望遠マクロ」と呼びます。 また0.5倍に届かないまでも、通常より近づくことが可能な場合、広角レンズやズームレンズでも「マクロ」という表現を使います。
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とても、専門的なお答え頂き、勉強にもなりありがとうございました。
- E-Dec
- ベストアンサー率58% (852/1452)
非常に分かりやすく的確な回答がありますので、少し専門的な立場から… ズームレンズというのは、光学的に構成レンズの一部を光軸に沿って移動し、 像面の位置を変えずに連続して焦点距離を変化させることのできるレンズを 指します。 言い方を変えれば、可変焦点(バリフォーカル)レンズのうち、焦点移動のない またはこれを補正しているレンズのことです。 望遠レンズとは、光学的には望遠構成(テレタイプ)を採ったレンズのことを指し、 望遠比が1未満のレンズのことを指します。意外に思われるかもしれませんが、 焦点距離や画角で規定されている訳ではないんです。 望遠比が1未満であれば、画角が広くともそれは光学的に望遠レンズとなります。 マクロレンズには光学的な定義がありません。 一般的には1/2倍、あるいは等倍撮影のできるレンズを指します。 少し難しいお話かと思いますので、参考程度に....
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とても、専門的なお答え頂き、勉強にもなりありがとうございました。
- chiizu2
- ベストアンサー率41% (164/400)
おおざっぱに分類すると 同じ所から被写体を撮影したときに 望遠レンズ 遠くの被写体を大きく撮す 広角レンズ 近くの被写体を広く撮す マクロ(接写)レンズ 小さい被写体を大きく撮す ズームレンズ 被写体の大きさを変えられる 今はどうか知りませんが 昔のカメラで言うと 焦点距離が35ミリを標準レンズとして それ以上長いものを望遠レンズ 短いものを広角レンズとしていました 絞り値とかの関係もありますので一概にはいえませんが 一般的に焦点距離が長くなるほどピントの合う範囲が狭くなるので ポートレートなど人物は望遠系のレンズを使うと背景がぼけて きれいな写真が撮れると言われていますし 集合写真などは広角系のレンズが広く映るので向いている と言われていました マクロレンズについては たとえば花とか昆虫とかを大きく撮りたいときに カメラがあまり近づくとピントが合わなくなってしまいますので それをあわせる事が出来るレンズで デジカメや携帯のカメラの接写モードと同じ事です ズームレンズはデジカメの光学系○倍ズームとかありますが それができるレンズのことです 私事ですが 昔一眼レフを使っていたときには 普段使いのレンズとして 28mm~135mmのズームレンズを使っていました 詳しくは カメラメーカのホームページを見て下さい
お礼
とてもわかりやすく、勉強になりました、ありがとうございました。
- Hiyuki
- ベストアンサー率36% (2604/7183)
ズームレンズ: 焦点距離、ようするにレンズでとらえられる範囲を狭くしたり広くしたりすることで、物を大きく撮ったり することのできるレンズ。焦点距離が変えられるレンズは全てズームレンズです。 当然利用範囲が広く、使い勝手の良さが利点。 欠点はレンズ内にたくさんのガラスレンズを使って焦点距離を変えることから、サイズが大きくなりがちな点と 暗くなる(暗いところでの撮影に不向きになる点です) 望遠レンズ: 焦点距離が長く、遠くの物を拡大して見ることができるレンズです。 どこからが望遠という定義はないです。遠くの物を撮影する場合とともに、ピントが合う範囲が狭くなることから 背景がぼやけるため、対象だけを浮かび上がらせたい、たとえば人物撮影などに向きます。 ズームレンズでも焦点距離の長い物は望遠レンズに入りますが、一般にズームレンズではない、単焦点の レンズを指すことが多いです。 マクロレンズ: 通常のレンズよりも物に近寄って撮ることができるレンズです。これも細かい定義はないですが、 昔であれば35mmフィルムに映した映像が実物と同じか半分ぐらいの大きさになるぐらいに拡大できるレンズです。 望遠とは違い、焦点距離は短めのものがほとんどで、イメージとしては望遠鏡と顕微鏡の違いと思ってもらって良いかと。 用途は、小さな物体を撮るためで、花とか昆虫といったものが多いと思います。
お礼
とてもわかりやすく、勉強になりました、ありがとうございました。
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とてもわかりやすく、勉強になりました、ありがとうございました。