>マクロレンズは F 値が小さければ 小さいものに接近して取れると思っているのは間違いなのでしょうか 、 私はマクロを特に重視したいのですが・・・
F値とは、レンズの絞り開放時に光を通せる量の値であり、レンズの明るさともいわれるものです。
絞りの効果は、被写界深度(ピントの合う前後の幅、詳しくはググってください)の調整、また、F値の小さな明るいレンズは、開放時に多く光を通すことができるので、早いシャッター速度が使えるという事です。
また、F値の小さな明るいレンズは、大きく重くなるうえに、高画質タイプの高級レンズとなっていることが多い。
マクロに関しては、レンズの最大撮影倍率をみれば一目瞭然。
最大撮影倍率(これも詳しくはググってください)が1倍なら1cmの物が撮像センサー上に1cmの大きさに描写されます。
0.5倍なら1cmの物が0.5cmの大きさに描写されます。
マクロレンズの定義は、おおむね0.5倍より大きく写せるものです。
ズームレンズでも「マクロ」の名をつけているものがありますが、多くはズームレンズの割には大きく写せる(0.3倍程度)ですし、ズームの望遠側のみでマクロ撮影可能と言うものがほとんどなので、70-300mmズームマクロなんていうズームレンズでは300mmでのマクロ撮影なんて、手振れ補正機能が搭載されていても、かなりしっかりした三脚を使用しないとブレてまともに写りません。
しかも、オマケ機能なので、絞り開放では画質低下が著しいので(逆手にとって画質低下を作画に用いるのもあり)、数段絞らないと(300mm時の開放F値が6.3ならF11程度まで)締まりのない描写になったりします。
マクロ撮影には専用のマクロレンズを用いた方使いやすいうえに高画質です。
マクロレンズには一般的に標準マクロ(35mm判フルサイズ換算50mm前後)、中望遠マクロ(同100mm前後)、望遠マクロ(同180~200mm前後)の三種類があり、SONY Eマウントでは、標準マクロがE30mmマクロで2万ほど、中望遠マクロがFE50mmマクロで5万弱、望遠マクロと言うには少し短いですが、FE90mmマクロで10万超。
いずれも等倍撮影が可能。
詳細はSONYのHPで確認してください。
最短撮影距離も記載されていますが、これはレンズ先端からでなく、ボディの撮像センサー面(カメラボディにマークがあります)からの距離です。
焦点距離(〇〇mm)の数値が小さいほど、被写体に接近することになり、撮影者やカメラの影が映りこんだり、昆虫などでは近づきすぎて逃げてしまうことが多くなります。
使いやすいのは、中望遠マクロでしょう。
ちなみに、レンズ先端から被写体までの距離は「ワーキングディスタンス」といい、焦点距離に関係なくレンズ先端から被写体まで何cm寄れるかで、コンパクトデジカメやスマホのカメラ機能の売り文句で「レンズ先端から〇cmマクロ!!」にしているものもありますが、これらの多くは広角側での数値なので、実際に撮れる写真は思ったほど大きく撮れない、陰になってうまく撮れないという事になります。
どうしてもソニーα6000に拘るなら、パワーズームレンズキットにFE70-300mm、FE50mmマクロを揃えることで希望は叶うでしょうが、ファインダーのないミラーレスで300mm望遠での手持撮影、等倍近くのマクロ撮影の手持ちは無謀。
上級者でも難しい。
がっちりした三脚を正しく使用して、リモートケーブルやリモコンでシャッターを切るくらいの慎重さが必要となります。
カメラとレンズで合計23万ほどになりますけど。
一体何を撮影するのですか?
お礼
この度はとても丁寧な説明を長々と書いていただいてありがとうございました。
補足
この度は 大変真剣に様々なことを教えていただいてとても感謝しております、 写真に対する姿勢も 私は少し甘かったようです、本格的に写真をしたいと思ったら やはり基本が大切です 今回は質問して良かったです、とても勉強になりました ありがとうございます。 昨日ビックカメラでカメラを購入しました、 販売員の方に自分の写したいものをはっきり告げ 結果購入したものは、 「キャノンOM-D EーM5II 」通常のレンズは使わないと思ったので 購入せずに 「望遠レンズ75-300mm」 中古を入れたので 12万円で購入することができました、 それを買って帰り、説明書を見ずに試し撮りをしてみたのですが 普通に、以前のように綺麗に撮ることが できたので、私にはとても合っている機種のように思いました これから説明書を読んで 一つ一つ覚えていこうと思います この度は本当にありがとうございました。