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キム・ヨナ2008-2009SPの再使用について
新聞記事で読んだのですが、「オリンピックシーズンに向けてのSPとして、007だけでなく前季のSP死の舞踏も練習している、007が合わなかったら死の舞踏に戻すかもしれない」という趣旨の報道がされていました。 確かに素晴らしい評価をうけたSPですし、戻したい気持ちも分かるのですが、それってOKなんでしょうか? 他の選手はオリンピックシーズンに向けて新しいプログラムを一生懸命練習しているのに、なんかずるいんじゃないかな~って思ってしまうのですが、素人考えなのでしょうか…。 フィギュアスケートに詳しい方、どなたかご回答をお願いします。
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補足 様式化された定型の脚本に基づいている古典的なオペラやバレーの場合は、脚本に忠実に演ずることがむしろ評価されることも有り得ますが、フィギュア・スケートで、あるシーズンに、あるプログラムが高評価を得たとしても、音楽だけでなく、技や演技まで、全く同じにすればそこそこの得点は得られるかもしれませんが、同じ高評価が得られると確信できるほど、フィギュア・スケートの採点システムは甘くはありません。 オリジナリティーや独創性も評価の対象になる現在の採点システムでは、同じプログラムにしたことにより、むしろ過去の自分の演技とすら競合しなければならないかもしれません。 同じプログラムにすると言うことは、同じ音楽の基に、如何にオリジナリティーと独創性を加味するかと言う、新しい課題を抱えこむことであり、スケーターにとっても振付師にとっても、若しかしたら、新しいプログラムを振付けるより大変なことかもしれません。
その他の回答 (4)
同じプログラムを使いまわすのは、トップ選手にはよくあることです。 1994年のリレハメルオリンピックの女子フリーでは、実に上位5選手のうち4人までもが、前年と同じプログラムで演技しました。 すでに評価を得ている演技を使うのは、無難ではあります。 フィギュアは選手の知名度で点数が変わるほど、「先入観」がポイントに大きく影響するスポーツですから、前年と同じ曲を使うのは理にかなった作戦なんですよ。 新作をいきなりオリンピックシーズンにぶつける方が、リスクが高いのです。 プログラムをこなしきるまでに時間もかかりますし、グランプリシリーズでいまいちの評価であっても、そこからまた変えるのは労力もお金もかかります。(振付師への依頼料は莫大です。) まあ、その場合はほとんどの選手は過去の「名作」プログラムを使いまわすのですが。 この経緯でオリンピックメダルを取った選手は数知れず・・・です。
お礼
なるほど。 振付師への依頼料って、そんなに高いんですか…。 確かに、理にかなった作戦なんですね。 ありがとうございました!
- monaruka
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勿論OKです。と言うのは、フィギュアスケートで同じプログラムと言うのは単に同じ音楽を使っていると言う程度の意味しかないからです。 古典的なオペラやバレーなどでは、様式化された一定の脚本が存在するので、プログラムと言う場合は音楽だけでなく、技や演技などが拘束されるのですが、フィギュア・スケートには普遍的な脚本はありませんので、同じプログラムと言っても、単に同じ音楽を使っているというだけで、技や演技の内容には全く拘束がありません。 荒川選手は2001-2002シーズン、2003-2004シーズン、2005-2006シーズンのフリー・スケーティングの音楽に同じ「トゥーランドット」を使用したので、いわば同じプログラムでしたが、単に音楽が同じと言うだけで、技や演技の内容には全く関連がありませんでした。 実は、2005-2006シーズンのフリー・スケーティングの音楽は当初、「幻想即興曲」でしたが、逆に技や演技の内容はあまり変えずに音楽だけを「トゥーランドット」に変えたと言われています。荒川選手の説明によると、「当初の音楽は気に入っていたのですが、音楽を聴いてしまうと、逆にジャンプのタイミングが取りにくくなってしまうのと、トゥーランドットに縁起の良さを期待したため」との事でした。この時は、ショート・プログラムも技や演技内容はあまり変えずに音楽だけを「パガニーニの主題による狂詩曲」から、「幻想即興曲」に変更しています。 このように、フィギュア・スケートのトップクラスのスケーターにとっては、プログラムの変更は、必ずしも、技や演技内容までイコールであることは意味せず、むしろ、タイミングやリズムや縁起などを重視していることが多いので、私達も、単純に、同じプログラムだから楽と決め付けるのではなく、むしろ、同じ音楽で如何に異なる演技を見せてくれるかを期待した方が良いと思います。
お礼
過去にも結構行われていることなんですね! 初めて知りました。とっても勉強になりました! ありがとうございます!
- strychnine
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戦略的に全然OKです。 完璧なプロになるかもしれませんが、観客に飽きがくる可能性もあります。一長一短です。
お礼
なるほど…。 昨年とまったく同じ評価が受けられるというわけではないんですね。 ありがとうございました!
>それってOKなんでしょうか? カロリーナ・コストナーが二期連続、同じプロをやったことがあります。 別に禁止ではありませんよ。
お礼
ルール的には問題はないんですね! ありがとうございます!
お礼
過去の自分と戦う、ですか…。 それもまた大変そうですね。 フィギュアスケートのプログラムって、奥が深いですね。 分かりやすい補足ありがとうございました!