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スポーツ選手、ピークはどうやって合わせるのですか?
フィギュアスケートが好きでよく見ています。 よく「ピークをオリンピックに持ってくる」とか「世界選手権にピークを合わせる」などと聞きますが 具体的にはどのような方法でピークを合わせているのでしょうか? フィギュアスケートはもちろんですが、他のスポーツについても 何かご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。
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競馬のお馬さんの基本的なローテーションは、放牧させて気分をリフレッシュしてからレースをいくつか使っていって「叩き三戦目」と呼ばれる放牧明けから3つめのレースが本命のレースになる、というのが一般的です。 しかしお馬さんも個性がありますので、中には「鉄砲」と呼ばれる放牧明けの最初のレースがえらく調子がいいというお馬さんがいます。こういうお馬さんを「鉄砲がきく」といいます。また中には叩き三戦目どころかもっと使っていかないとシャンとしないのもいるし、まるでオセロのように走る、走らない、走る、と交互になるタイプもいます。また一度調子が良くなるとピークが長いお馬さんもいれば、「走るかは知らないかはゲートを出てみないと分からない」なんて気まぐれなタイプもいます。 人間も同じようなものです。どのような競技もシーズンがあります。フィギュアスケートの場合は冬ですよね。そうするとフィギュアスケートの選手にとって夏はオフシーズンとなるわけです。そして冬季オリンピックがあればだいたい今ぐらいの時期ですから、ここらへんの調子の頂点に持っていくのが理想なわけです。もちろん、大きな大会というのは事前に決まっていますからそれが別の時期にあればそこをピークにしていきます。 しかしどういうピーク曲線を描くかは人それぞれなので、自分に合ったペースでその目標となる大会に合わせて調子を作っていくのです。だいたいそれはスポーツをやっていれば自分がどういう練習ペースでやっていけばいつ頃にピークが来るかというのを経験として知っているのです。 とはいえ、体調のピークというのは本人にしか分からないものですから、意外に調整が難しい。上手にやらないと、目標となる大会にまだ調子が上がっていかないとか、最悪のケースではその前にピークが来ちゃってしまった、なんてこともあります。ピークが来ても下がり方が緩やかな人はまだいいですが、中にはピークが過ぎるとズドンと調子が落ちるタイプの人もいます。優勝候補の選手がいいところなくあっさり負けてしまったなんて場合はこういう「調整失敗」があることがあります。 こういった調整のミスをしないようにする方法のひとつが、去年に話題になったルーティーンと呼ばれる習慣なのです。イチロー選手がいつも同じ練習メニューを儀式のようにするのは、そうやって毎日同じことをすることによって、試合開始に合わせて自分の調子を整えるためです。
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基本的には練習量の調整になると思います。 ピークをあわせる時期から逆算して、 強度の高いトレーニングをして鍛える時期、 練習量を減らして疲労を回復していく時期、 等を調整しながらピークをあわせていくことになります。 また、練習の他にもメンタル面や食事等もあるかと思います。 ただしっかりとピークをあわせるようにスケジュールを組んでも、 怪我や病気、天候等によって計画にずれが生じて、 なかなかピークを合わせることは難しいです。
お礼
回答ありがとうございます。 練習量の調整によってピークを合わせるのですね~。 選手のみなさんには怪我や病気がないように注意してやっていただきたいです。 また選手にとってはどの試合も大切でしょうし (東日本大会でいい成績が残せないと、全日本にはいけないし 全日本でいい成績が残せないと、世界選手権にはいけない) 本当に大変ですね~。
お礼
回答ありがとうございました。 競馬の馬の説明がとてもわかりやすかったです。 人間も馬と同じなのですね。 そして人それぞれピーク曲線が異なるので、ピークの合わせ方は人それぞれであると。 ただ選手はグランプリシリーズ、グランプリファイナルに出て 全日本でもいい成績を残さないと、オリンピックや世界選手権に出られないので 毎回、全力でやっていることでしょうね。 本当に頭が下がります。