日本では元号は1,000年以上の歴史あるもので、昔(旧暦時代~昭和中盤)は実質和暦に統一されており、国際化により西暦も使うようになってきたといったほうがいいぐらいです。
余談ですが、フランスと旧ソ連では、7曜制度を取りやめたことがありました。
フランスでは1793年秋から1805年末まで、「フランス革命暦」という独自の暦が存在していました。1973年から使用開始とはいっても、前年の1792年を共和暦元年としていました。
1年は12カ月でしたが、ひと月は全て30日までで、各日は10日を1週(デカード)とされました。また、今でいう秋分の日辺りが年始となり、残った5~6日間は年末休暇とされました(日本で言う正月休みに近いですね)。
しかしあまりにも評判が悪く、1802年から7曜制度に戻され、1805年を以て革命暦は廃止されました。
1871年に一時復活しましたが、数か月でなくなりました。
旧ソ連は1929年から1940年まで「ソビエト連邦暦」という独自の暦が存在していました。
最初はひと月は全て30日までとし、曜日も7曜から5曜にして、残り5~6日は月の間におかれて祝日とされました。休日増加を狙って変更されたものですが、その反面生産効率向上を目的として、休みとなる曜日が人それぞれ異なることとなり、あまりにも評判が悪いものでした。
そこで2年後にはひと月は現在の周期に戻しながら、6曜制度に変更されました。休日日数は現在より多かったもののやはり評判が悪く、1940年に廃止されました。
日本ではここ1000年で7曜制度を廃止した例は見受けられない分、まだまともではないでしょうか?
お礼
勉強になりました!ありがとうです。