自殺者の増加について、一部の考察
藤子不二雄の異色短編集という文庫の中に、「間引き」という話があります。
ストーリーは、人口が膨れ上がった地球上で食べ物が追いつかなくなり、とうとう配給制になる。 そんな社会を背景としてコインローッカーに子供を捨てる事件の増加、その他殺人事件の増加が週刊誌のネタに上ります。
その中で記者は次のような事を言います。(おぼろげな記憶なので誤差があります)
「生物は一定の数を超えると今度は減少が始まるようになっている。食物連鎖が良い例だが、中にはは次々と海に入って自殺を遂げる特殊な生物もいる。 人間に関すると、今まで戦争や病気がうまく人口を調節してくれていた所、平和を唱える国が増えたり、特効薬が開発されたりと、人口が増える一方になってしまった。 だからそれに変わるように、今度は人への愛情そのものがなくなり始めてきて、今日のような事件が急増し始めたのではないだろうか。」
と言っています。
すみません長くて、本題です。
現代日本の自殺者増加について。こんなに便利で裕福で、死の危険も減った世の中に途端、死を考える人が多くなったのはどうしてでしょうか。
現代自殺者が増えているのは、藤子不二雄が唱えるように、自然の摂理、地球がそう仕向けている(と言っていいのでしょうか)のかもしれないと。
戦争や病気で死ななくなった人間の人口を減らすように、種が人間の脳を精神の病で犯し始めている。そう言うこともあるのかなという気がなんとなくするのです。
極端な話ですみません。 皆さんの意見をお聞きしたくて質問してみました。
よろしくおねがいします。