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日銀の債権放棄?
いま日銀引受けって言って国債とか株とか日銀が買ってますよね。変な話しですが例えば日銀が700兆円分紙幣を刷って国債を買ってその後でその国債の償還を債権放棄したら、日本の借金は0になるんでしょうか。 なんだか突拍子もない話しですよね。わけがわかんなくなってきました...(笑)
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国債市中消化の原則といい,財政法5条で日銀が国債の引き受け手になることは原則的に禁止されています。 この理由は,中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると,その国の政府の財政節度を失わせ,ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛らなくなり,悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあり,その国の通貨や経済運営そのものに対する国内外からの信頼も失われてしまうからと説明されています。このため,日本だけでなく先進各国で中央銀行による国債引受けが制度的に禁止されています。 日銀のHPでも解説がなされているのでご覧ください。 国会で歳入・歳出を決める意味がなくなり,円はまったく財政的な裏付けの無いものとなります。勿論,国債も同様で,新発も既に出回っている国債は格付けが最低になるのは必至です。国債の国際的な信用はがた落ちとなり,さらに円の通貨決済機能は失われます。国内企業も多国間での活動をしていますから,日本は国内企業にも見限られることになります。 日銀の債権放棄というのは実質的な国債デフォルトといえるでしょう。 http://www.tanutanu.net/economy/econ187.html
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- daytoday
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国家財政破綻をそれほど否定的に捉えていない見解として下記URLがあります。この6に財政破綻についての記載がなされていますが,少なくとも予想されるのは,財政規模の縮小,金利の上昇,いわゆる紙切れ(又はそれに近い状態)となった国債を保有している企業(特に金融機関)の資産の減少に加え,最近発行している個人向け国債をつかんだ者の資産の目減りがありますし,これに伴って,国に対する信用の失墜や最悪の場合,金融機関の破綻に伴う経済の大混乱もあり得ないとは言えません。 個々に状況が違いますが,ロシア,韓国,アルゼンチン,タイなどの先例も参考になると思います。 円安の進行が急激でないのは,円売りとドル売りの力関係によるものと思われ,ユーロも世界の基軸通貨足りうるのかどうかの状況が続いており,この中で金(ゴールド)への回帰が日本だけではなくなっていますから,必ずしも円の信用が強いということでは無いように思われます。
お礼
ありがとうございます。 財政規模の縮小は税金の低減につながる(?)のであれば歓迎ですね。(いま使い過ぎてますから) 金利の上昇も、借金をする人にとっては辛いですが、年金者には恩恵がある等、プラス・マイナスの部分もありそうです。 国債が紙切れになることについては、いま叫ばれている株安もそうですが、購入した時点で財布から現金は無くなっていて、それでやっていけるのであれば(要は買う金があるようような状態なら)最悪紙切れになってもいいじゃないですか、と思います。それがリスクなんですから。 ただ会計的にそうゆう価値が変動する資産が組み込まれていて収益と関係ないところで赤字になってしまう仕組みが問題なのではないのか、という気がします。 円安については、相対的な問題で信用が強いというわけではない、ということですが、相対的に信用が存在しているという意味にもとれます。なんだかんだ言われていても世界の中の日本という意味では"まだ。まだ。いけるんじゃない?"ということなのでしょうか(笑)
お礼
ありがとうございます。たしかに原則禁止ということのようですね。でももう1兆円以上も買ってるわけですよね。 これで円安にならなければ日本がよほど強いのか世界経済自体がおかしくなっているのかのどちらかということなのでしょうか。また国債デフォルトとなったらどういう悪いことがきるのでしょうか。。。スーパーインフレはわかるのですが。。。