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なぜ日銀は国債を引き受けてはいけないのですか?
日銀は、国債を引き受けてはいけないそうですが(財政法5条)、市中に出回っている国債は、買いオペなどで堂々と買っているようです。 どうして前者は悪いのに、後者は良いのですか?けっきょく国債を国から直接買うか、市中から間接的に買うかの違いであって、結果として日銀が国債を保有することになることに変わらないのに。 そもそも、日銀が国債を引き受けてはいけないのは、なぜですか?借金を払うために紙幣を増刷するとインフレになるからですか? だとしたら、現在、日銀は国債をかなり大量に保有していると思いますが、それでも日本はデフレ気味です。しかも円高傾向です。なぜでしょうか? 現状を考えれば、今度の定額減税の給付金の2兆円を、財源の裏づけもなしに紙幣増刷でバラまいても、インフレにはならないのではないでしょうか?もし仮になったとしても、日本はデフレを克服したがっているからちょうどいいのではないでしょうか?
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紙幣増刷→インフレに関してですが、これは一般的なインフレ誘導とは違います。 通常は金利でコントロールしますが、金利コントロールは体重を減らすために食べる量を減らすようなものです。やりすぎはダメですが、まあ健全な話です。 一方、紙幣増刷は腕を切り落とすようなものです。 どちらのアプローチでも体重は減っても目的は達成されますが、そのために他が大きく痛みます。 紙幣乱発は日本国の信用度崩壊に繋がります。紙幣は紙に過ぎず、その紙切れが価値を保てているのは、それが価値を表し、安定しているという【信用】があるからです。その時々の国の都合で紙幣を乱発したりするようでは、その信用をなくし貨幣としての価値を失います。またそれゆえに日本国債の引き受け手がいなくなり、国債価格が大幅に低下(利回りが上昇)します。そして、以後に発行する国債は非常に高金利でないと発行できなくなります。つまり経済破たんが懸念される国と同じ扱いになります。 円高、インフレ誘導、一時の経済対策の副作用としてはあまりにも痛い代償でしょう。
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- xs200
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昔は日銀は国債をプライマリーで買えました。 国債をいくら発行しても日銀が買ってくれるので、結果はご質問にあるようにハイパーインフレが起きました。このために日銀が国債を引き受けることは禁止されています。 では、なぜセカンダリーならいいか? マーケットが価格のチェックをしているからというのが理由です。でも結局は質問者さんのおっしゃるように同じことだと思います。 それから2兆円くらいの給付金では何も起きません。GDPが0.0x%上がるくらいでしょう。