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映画の音声について
質問失礼します。 今回HDDビデオカメラでちょっとした映画撮影をする者です。 映画について少し調べていましたところ、台詞の声を違和感なく拾うには「ガンマイク」で中央頭上から集音するという手法がありました。 しかし今回あまり資金が無く、家庭用のデジタルビデオカメラによく付属でついている、又はオプションで付けるような、本体に取り付けるタイプで代用出来ないかと考えています。 しかしこれだとやはり声のバランスが遠近でバラついてしまうのでしょうか?家庭用オプションで問題ないのであればそうしたいと思っているのですが、本格的なガンマイクと比べるとどのくらいのものなのかわかりません。 専門的に詳しい方がいましたら、返答いただけると助かります。 よろしくお願いいたします。
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- PonSukeD
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No.1です。 オンリー撮りという手もありました。 役者が自分自身のアテレコをすることです。手間がかかるので最後の手段です。理想は撮影現場での即時録音です。理由は役者の声のトーンとテンポ、環境雑音、残響などの音質を揃える必要があまり無く後処理が楽だからです。 あまり欲張ってオンマイクにすると他の部分とマッチングしません。マイクを2本 距離を変えてLRに振り分けて録音すれば編集時ミクシングで自由に音質が変えられます。 ’93年のNHKの「ガダルカナル」というドキュメンタリーだったと思いますが、キャスター山本さんがジャングルで語る場面の音声を一部差し替えてあった事がありました。スタジオ録音で済ませたのでしょう明らかにトーンが合ってませんでした。長い語りの中の僅か1、2秒の差し替えでしたがNHKでも音質のマッチングは難しかったようです。番組は素晴らしかったので瑣末なことです。
- PonSukeD
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音のエネルギーは距離の2乗に反比例します。 ことわざにもあります。「遠い高級マイクより、近くの安いマイク」って! ですから、マイクは、なるべく近づけたい、でもマイクが画面に映ってしまう!どうしよう?上からなら画面で被写体の頭は画面の上限が多いのでギリギリまで近づけても映りにくい!これでキマリ!ってのが、上からマイクを向ける最大の理由です。あとマイクの指向方向が地面になるので他の音や空調などの雑音源が延長線上に無いからとかの理由です。 じゃ、上からマイクを向けるとして、お金がかかるでしょうか?答えはNo!です。延長ケーブルと竿さえあれば高価なブームを買う必要はありません。窓拭き用のアルミの伸縮自在の棒とか流用できます。ビニルテープでグリグリ巻きにしてマイクを付けます。ただし、マイクのスリットをふさぐと本来の指向性が落ちます。とりあえず今お持ちのマイクに延長ケーブルと竿を付けて試してみて下さい。 >声のバランスが遠近でバラついてしまうのでしょうか? マイクには、近接効果というのがあって、極端に口元に近づけると低音が強調されますが、当たるくらいに近づけないと発生しませんので心配無用です。また、マイクの価格の高い低いは、関係ないと思います。 予算が3万円くらいあれば、このくらいのマイク(参考URL)は、いかがですか?ロードというメーカーのマイクは使ったことが無いのですが、評判は良さそうです。ソニーのECM-G3Mより少し高いですが、コネクタがキャノンで単三電池で使えて、ファンタム電源が使える本格派で将来にわたって永く使えそうです。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=628%5ENTG2%5E%5E XLRメス(ITT)-フォンのマイクケーブルも必要です。音声マンとカメラマンとの距離を考えると長さは最低でも5mは必要でしょう。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=c&s_category_cd=682 あと、フォンプラグ(標準プラグ)は、家庭用のカメラには入らないので、変換が必要です。 http://www2.jvc-victor.co.jp/jvc/avcord/index.asp?id_2=44 AP-110Aでも良いのですが、カメラに差し込む部分が長くなって入力端子を破損しやすいので、CN-213Aがお勧めです。もちろん片CHのみ使います。 音声を担当する人は、カメラからヘッドフォンで音声を確認しながらマイクの向きを被写体の口元に向けます。高性能なマイクほど両刃の刃で外すと高性能が仇になります。練習が必要です。あと、連続する暗騒音(例えば空調音など)は、現場では気付きにくくて編集時のプレイバックで発見する事も多いので気を付けましょう。録音時には簡単に対策(スイッチを切る、マイクの方向を工夫する)できても、収録後は、対策不能です。 最後に、ガンマイクは望遠レンズでは無いので、どんなに高性能なものでも限界があります。隠しマイクと小型レコーダーもロングショットの撮影では必要でしょう。編集での音と映像のシンクロなど手間がかかりますが、手持ちのマイクと録音機をカメラから見えないように隠します。洋服が無理ならセットや小道具に隠したり工夫してください。