- 締切済み
金田式DCアンプ うまくいかないんですが
2000年 3月号 NO.158 オールFET UHC MOS パワーアンプテクニカルサンヨーでキットを購入2,009年5月ころまで使っていましたが 電源を入れたときにFETが昇天 自分で治してみました(部品を抵抗以外全部入れ替えました)が、スイッチを入れるとウーハーーが引っ込みます(1cmぐらい) 少し暖かくなりくさいにおいがします。 やばい感じです。ほかのアンプで比べましたがこういう現象はないので何か原因があるはず自分で作った基板をよく見てもミスとか配線違いなど見受けられませんどうやったら異常が発見できるのか教えてください ちなみに両チャンとも音は出ます。片チャンはスピーカーは厚くならずですがウーハーは引っ込みます。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- ty-sys
- ベストアンサー率0% (0/0)
既に、キット買いなおして対処されたかも知れませんが、現状の状態で再組立を行ってもかなりの確立で同様の不具合に遭遇する可能性が高いと思われます。他の方々からも指摘のある通り金田式DCアンプは初心者には難しいのも事実ですが、細かな事を言わなければ、DC(直流)とAC(交流≒音楽信号)が同一条件で動作しますので、発振状態の対策以外はオリジナル回路で部品破損が無いことを前提とすれば、電子テスター一丁で何とかなる場合も結構あります。上手く動作していない時は、各部分の電圧値が正常(製作記事の近似値)になっているか、よく調べて見ると解決のヒントになると思います。文脈を読む限り、出力段電流調整やDCオフセットの調整等も行っていないような感じを受けますが、これらはアンプ本体とスピーカーを壊さない為にも必須です。電子テスターも安価に購入できます。サンワのPM3辺りが使いやすいと思います。 スピーカーが1cmも引っ込むとのことですので、アンプのスピーカー端子の+-間に1V以上の電圧が発生しているのではないかと推察します。無線と実験誌の記事を参考に、スピーカー端子の+-間に8Ωの抵抗をつなぎ、「VR1」を回してスピーカー端子の+-間の電圧値を電子テスターのDCレンジで計りながら0Vに近づくように調整をしてください。次に、「Tr10」もしくは「Tr11」につながる「0.1Ω抵抗」の両端に電子テスターをつなぎ、電圧値を0.04V(40mV=出力段電流400mA)程度になるように「VR2」を回して調整します。VR1とVR2の調整は時間経過と共に変化しますので、安定になるのを何度かチェックします。仮に、これらの調整が上手く行かない場合には、ある程度、専門技術が無いと対処は困難です。原因として、発振、部品破損、半導体類のバラつき、部品定数間違い、製作ミス、製作記事ミスなど高度な要素が複雑に絡んで来ますので、初心者の方には対処はまず無理でしょう。勉強のため以外なら、専門家に見てもらうのが一番早い解決方法だと思われます。 以上、ご参考下さい。
「バイアスが調整不良、DCバランスが崩れている」は、「無信号の出力電圧をチェックして0Vになっていない。」ということです。 学術用語なら「イマジナルショートの条件が不成立」です。 小学生レベルには「高圧の高架線にとまっているカラスはなぜ感電しないの?」から勉強ですね。 どのような経験をつんできたか知りえませんが・・・ >キットを組みたててそのまま音を出していましたので。 金田式DCアンプは、初心者がはんだ付けするだけでは動作の怪しい秋月電子のパーツセットよりも尚更にハードルが高く高度な専門知識が必要です。 基本的にキットの組み立ては、デジタルマルチメータで回路図に書いてある電圧を一通りチェックして調整してゆきます。 特に注意すべき点は記事中の調整の仕方に若干の記載があります。 >バイアスの調整がどんなものなのか正直わかりません >初心者なのでDCバランスが異常ということが具体的にどうなって では「DCアンプを組み立てるのに必要な知識がない。」のが、根本的な問題点でしょう。 初心者に金田式DCアンプはハードルが高すぎますので、金田式DCアンプの記事を読む前に・・・ 初心者向けとして・・・ 奥沢清吉「はじめてトランジスタアンプを作る本」 https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=35753 CQ出版の定本シリーズ http://www.cqpub.co.jp/hanbai/series/teihon.htm の・・・ 鈴木雅臣「定本 トランジスタ回路の設計」 鈴木雅臣「定本 続トランジスタ回路の設計」 黒田徹「基礎トランジスタアンプ設計法」 http://direct.ips.co.jp/new_iHtml/ondemand/7025_3_2.cfm 「はじめてのトランジスタ回路設計」―回路を設計製作しSPICEで検証!― http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/32/32801.htm 黒田徹―1~11石の増幅回路を組み立てながら…―「実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計」 http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/41/41721.htm あたりで、腕慣らしをしてから金田式DCアンプにステップアップしたほうがよいでしょう。
お礼
ありがとうございます、少しヒントがつかめそうです。図書館に行ってみます。
抵抗以外を交換されたということですので、残る部分を徹底的に調べられるとよいと思います。 FETが壊れたとき基盤に過大電流が流れて焼け切れたところは無いでしょうか? 或いは抵抗で過大電流が流れて焼けかけて抵抗値が変わってるものはないでしょうか? 私も20年以上前に金田式DCアンプを何台も部品から揃えて製作したことがありますが、各素子が安定するまで(使用頻度にも依りますが2~3年)は月に一度ぐらい調整し直さないと作動点が少しずつずれていきます。 金田式アンプは音質最優先でトランジスタやFETを一般的なアンプよりも限界に近いところで作動させていますので、ある程度作動点がずれると決定的な破壊につながることが珍しくありません。
お礼
ありがとうございます。 一度変えたFET2SJ77と2SK214をはずし交換してみます。
ウーファが1センチ引っ込む/出っ張るなんて、DCバランスが完全に崩れています。 いきなりスピーカをつなげてボイスコイルを焦がす前に・・・ 出力に負荷抵抗を接続して、デジタルマルチメータを使ってきちんと電圧チェックしましょう。(ウーファは巻き線が大きいので若干丈夫かもしれませんが、ネットワークのないマルチチャンネルなら巻き線の小さいスーパーツィータなどが簡単に焦げます。) スケルトンみたいに見た目では公称値がよくわからない部品は、取り付ける前にデジタルマルチメータで公称値を必ずチェックする。 取り付け場所もよく確認する。 文字で公称値が文字で書いてある部品は、取り付け後に公称値が確認できるように取り付け向きをよく考えて取り付ける。 あと、蜘蛛の巣のような配線に結線ミスがないか(ほとんど電源電圧がスピーカー端子に直結状態なんていう落ちになっていないかなど)何度もチェックすること。 雑誌の記事は(編集締め切りまでの日数が短いからチェックが甘くなる傾向なので)回路図が間違っていることは日常茶飯事とおもって(回路シュミレーターなどもつかって)十分に回路図の内容を再考することも必要です。 目で回路図から動作を読む場合は、電圧がゼロと無限小、無限大になったとき、トランジスタが0Ωと∞Ωのとき、負荷が0Ωと∞Ωのとき。といった極大値の状態を想像する目を養うことが大切です。 回路図を読む力は修理のめぼしをつけるのにも役立つと思います。
お礼
初心者なのでDCバランスが異常ということが具体的にどうなって起こるのかわかりません 自分の部品組み立てがもしよいとして電源から起こりえることがありますか。 まずないと思うのでもう一回部品購入し組み立てて見ます 今回はじっくり答えていただきありがとうございます。
- ASIMOV
- ベストアンサー率41% (982/2351)
>ウーハーーが引っ込みます 出力に「直流」が出ています バイアスの調整をしましたか?
お礼
ありがとうございます。 バイアスの調整がどんなものなのか正直わかりません キットを組みたててそのまま音を出していましたので。
お礼
どうもありがとうございました。 早速やってみました。すぐにty-sysさんの言ってる意味がわかりました DCー7.8mVくらい出ていました。8Ωの手ごろな部品がなかったので壊れかけの6オームスピーカーで0.258mvくらいまで調整してよくなりました。 0Vにセットできるのですが音を出して見ると0.925mVくらいになっていますが。まずまずと思いエージングすることにしました。 今回はわかりやすい回答感謝しています。 難しいけど魅力(魔力)のある金田アンプ全国に支持者がいると思います。 これからも暇があれば作りたいので質問が出てきたときはよろしくお願いします。