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歯科医院内の院内にあるラボラトリーって

歯科医院内に歯科技工士さんを雇い経営されている医院についての質問です。 通常であれば、歯科医院さんから外注で技工所に技工物が出るかと思いますが、院内ラボをお持ちの医院さんはその必要がないかと思います。 メリットとしては、 ・技工物の仕上がりまでの時間短縮 ・不備があったときのレスポンスが容易 などがあるかと思います。 デメリットとしては ・技工士さんを雇うことに関する給与・社会保険等の人件費・別途技工用の材料費が掛かるかと思います。 メリットデメリットを考えた上で、歯科技工士の方の平均給与を考えた時に、いったい患者さんが何人来ているとペイするのでしょうか?外注する費用と、院内で技工する場合とどちらが得なのかの境界線は何症例ぐらいなのでしょうか? 自費・保険の割合や、患者様の層によって代わってくるかと思いますが、経験者・関係者の方の境界線を具体的に教えて頂けると幸いです。色々な角度からの視点があるかと思います。屈託のないご回答頂けないでしょうか?宜しくお願いします。

みんなの回答

  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2724/5433)
回答No.1

確かに自分の所で技工士を抱えれば非常に便利です。 しかし、技工士一人で全ての技工が出来るかといえば、実際には義歯、クラウン、ポーセレンなど得意分野がありますし、更にそれぞれにかかる設備だけでも膨大な金額になります。 そのほか、診療室と技工室は完全に分離しなければならない、配水などの保健所の検査など手続きや管理も大変です。 このような歯医者は都市部では難しいでしょうね。 給与や設備費などを回収、維持するためには自費を行なわなければ無理ですし、自費をするためには更に膨大な設備費と人件費がかかる。 出来るだけ回収できるようにする為には、できるだけ技工料の発生を抑えるような仕事、つまりインプラントや矯正、ホワイトニングに力を入れる事も考えた方がいいと思います。 そこで、これまで知っている歯医者ではほとんどが、別棟に技工所を開設して他院の仕事も請け負っているケースです。 中には保険だけを自院技工士にやらせ、自費分は外注している人も多くいました。 つまり、患者数だけでは絶対的に無理だと思います。自費をどれくらい行なうかしかありません。 具体的には現在の技工士の給与体系より高待遇でなければ来ないし、維持できない。やはり技術に見合った待遇が必要でしょうから、良い商品を作らせるには、技工所としてそれなりの収入が無ければなりません。 私の頃には「給与の3倍は仕事させなさい」とアドバイスされました。 自院だけでは賄いきれないので外注を受け入れますが、今では主力技工所を地方や外国において安価な費用で作成している大手技工所も増え、競争力はなかなか及ばないでしょう。 外国人を多く受け入れて技工士の免許を取らせ、本国に技工所を抱えてやらせている歯医者もいます。 でも、これでは即時対応は出来ませんから、単なる多角経営でしかありません。 それに診療体系がどうしても自費に頼る事になり、景気に大きく影響される事になります。場合によっては「あそこは高い」とい評判にもなりかねません。 実際、私の住む地域付近にあった「技工士がいるので時間がかからない」と看板に掲げていた歯医者は、結果的に潰れてしまいました。 具体的な費用が答えられないのは、私が同様の構想を練っている時と今では経費が違うによります。 今現在、知り合いで技工所を抱えていた医院のすべてが別名義にしたか、辞めてしまったかのいずれかです。 隣接させて出資だけにすれば、技工料が経費で認められる。収入の分散がある程度出来るなどのメリットも出てくるのですが、効果の程は満足できるかどうかは経営次第です。 このほか税法上の問題や会計関係は地域によっても(解釈が)多少異なるので、色々調べてみてください。

yori
質問者

お礼

回答への返答が遅くなりました事申し訳ございません。 確かに、何を目指すか(院内に技工所設立をどういう位置付けするか)によって大きく状況が変わってくることがよく分かりました。結論からやはり、患者満足度だけを中心に導入するにはリスクが高いこと理解できました。 今回技工士さんの導入考えた経緯は、CAD/CAMの導入に際して院内の技工士と2人3脚でやっていければといったところをメインに考えての発想でした。その為、若いやる気のある技工士の採用をと考えての質問でした。 自費に偏る診療は、定着することが出来れば良いのでしょうが、まだ未知数的なところが多い現状です。 返答頂きました事感謝いたします。

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