ちょっと遠回りしてしまいますが、ご勘弁願います。
人間は頭の上から足の先まで、数えきれないくらいの細胞で構成されていますよね。これらの細胞のエネルギーに使われているのは、アデノトリリン酸という物質のみです。これからは、アデノトリリン酸を「ATP」と省略して書かせて頂きます。
細胞の中に取り込められたATPは、全てが細胞の活動のためのエネルギーに使われることはありません。というのは、細胞の中にはホスホジェスターゼという酵素が存在しています。じつは、このホスホジェスターゼは、せっかく細胞の中に取り入れたATPの一部しか消費させないという奇妙な働きを持っているからなのです。
ところが人間がコーヒーを飲んでカフェインを摂取すると、そのカフェインは、ホスホジェスターゼが持つ働きを無力化してしまいます。つまり細胞は取り込んだATPの全てをエネルギーにして活動することができるようになるのです。これを細胞の活性化をいいます。
細胞が活性化すると、俄然、体調が良くなります。例えば、じん臓の働きも活性するので小便の出がよくなります。脳ミソも細胞で構成されているのですから、頭が冴えたり、眠気も吹き飛んでしまいます。こうなるともちろん何事をするにも普段より意欲が高まります。
当然のことながら、質問者様がコーヒーを飲んだら好奇心旺盛になることも何ら不思議なものではないことが解ります。しかし、カフェインの効力は、摂取してから10時間程度で終わってしまいます。
お礼
長文返事ありがとうございます。とても勉強になりました。