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ヒーターが効かない
昭和63年のセリカを買おうと考えてます。走行距離は256000kmです。値段的には12万くらいですが、ひとるだけ問題があります。ヒーターが効きません。エアコンは効くのに。オーナーと話したところ、そのオーナーはメカニックなのですが、原因がわからない、ヒーターコアは?と聞くと、違うといわれました。ほかに疑える所はあるでしょうか?どなたかぜひお答え願えますか?
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ヒーターコア自体のつまりなどが無くても、ヒーターが効かない原因は幾つも考えられます。たとえばヒーターコック(ヒーターコアに温水を循環させるかどうかを切り替えるバルブ)の動作不良やエアミックスダンパー(ヒーターユニット内での空気に流れを切り替えて、ヒーターコアを経由させるかどうかを変える)の動作不良などです。 あまりハッキリしませんが、そのころの年式のトヨタ車はヒーターコックやヒーターユニット内部のダンパーのコントロールにマニホールドバキュームを利用しているものが多く、このホースのつぶれ(抜けていた場合は確かフルホット側に固定されるはずです)やバキュームをコントロールするVSV(バキューム・ソレノイド・バルブ)の不良やコック自体の固着やヒーターケース内でのダンパーフラップの張り付きなどが考えられます。 ヒーターコックはエンジンルームのヒーターコアにつながるホースの部分に取り付けられていて、バキュームホースが1本接続されている物です。この動作は外部からでも確認できる(バキュームを掛けたり抜いたりすることでアクチュエーターが動きます)ので、それを確認してください。もし、このテストでコック自体の動作がOKであれば元々のホースを接続して温度調整ノブを動かして、コックの動作を確認してください。この時点で不良であればVSVまたは制御用の回路・アンプ・バキューム配管などを重点的に点検します。 上記までの状態がOKであれば、ヒーターユニット内部のエアミックスダンパーの動作を点検します。センターコンソールおよびオーディオなどを取り外すと、ヒーターケースの下に見えるのがエアミックスサーボと呼ばれる、バキュームアクチュエーターやポテンションメーター・スイッチなどが組みつけられた部品です。ここにもバキュームホースが1本きていますので、ここにバキュームを掛けたり抜いたりして動作を確認してください。ここで動作不良があれば、アクチュエーターまたは、ダンパーフラップの張り付きが考えられますので、アクチュエーターのロッドを手で動かして見てください。これで動かないようであればフラップの張り付きですので、工具などを使って無理に動かさないようにしましょう。無理に動かすとダンパーフラップの駆動用のリンクなどを破損します。手で動かして無理なく動く場合はアクチュエーターの不良と考えられますので交換が必要です。もし、ダンパーフラップの張り付きである場合は、ダッシュボード等をすべて外してヒーターユニットを取り外しての修理になりますので、かなりの経験がないと、分解はともかく組み立てができない状況になりかねませんので、自信が無い場合はプロの手に委ねることをお勧めします。 年式が63年ということでバキュームを用いないサーボモーター式(ヒーターコックにバキュームホースではなくワイヤーがきているので見分けがつきます)の物も有るかと思います。この場合ヒーターが効かなくなるというとトラブルのほとんどがサーボモーターのトラブルです。サーボモーター式の場合はヒーターユニット底部にエアミックスサーボモーターがありますので、そちらを点検することになります。このサーボモーターはモーター内部の接触不良で動作不良に陥る場合が多いため、少々乱暴なようですが、温度設定ノブをフルホットにしておき、ドライバーの柄などでコンコンと叩いて見てください。これで動き出せばサーボモーターの不良で決定です。一度動き出すと暫らくは動くことが多いのですが、いずれだめになりますので交換しておくことをお勧めします。たまにワイヤーが固着してしまって動かないこともあるので、モーター側のワイヤー固定クリップを外して点検することもお忘れなく。もし、ワイヤーを外して動作するようであれば、ヒーターコックがわのワイヤークリップを取り外し、ワイヤーにつながるレバーを手で動かして無理なく動くか確認して、問題なければワイヤーの不良で解決でしょう。また、動きに問題が無くてもワイヤーに折れ目などがある場合は要交換です。ワイヤーの交換は古いワイヤーに新しいワイヤーを針金などでしっかりつなぎ、古いワイヤーを引き抜きながら新しいワイヤーと入れ替えます。不用意に引き抜いてしまうと新しいワイヤーを通せなくなってしまいます。 上記はプッシュ式(噴出し口の切り替えなどがボタン式の物)について述べましたが、レバー式(噴出し口の切り替えなどがレバー式の物)では、エアミックスやヒーターコックなどはレバーから直接ワイヤーによって伝えられますので、それぞれのワイヤーの点検及びコックやダンパーフラップの動作点検になります。コックやダンパーフラップの動作が固いような場合、ワイヤーの不良を見つけてもワイヤーの交換だけで済ませる、すぐに再発しますので要注意です。このような場合たいていワイヤーが折れ曲がっているか、ワイヤーのアウターがわを止めるクリップが外れているはずです。 以上。
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- sugiyan
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ヒーターコアに空気を流したり、通さないように調整するエアミックスダンパーという弁がうまく動いていないのではと思います。 これを動かしているのは手動でリンクケーブルで伝えているか、電気式なのか分かりませんが、この系統を見てください。 また、メカニックでも勘違いすることもありますがヒーターコアが、部分的に詰まっているときには判断に戸惑います。水は流れているのに局部的にしか熱くならないから。 年式的にいろんなところが固着している可能性が高いです。
お礼
いろいろ試してみたのですが、未熟なせいかちょっと分かりにくいところが多かったと思います。まだまだなのですね。ただ、今回の回答でだいぶヒーターに関しての知識が増えたようです。今後の修理に活かしていきたいと思います。ありがとうございます。また質問させてください。
補足
今知り合いのメカニックに見てもらっています。自分では手におえそうもないので、結果をまたご連絡します。