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ミニチュア風写真がミニチュア風に見える理由は?
今、ミニチュア風写真というのがはやっています。 http://www.smashingmagazine.com/2008/11/16/beautiful-examples-of-tilt-shift-photography/ 撮り方は、望遠レンズで俯瞰写真を撮影するときに、被写界深度を極端に狭くして撮影する(もしくは撮影済みの画像をそのようにフォトレタッチソフトで画像処理する)というものです。 撮影のメカニズムは理解できましたが、なぜこのように 「被写界深度が極端に狭い俯瞰写真」 がミニチュア風に見える(人間の頭脳が錯覚を起こす)のかがわかりません。 どなたか、解説をお願いします。
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このような写真は、一般的な望遠レンズでは絞り開放でも撮影できません。 シフトレンズと言うものを使用し撮影しています。(正確にはミニチュアのような撮影をするには、シフト機構ではなくティルト機構を使用しますが) あるいは、ジャバラを使ってアオリ撮影でもできます。 一眼レフ用レンズですと、高価ですがニコンとキヤノンから発売されています。 http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/pc-e_45mmf28d_ed.htm http://cweb.canon.jp/ef/lineup/ts-e/index.html なぜミニチュアのように見えるか、と言われると私もうまく説明は出来ませんが、実際にミニチュアを撮影すると、カメラを近づけることになりますから、被写界深度が浅くなります。こういう写真を見た記憶、というのが1つにあるのでは。 また、人間が肉眼で実際にミニチュアを見るときも、ミニチュアに顔を近づけると思います。人間の目は、文字や像がはっきり見える視野角は意外と狭く、周辺は像を認識できずぼんやりとしか見えていません。ミニチュアを一点だけ見つめると、周囲のミニチュアは極端にボケて見えているということになります。人間は眼で見たものを脳内補完しているので、あまりそうは感じませんが。 あくまで想像ですが、そういった眼の特性を写真として客観的に表現しているため、まるでミニチュア撮影のような錯覚を覚えるのではないでしょうか?
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- yasucrayon
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私は後処理で被写界深度をコントロールするソフト(プラグイン)を作っています。 実際にミニチュアを撮影する場合、被写体がやたらと近いので、自ずとピントの合う範囲が狭くなります。 なのでピントが合っている部分はごくわずか、ピントが外れている部分が多くなります。 通常の被写体だと、距離がそこそこ離れているので、その差は少ないです。 なので明るいレンズを使い、解放で撮影したり、それと同じ後処理を加えると、小さなものを知覚で取っているのと勘違いする場合があります。 例を見ましたが、ちゃちいですね。やることが。 飛行機の例なんかでたらめです。 けど、勘違いするには充分です。
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ご回答ありがとうございました。
- 4500rpm
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ミニチュア写真がそのような物が多いから、脳が勝手に判断しているとしか言えないのでは。 普通の写真も、写真自体は2次元の平面であるのに、 被写体の大小、影の付き方などで奥行きを感じますね。 それと同じではないでしょうか。 脳の錯覚としては、三角形に配置された点などの図形が人間の顔のように見えるという「シミュラクラ現象」があります。
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ご回答ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。 肉眼でミニチュアを見たような写真、なのではなく、 ミニチュアを撮影した写真と同様のピント効果が表現されている、ということなのですね。 ということは一度も「ミニチュアを撮影した写真」を見た経験のない人にとってはミニチュアのようには見えない、ということもあるわけですね。(そういう人がいるかどうか、わからないけど) よくわかりました。