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核抑止力について
「戦争をなくしたいなら、核を持つことだ」という核抑止論は、はたして有効なのでしょうか?インドパキスタン戦争などを考えると、そうかなと言う印象もあります。
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核は大国が持っていることに意義がありました。 大国同士の決戦は壊滅的な意味を持ちますから抑止力としては非常に効果があります。 そして大国に与する衛星国が準保有国並み、俗にいう核の傘下で恩恵を受けます。 中国の傘下にある北朝鮮、アメリカの傘下にある日本、かつてソ連の傘下にあったキューバなどです。 ところがイラクで疑惑が持たれ、北朝鮮などが核兵器を開発する過程で意義が完全に変わってしまいました。 小国は概ね自分の国がどうやって生き抜くかに疲弊します。特に独裁政権ではそうです。 そんな気苦労は大国には分からないかもしれませんが、彼らは必死なのです。 そんな必死な連中が核を持つから危険なことこの上なしです。 おまけに独裁軍事政権では軍部の統率も流動的です。 実際に北朝鮮では血気のはやった若手将校が日本に核を撃つべしと盛んに唱えているそうです。 多分、彼ら若者は想像力さえも足りないのではと思います。 怨敵の先進国の文明が根本から崩壊するのに愉悦さえ感じているのではないでしょうか。 このような火薬庫みたいな国が増え始めています。 相手に打ち込んでみたいという衝動がいつ現実になるかも分かりません。
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- kannzou001
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いまのところ「結果的に」有効だったと言えるかもしれません。 核を持っている国が、数え切れないほどの戦争を引き起こしていますが、核兵器所有国本土が戦争になった国は一例もありません。 ただこれらは「結果論」です。 今後はその抑止神話が続く保障はまったくありませんし、正直そういう時代は終わったと思います。 むしろ、冷戦当時は、テロ組織が活発でなかったのだから良かったものの、近年はテロ組織に核兵器がわたる危険性が高まってきているため、自分の身を脅かす代物に変わる可能性は考えられます。
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ご回答ありがとうございます。 大国しか持ち得なかった、そして均衡が取れたという事実が、核とセットになったとき、抑止力が作用したことは確かにあるようです。そして、これからの核拡散の時代、一体それはどうなるのか。
- bananasand
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有効とは言えるでしょう。 しかし、原子力発電も核兵器も、いずれは必ず壊滅的結果を生みます。 この点に関しては、ようは、時間軸の取り方次第です。 事故、失敗、間違い、あるいは、天災は必ず起きます。 想定を越えた事態はいずれ起こると言うことです。 バランスしているということは、いずれ崩れるのです。 ちまちまと戦争をやっていた方が良かったと思う日が いずれやって来ます。100年後・・300年後・・ 放棄してますかね・・・人類は・・・
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ご回答ありがとうございます。 原発事故はこれからも起こるでしょう。 しかし、全面戦争よりも天秤ではよかったという可能性も強くあります。
常識的な国家戦力を判断し行動できるなら抑止力になっており少なくても全面戦争にはなりにくいとはおもいます たとえば第二次世界大戦時に日本が核をもっていたら間違いなく使われていたはずです 特攻、玉砕があったわけですから。核拡散によって失うものがない小さな国ですら大国の脅威になってしまいます わが国ですと中型原爆を海外から運び準備したトレーラーに積み込み都心でスイッチを入れることは簡単でしょうね やる気になった国に対してはミサイル監視のハイテクは使えません
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ご回答ありがとうございます。 日本は対外テロの実例がないということがありますね。つまり、たいした国際上の役割を果たしていないという抜け目なさみたいなものがあるようです。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
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相互に釣り合う核戦力を2国間で所持していた場合、その2国間での戦争の発生の可能性は低まりますね。 ただし均衡が著しくずれていた場合や、2国のうち片側が核戦力皆無の場合、弱小国側の抑止力が(充分)機能しないか核抑止力がそもそも存在しません。 例えば「米国」対「北朝鮮」。北朝鮮にとって米国に対する核抑止力はありません。しかし北朝鮮の場合、核兵器を持っていない日本・韓国に対しては核の威嚇が機能するのであり、米国の拡大抑止によっても日本・韓国の側に抑止力はありません。 つまり「北朝鮮」対「米国」が戦争になれば、北朝鮮は日本・韓国に対して核兵器を使用する、ということです。 これを防止するためには、日本・韓国が北朝鮮を上回る核戦力を独自で所有し、常時報復核攻撃態勢になければなりません。 現在の日本・韓国の非核武装の段階では、核兵器による威嚇の構図は以下の通りです。 ↓ 米国 → 北朝鮮 → 日本・韓国 つまり、米国が間接的に日本・韓国に核兵器による威嚇をしている、と。 この米国の間接的核威嚇により米国は日本と韓国の支配体制を強固なものとしています。 なので米国が日本や韓国を支配するつもりであれば、北朝鮮の核開発を進めさせるのが得策。ただし米国北米本土に到達する核ミサイルが出てきたり北の核兵器所有数が許容限度を超えれば、米国にとっても次第に北朝鮮の核兵器は脅威とはなります。 日本が米国にとって必要な国であるのであれば、北朝鮮の核開発を妨害しつつも北朝鮮の核戦力保持を継続させるのが、米国の基本戦略となります。 また中国は、米国と協調関係を増進することにより米国を介して日本を支配可能となり、この目的の為北朝鮮の核は役に立ちます。 核抑止力は核兵器を持つ国同士なら「戦争を無くす」手段にもなりますが、核兵器を持つ国と持たない国との間では、圧倒的に持たない国の側が不利です。核抑止力は「核を持っている国」にとっては抑止力になりますが、「核を持っていない国」にとっては相手の核によって恫喝されたり攻撃されたりするだけのものであり、抑止力どころではありません。
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ご回答ありがとうございます。 現在の北朝に核を考察する好例があるようですね。まさに、核の傘をかぶった日韓があり、北朝の相手にはならないほど強大な米国があり。しかし、米国に到達するミサイルができたときに、状況は一変するかもしれませんね。 >米国が日本や韓国を支配するつもりであれば、北朝鮮の核開発を進めさせるのが得策。 これは非常に面白い構図です。べつに支配したくもないと思いますが、一定の利益構想には有効でしょう。 しかし、北朝の核が米国の対アジア政治戦略に利用されていたとは思ってもいませんでした! やはり、抑止力というのは「均衡」が生む安定なのですね。
さまざまな例から「戦争をなくしたいなら、核を持つことだ」ということは証明されていない、少なくとも有効とはいえないと考えられます。 最大の核大国アメリカ、ロシアは戦後数え切れないほどの戦争や紛争を起こし、また巻き込まれました。イギリスもアルゼンチンと戦争を余儀なくされましたし、フランスもアルジェリアと泥沼の紛争を続けました。中国もインドシナやインドと紛争を起こしましたし、北朝鮮も核兵器を持ちましたが何の役にも立たずむしろトラブルのもとになっています。核保持国といわれるイスラエルが年中周辺と紛争を続けているのはご承知の通りです。核兵器は戦争をなくすとはまったくいえません。 非核3原則を唱えている日本は過去60年平和そのものです。このことから見ても核兵器が少なくとも役立たずのの存在であることは明らかです。
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ご回答ありがとうございます。 周辺戦争は何度も起こりましたが、本当の全面戦争は一度もないという事実があります。これこそが、核の抑止力の実例といえるのではないでしょうか。
- lv4u
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過去の米ソ冷戦をみる限り、有効と思えます。 日本が第2次大戦後、参戦しないで済んでいるのは、憲法九条があるためですが、他国に攻め込まれていないのは、日米安保条約、つまりは米軍の軍事力と核の傘が提供されているおかげ、つまりは核抑止力のおかげではないかと思います。
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ご回答ありがとうございます。 核の傘はこの国の現代史にとってもっとも影響力があったことではないでしょうか。
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ご回答ありがとうございます。 大国の核の支配、これは有効に非戦作用がありました。 小国の核保有は、意味合いが違ってきます。印パは双方の大国的な抑止力効果を継承できましたが、密輸的なルートで核を手に入れるような国ではそれを維持できるか疑問です。しかし、曲がりなりにも国家ですからね。まだ安全性はあるのではないでしょうか。もっと危険なのは、テロ組織における私的製造です。