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偏差値に過敏すぎない?

それなりに中堅レベル高校の教師ですが、ちょっと疑問なので。 勉学について、生徒の意識が高いのはいいことですが、 偏差値について、過敏な生徒が多い気がします。 「志望校の偏差値は56だが、54の自分は行けるのか?」 「あと偏差値が3足りないのだが、大丈夫か?」 こうした質問を受けることが多いんです。 私自身、偏差値は一種の水モノだと思っています。 誤差くらい発生するし、母集団の成績にもよるし、 山が当たった外れたとか、その日の体調とかで、 いくらでも変動すると思うんです。 偏差値で5以上の差があれば「キツいかな」と思いますが、 1や2くらいなら別に気になりません。 自分のときも「これくらい誤差誤差」と笑っていました。 そこで質問ですが、そこまで過敏に偏差値が気になるものでしょうか? 目標に1でも足りないと、どうしよう!と焦るものですか? 切羽詰ったように「大丈夫ですか!?大丈夫ですよね?」と詰め寄られると、 正直、ちょっと引いてしまいます。

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  • 10ken16
  • ベストアンサー率27% (475/1721)
回答No.7

65以上の2~3程度は、標本が少ないですから毎回変わります。 しかし、55前後といえば、最も層が厚いです。 実際、偏差値55程度の生徒と58の生徒では、明らかに力が違いますね。 数学であれば、教科書の例題程度の問題でも、きちんとした答案を作れるかどうかに差が出ます。 受験では明かな差がつきます。 いくら競争倍率が下がったとは言え、受験というのは、 『何かの間違いで落ちる』はあっても、 『何かの間違いで受かる』はまずありません。 あたりまえです。 誰かが失敗したら次点の受験生が繰り上がるだけで、 同じ成績の人が代わりに間を飛び越えるわけではありませんから。 その観点に立てば、1足りないと言うのは、非常に大きな意味を持つことが理解できると思います。 ちなみに、偏差値50というのは真ん中、 ということは、偏差値50未満は、トーナメントで争われる高校総体で言えば、 『一回戦没』ということです。 標準偏差等々の資料をもとにすれば、その生徒の学力を、部活の競技能力に喩えたとき、 何回戦まで行けるレベルかなんてことも言えます。 そういった、身近な例に対比させることも、 偏差値という生徒にとっては得体の知れない資料を活用する上で 重要なのではないでしょうか。

その他の回答 (12)

  • Ama430
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回答No.13

ふたつの問題があると思います。 (1)偏差値についての誤解  偏差値が正確に順位を示すと考えている人は、生徒だけでなく、教員の中にもたくさんいると思います。  母集団がどんなに大規模でも、正規分布(ガウス分布)になるテストはありませんから、「目安」とは言えても、2~3点の違いを気にする必要はないのですが、「偏差値=正確な数字」の思い込みはかなり浸透していると思います。 (2)挫折に対する過度の恐怖  それをさらに加速しているのが、挫折体験の少なさではないでしょうか。  初歩的には、刃物の扱いに始まり、勉強方法や対人関係に至るまで、「失敗は危険だから安全策」という発想が近年きわめて色濃いように感じられます。  受験での挫折を極度に怖がるあまり、宗教のように予測数値を信じ込もうとする心理があるのではないでしょうか。

yamsaru
質問者

お礼

予想外に多くの回答が寄せられて驚いています。 私が「ちょっと過敏すぎる」と感じても、 生徒には死活問題ということで、 軽く流しすぎない方がよいようですね。 心のケアも教員の仕事のうちですし、 よく考えて対応していきたいと思います。 では失礼ながら、まとめてのお礼とさせていただきます。 ありがとうございました。

  • 10glto02
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.12

確かに模試の成績特に勉強熱心な人は偏差値に過敏ですね。 多分ですが模試の下の方にある志望校判定の影響もあるんじゃないですか? 偏差値1~2でBからCへ CからDへとかちょうど判定と判定の区切りにいる人はコロコロ判定変わりますから不安ですね。 さらにあれって確かその大学の志望者の中で順位を出しますよね?あれで募集定員に入れない順位だったとか そういう偏差値以外のデータが案外生徒を振り回すきっかけなのでは?と思います。

  • potachie
  • ベストアンサー率31% (1065/3387)
回答No.11

高校が勉学の場という位置づけを持っている限り、自身の学力位置を把握し、心配するのは生徒として当然です。ましてや目標を持っているならなおさらです。 ご指摘の状況は、生徒さんよりも先生にかなり問題がありそうです。 高校で自身の評価基準をしっかりともっていて、実績も残していると、生徒も親もそれを信用するものですよ。校内テストの点数とか、校内順位とか、先輩達の状況とか。そりゃ、目に見えない全国偏差値よりも、目に見える、手に届くモノの方が、信用度は高いのは当然ですから。 高校という組織としての先生が、各々自身を持っていないまま生徒に接しているということの裏返しになっているのではありませんか? だから、先生の言にではなく、数字に頼るしかなくなるんです。 地方の伝統的なトップ高を一度見学されると、カルチャーショックを受けると思いますよ。

回答No.10

ばらつきを専門にしています。(誤差というよりばらつきというほうが的確でしょう)  高校生にかぎらずばらつきというのは一般的に認識が薄いものです。理系大学卒卒業してもそうです。そのため一般の高校生が1や2であせるのは無理もないかもしれません。  最近話題のDNA鑑定も”一人として同じDNAはいない”=”DNA鑑定で同一だから同じ人間だ”という誤解があったようで、その計測器のばらつきを考慮していなかったからそうなったのでしょう。  テストを計測装置として捉えたなら、対象物(受験生)のばらつき(体調など)、試験機のばらつき(テスト問題の向き、不向き)、環境のばらつき(他の受験生)など多くのばらつき要因があります。  当然受験本番もどうようで、A判定でおちたり、D判定で合格したりします。もしよろしければ計測関係の本でもご一読して、余談にばらつきの話でもしてみてはいかがでしょうか?

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.9

No.5の回答者です。 >>> 確かに根拠を述べたほうがよいですね。 でもそんな細かいことを分かっていない生徒でも ほとんど本能的に、 「1でも足りないと、とにかく心配」 「数値をクリアすれば、とりあえず安心」 そう感じる心理は何なのでしょう?? 偏差値の意味を正確にとらえていない場合は、 80点取れたら安心、75点だと不安ということと同じです。 偏差値の意味をある程度以上知っているならば、点数より偏差値を重視するのは当たり前です。 野球で言えば、 ・練習試合で負けたとか苦戦した相手ならば、本番で勝てるか心配に思う。 ・練習試合で勝った相手ならば、飲んでかかれる。 コンサートや舞台で言えば、 ・リハーサルや練習で失敗したら、本番でも失敗するのではないかと不安に思う。 ・リハーサルや練習で成功したら、本番に自信が持てる。 当事者の心理は、大変だと思いますよ。 そして、ある偏差値を目標にして、それに対して1少ない、1多い、と一喜一憂するのは、それはそれで大事なことです。 その上で、試験ごとに、ある程度違う結果(前回回答)が出るということも教えてあげればよいのです。 ご参考になりましたら。

noname#220293
noname#220293
回答No.8

>私自身、偏差値は一種の水モノだと思っています。 誤差くらい発生するし、母集団の成績にもよるし、 山が当たった外れたとか、その日の体調とかで、 いくらでも変動すると思うんです。 そうだと思います。 では生徒たちはなぜ過敏になるかといえば、「偏差値」の他に替わるべきものがないからです。 高校での偏差値は、おそらく全国レベルの母集団だからではないでしょうか。そうすると偏差値が1違うだけで、何百人か何千人か、順位が違ってくるのではないでしょうか。多分生徒たちはそのことを、何となくか、誰かから聞いて知っているのではないかと思います。 本人にとっては「死活問題」なのでしょう。何回かのその生徒の偏差値データを示して、偏差値とは、このように変動するものなのだ、ということを説明できないでしょうか。

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.6

偏差値の捉え方は人それぞれでしょうから、「過敏だ」「過敏じゃない」と一概に言えるものではないですが… ただ、合格圏内まで足りない(もしくはギリギリ)のであれば、それは過敏になるべきだと思いますよ。 だって誤差の範囲で合格になるかもしれないけど、不合格になるかもしれないということですよね? その状況で神経質にならないほうがおかしいと思います。 本当にその学校に入りたいのであれば、(もちろん当日の体調や運もありますが)誤差があっても余裕で入れるくらいの成績はほしいところですよね。 少なくとも足りないのであれば、焦るべきだと思います。 「誤差」と言って笑えないと思いますよ。

yamsaru
質問者

お礼

私が言いたいことを、的確に表してくださって ありがとうございます! そうなんです。 「それくらい気にするな」という意味ではなく 「偏差値に、いくらかの上下幅を見込む」ことが 誰もできていないと言いたかったんです。 志望校が偏差値55だった場合 ●自分が54なら不安で仕方ない。 ●自分が55なら大丈夫だと信じている。  (ダメだった場合「模試では行けたのに!」と怒る) たった1違うだけで、この態度の差はなんなんだろうと思ったので…

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.5

こんばんは。 「過敏すぎる」という言葉に違和感がある私は、過敏すぎますか?(笑) 冗談はさておき、 センター試験を例に取れば、標準偏差は、百点中20点ぐらいです。 http://www.dnc.ac.jp/center_exam/21exam/21heikin.html 仮に、平均点が50点だとしましょう。 そして、1問当たりの点数が3.33点だとすると、問題数は約30問です。 50点を取る実力の一人の受験者を想定します。 正答率は、p=1/2 です。 二項分布の分散は、np(1-p) n=30、p=1/2 を代入すれば、 正答数の分散 = 30×1/2×1/2 = 7.5 標準偏差 = √7.5 = 2.74問 点数で言えば、2.74問×3.33 = 9.1点 全受験者の標準偏差が20なので、 9.1/20 = 0.46 10をかければ、4.6 つまり、実力50点の受験者の偏差値は、 68%の確率で 50±4.6 の中に入る、 ということになります。 逆に言えば、±4.6 から外れる確率は32%もあるということですね。 百点満点の1教科で、1問3~4点の場合です。 200点満点になると、 二項分布の分散 np(1-p) に対して n=60、p=1/2 を代入すれば、 正答数の分散 = 60×1/2×1/2 = 15 標準偏差 = √15 = 3.87問 点数で言えば、3.87問×3.33 = 12.9点 全受験者の標準偏差が40なので、 12.9/40 = 0.32 10をかければ、3.2 つまり、実力100点の受験者の偏差値は、 68%の確率で 50±3.2 の中に入る、 ということになります。 問題数が多くなるほど偏差値が正確に出やすくなるという、直感どおりの結果です。 >>> 私自身、偏差値は一種の水モノだと思っています。 誤差くらい発生するし、母集団の成績にもよるし、 山が当たった外れたとか、その日の体調とかで、 いくらでも変動すると思うんです。 それを主張したいのであれば、精神論だけではダメだと思います。 野球部員は 「野球なんて、打った球がヒットになったりならなかったりして、  偶然性が大きいスポーツだから、  練習なんて、真面目にやってられるか。」 なんて考えたりしませんよね。 根拠の説明を求める生徒さんには、上記のように、理屈で教えてあげないといけません。 高校数学で習う内容も入っていますから、生徒さんの勉強にもなります。 偏差値は非常に優れた指標なのですから、 あっけなく「みずもの」と評するのは、いかがなものかと思いますよ。 以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

yamsaru
質問者

お礼

>>「過敏すぎる」という言葉に違和感がある私~ 確かに、「頭痛が痛い」「危険が危ない」みたいですね(笑) 確かに根拠を述べたほうがよいですね。 でもそんな細かいことを分かっていない生徒でも ほとんど本能的に、 「1でも足りないと、とにかく心配」 「数値をクリアすれば、とりあえず安心」 そう感じる心理は何なのでしょう??

noname#107040
noname#107040
回答No.4

アナログ世代とデジタル世代の感覚の差と思います。

yamsaru
質問者

お礼

そう!まるでデジタル時計の表示が切り替わって 「今まさに3時になった!」みたいに 「今まさに偏差値60になった!」と叫ぶんです。 59も60もどんぐりの背比べなのに…

  • gejke
  • ベストアンサー率40% (40/99)
回答No.3

1,2くらいの差なら本人も大丈夫ではと思っているのではないでしょうか。 それでも不安なので誰かに大丈夫だと言ってもらいたいのだと思います。 偏差値に限らず、あからさまなことであっても同意をほしがる人もたまにいらっしゃいます。 単純に同意を得ることで安心したいのでしょう。

yamsaru
質問者

お礼

やっぱり「分かっちゃいるけど、やめられない」の類でしょうかね。 心理面のフォローも大事ですね。

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