弾道ミサイルというのは、打ち上げ用のロケットのようなものです。推力を使って上昇し、有る一定の高度まで誘導しつつ加速し、エンジンを止めます。あとは弾道を描く大砲の弾丸のような状態となります。弾頭重量に比べて燃料が大量に必要ですが、着弾時の速度は大変大きく邀撃は大変困難です。なおかつ邀撃に成功しても生き残った弾頭や破片は落下します。ミニットマンとかスカッドなどがこれに当たります。
巡航ミサイルとは通常の飛行機と同じで翼の揚力により飛行します。エンジンも大概はエアブリージングタイプです。比較的に低速のもの(とはいってもジェット機なみ)が多いです。ミサイルの大きさに比べ弾頭重量が大きくでき、また低空を飛行するものはレーダー網をくぐりぬけることができ、必ずしも邀撃は容易とはいえません。かえって見方機との識別の必要もあり、それはそれで単純ではありません。トマホークとかスナーク、沖縄で有名だったメースなどが該当します。
以上は大概、長距離の地対地ミサイルですが、短距離のミサイルなどでは、これらの中間的なのが多いですね。翼が無くても胴体が翼の役割をします。
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