以前北京で漢方薬販売のアルバイトをしたことがあります。一緒に働いていた方、ほか友人曰く、「日本の漢方は昔の中国の処方箋のままである。」という事でした。日本では、風邪には「葛根湯」というように西洋医学と同じですが、中国では、医者が目、舌、脈と各種症状から判断し、それぞれの人に合わせて処方します。そして風邪や食欲不全くらいなら即効で治ります。また、中国では漢方はどんどん更新されているそうです。
また、根本を治そうとするので、例えば「耳鳴り」であっても「めまい、腰痛、頻尿、眠れない、イライラする、のどが渇く」等であれば、原因は耳でなく腎臓が虚の状態であると解釈され、食事には、クコの実入りおかゆ、蓮の実、朝鮮人参、山芋を摂取する、漢方薬は…という具合です。(我が家にある中国語の本より)
耳鳴りでも種類があります。
陰虚耳鳴:腎臓が弱い(上記)
陽虚耳鳴:脾臓/腎臓が弱い(腰が重い、冷え性、勃起不全、早漏、軟便、倦怠感、虚弱感…)
気虚耳鳴:胃/脾臓が弱い(疲労感、倦怠感、膨満感、顔色悪し、軟便…)
血虚耳鳴:肝臓が弱い(セミの声のような耳鳴、眩暈、寝付が悪い、目が乾燥…)
症状により処方は当然違うものになります。簡単に言えば、「気虚耳鳴」であれば、胃に優しく、胃を丈夫にするような食事や薬ということになります。
さらに、複合して考えるので、処方は更に複雑化します。
ぜんぜん答えになっていませんね。すみません。えらそうに書いていますが聞いた話と体験談だけです。上記症状は中国語の本に書いてあることの抜粋です。
日本にもしっかりした漢方の先生がいると思いますが、残念ながら私は北京しか知らないのですみません。
お礼
早速そのサイトへいってみました。根気よくやっていきます。ありがとうございました。以上をもちましてしめきりとさせいぇいただきます。皆さんありがとうございました。