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着物の白生地の黄変
着物については全くの素人でよくわからないのですが、タンスにしまってあった着物の白裏地が黄変してしまいました。 そこで質問ですが、 (1)このまま放置しておくと着物の表まで黄変するのでしょうか。 (2)この状態でタンスに収納すると、他の着物に影響するのでしょうか。 (3)黄変したまま着ても大丈夫でしょうか。 以上よろしくお願いします。
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(1)経年による黄変なら心配ありません。カビや汗ジミによるものなら要注意。 (2)同上 (3)気にならなければOK 真っ白な胴裏に限らず、すべての正絹は黄ばみます(ほんとは着物の表地も黄ばんでくるのですが、染色加工されていますから分かり辛いのです)。これは酸素や紫外線による絹蛋白質の光酸化反応が原因ですから、たとえ箪笥に仕舞いっぱなしの新品でも時が経つにつれ黄ばんできます。 最近の胴裏は精錬の技術も進み、黄変防止加工などを施すことによって黄変が抑えられるようになりました。防止加工は要するにパールトンのようなガード加工です。絹繊維が空気に触れないようにコーティングしてあります。ですからカビも防げます。件のお着物の胴裏は、黄変防止加工がされてないもののようですね。 その黄ばみが単なる経年によるものなら大丈夫ですが、胴裏に残った糊やカビ、汗ジミなどが原因ですと、表地や他の着物に移る可能性があります。 判別つかないようなら、一度悉皆さんや着物専門のクリーニングで相談されてはどうでしょうか。
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- ZEro-0-REI
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着物を見ていないので、推測で、お話します。 (1)裏地ですよね?古いのかな?今の着物だと、正絹でも黄ばみ防止の加工がしてあるので、そうそう黄ばまないかと思うんですが。 表の生地の色は、白っぽいのかな? 下地の染によっては、赤っぽくなったりするみたいだけど。 (2)タンスは、どんな状態でしょ?着物は、湿気に弱いので、乾燥している時期に、引出しを少し開けて、換気してあげるだけでも、違うんですよ。着物も生きてますから、呼吸させてあげてください。 (3)黄色くなっても、着れます。 裏地だけ付け替えも可能だと思います。 気になるなら、悉皆屋(しっかい)や、呉服屋さんに相談してみては?
お礼
あまり換気していなかったのは確かです。 よくわかりました。ありがとうございました。
- au-soleil
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裏地が黄変したのは、紛れもなく、それが正絹裏地だからです。 正真正銘の絹物だからであり、何も恥ずかしい事でも何でもありません。 上質な御着物を誂えた証です。 (1)きものの表地にまで影響はありません。 (2)他の着物にまで影響することなどもありません。 (3)そのまま着ても何ら問題はありません。 和服は正絹(書いて字の如く、正に100%の絹の素材)を用いて織り、染め、仕立ててこそ、その価値が認められます。 裏地の白生地が黄ばむのは正絹だからです。(絹は天然繊維ですので一度でも袖を通すと汗やら湿気やら…そして大気中の湿度も関係し時間経過に連れて変色します) もし化繊だったら変色はしません。いつまでたっても綺麗な白です。 (最近は黄変を嫌って、裏地をあえて化繊で仕立てる人もいるようですが、着心地は天然素材とは全然違いますね。着る頻度が少ないから、その違いが解らず、結局どうでも良いのでしょうね…) 例え裏地が変色しても表地に色移りする事などはありません。 表地が変色する事はあります。しかし、その場合は何度も何度も着て、日光によって褪色するとか、洗い張りして仕立て直したりとか、そんな場合だけです。それも、捺染技術の高度化により昔ほど色あせも無くなりました。(現代では、それほど着ないという事もあります) どうぞ質の良い和服を安心して着て下さい。
お礼
よくわかりました。 ありがとうございました。
お礼
丁寧で科学的な説明でよくわかりました。 ありがとうございました。