ビデオテープの記録が1秒間に30コマ、きちんと記録するのに対して、DVDビデオでのMPEG2は、15コマを纏めて省略と圧縮をするので、本物の一コマが存在しないからです。15コマ単位で計算上導き出された一コマが連続再生されます。
だから、1秒間に3回以上動くものや、明暗の激しいものは、予測計算がうまくいかずに破綻して画面が荒くなったりブロックノイズが発生します。
これを押えるためには記録時の転送レートを高くしなくてはいけない訳ですが、残念ながらDVDビデオの規格では、9.8Mbps(DVD1枚で1時間記録)が最大で、破綻が目立たなくなる15Mbpsまで上げて記録する事が不可能です。
DVD1枚に4時間、6時間と入れようとすると、どんどん低画質になります。情報量が欠落しているからです。不可逆圧縮の宿命で、デジタルだから高画質、という訳ではないのです。
ビデオテープの画質は結構侮れないのです。記録したデッキ、記録したテープのグレード、現在の再生環境によって左右されますが、VHS3倍録画の画質のほうがDVDの4時間記録より遙かに上、という事はよくある事です。
その観点で言えば、ご質問者さまの「DVDの法がテープより画質が悪い」と思われるのは当然です。ご質問者さまの目は確かだ、と私は判断しました。
私は35年以上、映像、ビデオ関係を趣味と仕事にしていますが、1999年12月のDVDレコーダー登場以来、ビデオテープの画質をないがしろにする考え方に非常に不満を抱いています。まともに再生できる環境が無いから、ハイビジョンTVで再生すると酷い画質になってしまうのです。
ご参考までに。
お礼
ご回答いただきまして有難うございました。 質問内容が誤解を招く内容だったので仕方ないかもしれませんが、 理解していただける方がいてよかったです。 私もド素人ですが、録画時間(モード?)をかえれば画質が落ちるのは 理解しています。 ビデオテープの時も当然長時間モードで録画していました。 DVDの恩恵を受けられずとも、ビデオテープと同じかそれより少し でもよければそれでよかったんです。 でも・・・・・・。 映し出された画像は明らかに悪く、改善に四苦八苦していました。 kogechibi様はお詳しいようですのでお伺いしますが、長時間録画 モードを変えず少しでも改善する方法は無いでしょうか? 高価なデッキに買い換えたり、長時間録画モードを変更する事は なるべくならしたくありません。 最低でも、ビデオテープの長時間録画モードと同じ位を確保できる 位がいいのですが、いい知恵がありましたらご教示下さい。