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アメリカか日本の大学院のどちらに進むべき?
私は慶応の法学部を3年前に卒業した公務員です。 もともと学部時代から 大学院進学という思いはあったのですが、 両親からの「一度は社会に出ておけ」との説得 と費用の問題からとりあえず就職しました。 しかしやはり大学院進学があきらめきれず ふたたび大学院進学を考えることにしました。 大学院では女性学を学びphdを取得したいと考えています。 (研究者の道は本当に狭くきびしいとは覚悟していますが。。。) そして進学先はアメリカの大学院をまず考えています。 理由としては ・留学をしていたので英語力を活かせること ・ジェンダースタディーズ等のphdコースは日本にはないこと ・米国学部教育がリベラルアーツなので法律→女性学(ベースは社会学) という専門違いであっても受験しやすい ・phdコースであれば大学から援助を受けられるので 両親に経済的に頼り切りにならなくてすむかもしれない ただ問題として、 ・ジェンダー系などに代表される学際系の分野は (たとえ同じような研究をしていても) 社会学というような既存のしっかりとした学問分野の下で 学位を取得するより就職のポストの枠が狭まりやすい ex. 大学でジェンダー論を教えていても専門はまた別で あることが多い ・アメリカで重用しされるGPAが3.2ほどしかないため 一流の大学院はかなり難しい (言い訳ですが個人的に女性学の先生について学ぶというのが 学部時代のメインの勉強でしたので。。。) そのため、 わざわざアメリカの2流以下の大学院に無理して入るのなら 日本のきちんとした大学院(慶応、早稲田、東大、首都大学)等で 社会学という枠組みの中で女性学を研究していった方が いいかどうか迷っています。 ただ日本の大学院の場合に問題になるのが ・学部レベルであっても社会学の専門教育を受けていない ・卒論がなかったので、大学院に提出する卒論(東大等)がない (アメリカの大学院は専攻が違う場合はほとんど提出する必要が ないようです。) ということです。 長々ややこしく書いてしまい申し訳ありませんが この場合 日本の大学院に行くべきか アメリカの大学院に行くべきか (しかも行くとしたら社会学のphdかジェンダーのphdか) どう思われますか? こんなことすら決められない状態で 研究者志望なんてなさけない限りですが、 どなたかよろしくお願いいたします。
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- yuranyan
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アメリカで、修士をとりましたがAcademic系ではないので、ちょっと違う視点から。 学士もアメリカでとりました。学士の時に、Businessクラスを教えている先生がいて、よく話をしました。やさしい先生で好きでした。テストで1、2番の生徒には、表彰状をあげるという変り者の先生でした。私も貰いました。この先生(PhD)を3つも持っていました。3つとも、社会系だったと記憶していますが、一つはGender studyでした。自分の力を入れているのはこれだと言っていましたし、それまでGender studyを聞いた事が無かったので、これだけは覚えています。元々は、MBAをとり、普通の会社で働いていたそうです。その時の収入は良かったと言っていました。しかし、興味はそれではなく、Gender studyなどのPhDをとったとの事です。でも、Gender studyなどで、働き口がなく、探してはいるがしかたなく、Businessのクラスをもう何年も教えていると言っていました。あきらめずに、Gender studyでの職を探すと言っていました。授業でもこの話をしていて、学生に文系のGraduate schoolに行く場合は、働き口がない現実をよーく知っておいた方が良いと話していました。普通の会社で働いていた時の年収には、PhDを取ってから、はるかに届かないといっていました。こういう現実もあるそうです。
- caldad
- ベストアンサー率60% (53/88)
アメリカのLACの大学生の子供がいます。この子は一時、質問者さんと同じような将来設計を考えていたことがあり、社会学関連の大学院入学のリサーチをしたことがあります。 とくに分野で上位の大学院では、GPAの判断は2種でするようです。ひとつは4年通年のGPA,もうひとつは大学院専攻に関する科目だけのGPAです。質問者さんのばあいには、Women's StudyあるいはGender Studyの関連科目のGPAがどうであったかが、選考過程での要件となるように思います。それぞれのGPAについては、3.5と4.0かそれに近いものが必要といわれています。 もしその、Women's Studyの教授たちと懇意であれば、その先生たちから強力な推薦状をいただけるのではないかとも思います。もしこれが可能であれば、合格への有力な推進力となるように思います。 ご存知のように、GREの試験も必要ですが、アメリカの場合には、一般的に上位大学院、Ph.Dに進学を希望するような学生たちは、学部時代に自分でリサーチしているか、あるいは教授のリサーチアシスタントなどをしていることが多いと思います、 現在の志望はPh.Dではありませんが、私の子供も3年次の夏休みに2ヶ月、研究給付金を支給されて海外で個人研究者として調査ために滞在をしていましたし、最近は大学の卒論内容を学会で発表しています。またこのような学生は、とくにLACでは希少というわけでもありません。 たしかにPh.Dコースに入学できれば、学費は免除でリサーチアシスタント(RA)ティーチャーズアシスタント(TA)または、Fellow(研究給付金受給者)として18000-30000ドル程度の収入があるそうですから、ほとんどただで行けることになります。しかし、就職への競争は熾烈で最近、私の子供の大学であった、社会学教授の求人(1名)に対しては300名の応募があったといいます。この大学では、応募者のために授業のテストもあり、学生も審査をしたとか、数次の審査に残った2名の出身大学院はStanfordとUCLAだったそうです。 要注意点としては、大学によるのでしょうが、この分野の場合には修士課程と博士課程では、入学の窓口が違うことがあり、修士課程に入学して修士を取得後に博士課程進学という道がとざされていることもあるようです。 私にはどうしたら良いという示唆はできませんが、以上が考慮のヒントとなれば幸いです。
- my3027
- ベストアンサー率33% (495/1499)
質問者さんと同じで、日本の学部を出て働いてお金を貯めて院留学しています。理系ですが。 >この場合日本の大学院に行くべきかアメリカの大学院に行くべきか? まずPhDを取るのが目的であれば、日本では難しいと聞いています。従って、学位を研究者のライセンスとして取るという意味ではUSだと思います。ただ、余程優秀で無い限り通常研究者と採用されるのはコネです。米大卒では日本大卒よりコネという意味では不利になります。 あとマスターで資金援助は余り当てにしないで下さい。PhD課程からです。従って、渡米する場合最悪2年自費で払う費用を用意して下さい。 専門がどちらがいいかは質問者さんが決めればいいと思います(畑違いでわかりません。すみません)。 以上から日本で職を獲たいのであれば、日本でコネを作る方が米大でPhDを取ったがコネが無いより有利と思われます。米で働くのであれば、米大ではないでしょうか。