補足的に。
1. 歴史学の場合、1800年代は1800-1809と解するのが普通です。なぜなら、100年単位の時は「世紀」、1000年単位の時は「千年紀(millenium)」を使うからです。万年単位は考古学・地質学の範囲になります。
2. 金融の場合、1ドル=180円台といえば、180.0-180.9を示します。10円単位で示したい時は「大台」を使います。百円単位は殆ど無意味なので使いません。
3. 人間の場合、幼い時は1年ごとの成長の差が大きい、つまり区別する実益があるので、5歳代といえば、5.0-5.9を指します。しかし、成長すると、10年単位で区切る実益があるので、50歳代は50-59なのです。実際、その限界事例である10歳代という言葉は座りが悪いでしょう。この場合は、ハイティーンとかの区分が有効になのでしょう。
4. 以上のように文脈で、そのような区分を用いる実益がある範囲で、使い分けられています。もっとも、それでもややこしい場面はありますが。
5. 自然科学では厳密を期するため、0.1gは0.05-0.14、1gは0.5-1.4、10gは9.5-10.4g、1*10gは5-14、10*10gは95-104、1*10^2gは50-149、という使い分けがありますが、この方式を利用して、50.0歳-50.9歳は50歳代、50.0歳-59.9歳は5×10歳代、なんてのはどうでしょう(冗談ですよ)。
お礼
詳しくありがとうございました。とくに3の解答は通常のコンセンサスと思います。 ただ10歳代の感覚は20歳未満をさすとは思えないのでは。 ここはやはり10代と言うべきでは。「10代の恋よさようなら~」という歌がありましたね。