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欧州のアスファルト舗装の構造
初めて質問させて頂きます。 土木は専門外です。 日本での国道等でのアスファルト舗装は路盤上に各5cm程度の表層、基層の2層構造が一般的と理解しています。 フランス、ドイツ等の欧州諸外国では一層構造が一般的と先方の方から説明を受けました。しかし確認するものが無いので教えてください。 現実にその様な構造になっているのでしょうか。 一層では日本の基層のレベル機能が無くなるがなぜ不要なのか、また転圧にも問題が無い薄さなのか、10cm程度を一度に転圧できる機械を使用するためにできるということなのでしょうか。 よろしくおねがいします。
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回答します。 手元に資料がないためなんともいえないのですが、欧州大陸は「先カンブリア代」から「中生代」にかけて発達した地層のため岩盤が固いことは有名な話です。 日本列島の場合には、確かに古い地層帯(カミオカンデなどがある、富山内陸地層)が存在しますが、圧倒的に新生代以降の地層です。特に平野部は、新生代第三期から新生代第四期にかけて河川から土砂などが運ばれて形成された「堆積平野」であることはご存知だろうと思います。 このため、岩盤に近いところに拡がる欧州大陸では1層構造でも何とか道路が成立しますが、日本列島では2層構造ではないと安定しないことから現在の工法になったと理解しています。 ついでに、書き加えておけば、欧州大陸の国道に相当する幹線道路は、その基盤に「ローマ時代」の道路を内包しています。これは、ご存知かどうかわかりませんが、石畳の道路によって構成されており、これを基盤として、その上にアスファルト舗装されたものも存在しています。 では。
お礼
すぐ回答頂いたのですがお礼が遅くなって申し訳ございません 大きな視点での地層の違いがよく理解できました 具体的に確認したい部分を明確にできましたら 是非教えていただきたいと思います たいへんありがとうございました
補足
さっそくの回答ありがとうございます たいへん参考になります。 地層の違いが大きいこととはまったくわかりませんでした 確かに大きな地震の被害も聞こえてこないわけですね 私の説明が不足しているのですが、先方様の一層構造がアスファルト舗装のどの部分を指しているのかですが、表面から約10cm程度下までの日本での基層・表層部分が一層構造と言われました。もしかしたらその下の上層路盤、下層路盤も日本とは異なって一層構造なのかもしれません。 Kt1965様の一層とは表層・基層部分でしょうか。