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中学校の統廃合について
今近所の中学校3校が統廃合する予定です。行政に統廃合するメリット・デメリットを聞いても何か納得いく説明がないので、中学校統廃合した学校に通われた方、もしくは統廃合した学校に通われてる子どもをもつ親御さんにお伺いしたいのですが、統廃合して良かったと思う点・不便だった(もしくは悪かった)と思う点を教えていただきたいです。 親からみた点と、子どもからみた点と両方あると有難いです。 ちなみに、私の子どもが中学校3年になる時に新学校へ通うようになる予定です。周りの父兄も私もできたら受験前なので、高校受験の1年前に…と心配しています。 みなさん、宜しくお願いします。
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#2です。 1.逆に、統廃合1年目に当たる先生方はどうなんだろう?と思うところがあります。 これは、あまり関係ありません。というのは、行政・学校側は統廃合の実施に向けたロードマップをきっちり持っています。また、校内でも主要なポストには統廃合・学校新設の経験者を据えて、様々な事態に対応できる体制を整えています。 ですから、その他の先生方にとっては、単に転勤した程度のストレスしかありません。まぁ、生活指導で足並みを揃える(それぞれの学校のやり方が違うから)までに多少時間(2年くらい)がかかりますが、その程度のことです。 2.また、身近な例はないでしょうか? 統廃合を地域過疎化の問題とリンクして話される方がいらっしゃいますが、統廃合は別に過疎地域の問題ではありません。東京でもいくらでもあります。逆に過疎地域の方が、(通学距離の問題で)統廃合がやりにくいのです。ですから、この問題を他のテーマとリンクさせることは適切ではありません。 例えば、都心の千代田区では小学校が14校から8校に、中学校が5校から2校(+中等教育学校1)にここ15年くらいで減りました。ニュータウン地区の団地の学校(平成狸合戦のモデル地区)も、同時期に同じ年齢層の家族が入居するため、一気に学齢期の子供がふくらみ、一気に減少するという現象がおきます。ですから、ニュータウン地区でも統廃合の事例はいくらでもあります。これは人口の多寡の問題ではなく、人口動態(何歳の人がどのくらいいるか)の問題だからです。 行政としては、10年後・20年後を見据えた施策を考える必要があります。もちろん、学校が減ることはその分経費の削減につながるわけですが、その土地を遊ばせるわけではありません。 特に統廃合が俎上にあがる地域では、逆に高齢者問題が大きなテーマなのです。ですから、学校跡地に高齢者向けの施設を作るなどを計画します。当然、それには維持管理費を含めた経費が(学校を維持管理するのと同様)必要です。 ですから「経費削減」ではなく「予算の振り替え」と表現した方が適切なのではないかと思います。ただし、何度も言いますがこれはあくまでも「行政の側の論理」であって、そこに実際にお子さんを通わせる保護者にしてみれば、納得しがたい部分があることは、これまたよく分かります。
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- takatan77
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#3です。 統廃合を経験した先生はそんなに多くないと思います。 規模の同じ中学校が統合するのか,大規模中学校に小規模中学校が吸収されるような形なのか,で様子は変わってくると思います。 統合したと年は混乱することも多いと思います。体育祭や学校祭,合唱祭などのやり方も一から始めることになります。委員会活動や部活動もかわります。伝統がないので,全て新しく作ることになります。 統合の年の三年生は,生徒会活動も部活動もやりにくいかもしれません。 バスは,市町村教育委員会で決めるのだと思います。私がしっているスクールバスは,既存のバス路線よりも細かく止まってくれます。
お礼
補足質問に対する回答ありがとうございます。生徒会活動・部活道は私もかなり心配しています。特に我が子が中3の時に関わるとなると、それまで頑張ってきた部活道ではレギュラー決めやチームプレーが最後の大会までにうまく出来るかと問われたら『?』と思っているので、いっそのこと初年度は新1年生だけから始めるわけにはいかないのかな?と思っています。最初は『統廃合のメリット・デメリット』についてだけお伺いするつもりだったのに、かなり私情を織り込んでしまい、皆さん、すみませんでした。
(私の子どもは、学年1クラスの小さな学校に在学しているので、それをふまえての感想みたいなものですが) 子どもがバスケ部に入っています。 ちなみにバスケ部の部員数は10人程度です。 試合の応援に行くたびに思うことは、うちの学校よりも規模の大きな学校だと、部員が20人を下回っているところはなく、そして、(当然)うちの学校よりも強いです。 強い弱いの感じ方は人それぞれで、部活動にそれを求めることへの意見も人それぞれでしょうし、もちろん指導者の力量におうところも大きいとは思いますが、私としては、子ども同士の切磋琢磨という観点から、ある程度の規模は必要、そして統廃合はその一手段であると思っています。 もちろん、小規模校には小規模校にしかない良さもたくさんあると、私は思います。 蛇足ながら、教員の人件費について触れられている方がいらっしゃいましたが、中学校教員の人件費は都道府県が支出していますので、中学校の設置者である市町村にとっては関係のない話です。 市町村にとっては、人件費ではなく維持管理費の削減にメリットがあるのだと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 大人数なりの良さも少人数なりの良さもありますもんね。今現在の学校も少人数です。 逆に大人数だと部活道やイベントイベントの張り合いが出るのも確かですしね。 人件費の事は分かりました。お教え頂き、ありがとうございます。
- Ama430
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だいたい出ていますが、単純に教育費の削減の一環であるだけでなく、地方の切り捨ての一場面であるということもお考えいただきたいと思います。 小中学校を統廃合するということは、ある地域に学校がなくなるということです。 人口密度の低い地域では、学校がなくなると過疎化は進みます。 前後して、民営化した郵便局や公営の各種施設も「人がいないから」と撤退し、ますます過疎化が進みます。 そうすることで人口密度の低い地域にかけていた行政サービスを大幅にカットすることができます。 単学級では人間関係がリセットしにくいのはご指摘の通りですが、そもそも40人という定数は世界標準から見て10~15人も多い数であるということを思い出していただきたいと思います。 生徒減で教室はあまっていますから、40人の単学級を20人2学級に編制し直すだけで、学年ごとの人間関係のリセットは可能になります。 そして、少ない人数相手にきめ細かい指導ができれぱ、人間関係のトラブルも減少するでしょうから、リセットする必要も少なくなるのではないでしょうか。
お礼
回答していただき、ありがとうございます。 過疎化である程度仕方がない事なのかもしれないと思うところもあります。 メリットとして掲げられている事項も長期的に考えればとてもメリットなんですよね~ 統廃合した学校の実例(初年度の状況)をご存知であれば詳しくお聞かせいただきたいです。もしよろしければお願いします。
- takatan77
- ベストアンサー率30% (16/53)
学年4~6クラスくらいの学校が,最も楽しい学校生活を送れるように思います。(あくまでも,個人的な思いですが) 学校行事や部活動は,ある程度の生徒数がないとできない物もあります。 学校が統合すると,通学距離は長くなります。これは大きな問題ですね。 教員数のことも書かれていますが,これも重要だと思います。教員の配置数は生徒数によって決められます。各教科の先生が複数いた方が良いと思います。学年が二クラス以下の学校だと,5教科の先生も一名だけだったり,技能教科の先生が抜けていて専門外の先生が受け持ったりすることになります。 教科に先生が一人だと,改善もチェックも無くなってしまうかもしれません。技能教科の授業は専門の先生が教えるのと専門外の先生が教えるので大きく違ってしまいます。
お礼
回答していただき、ありがとうございます。 プロフィールを見て、また質問させていただきたいのですが、統廃合してすぐの学校はどんな感じなのかも気になります。 生徒と保護者は勿論、先生方は混乱しないのでしょうか? 統廃合した学校を経験された先生が集まるのでしょうか?それとも、経験云々は関係の無い先生が集まるものなんでしょうか? 統廃合したら、町がスクールバスを準備するようなのですが、スクールバスのバス停留所はその地域の生徒数などによる規定に沿って(?)設けられるものなんでしょうか?(それとも既存のバス会社のバス停を使用するもの?) 何かと気になる事ばかりで… もしご存知であれば、お教え頂けると幸いです
- hukuponlog
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正直なところ、行政側が言うほどの統廃合のメリットは、当面する子供自身には無いのが本当のところです。 長期的にはもちろんあります。子供にとってはっきりメリットといえる点は 1.人数が増えるため、部活や行事が盛り上がる 特に中学では、少ない人数の場合、運動系の部活がどうしても少なく(できなく)なります。また、運動会や合唱コンクールなど各種行事も盛んになりません。 2.同じ理由で、良い意味での「競争」が生まれる こちらは勉強の話です。高校受験がある中学では、ある程度の人数で「競争」をした方が自分の学力について客観的な評価ができます。 3.友人関係がリセットしやすい 単学級や少数学級だと、どうしても小学校時代の友人関係やその中でのポジションが固定してしまいます。クラス替えをしてもあまり意味がない。その点、複数の学校から初対面の子供達がたくさん集まる環境ですと、良い意味での「やり直し」が効きやすくなります。 4.施設・設備は新しく、良いものになる 通常、統廃合をした場合、とりあえずはどこかの校舎を借りるとして、最終的には新築(この点は後で述べます)の校舎に入ることになるのが普通です。 一方、行政側の論理も分からないではないのです。行政は将来(10年、20年先)の統計資料を持っています。10年後、○○中学の在校生が何人になるかなんてことは、住民票や出生届を見れば分かる。20年後のことだって、各種統計からかなり確度の高い推計ができます。 中学としての機能が維持できなくなる可能性も考えられるわけです。中学は教科担任制ですから、人数があまりにも少なくなると、小学校と違って教科担任がきちんと維持できなくなるのです。 「その時」になって大騒ぎをしても「遅い」のも確かです。ですから将来を見通して手を打っておきたい、というのはそれなりに責任ある態度だとは思います(新築校舎は、おそらく将来「老人施設」や「公民館」などに転用可能な作りをすると思いますよ)。 ただ、これらのメリットや論理は冒頭に述べたように、良くも悪くも「大所高所」(学校側、行政側)からの長期的な発想で、「私の子供達が過ごす3年間はどうなのだ」ということになってくれば、メリットはあまり無いのです。したがって、別の意見が出てくるのは当然です。 過渡期には色々な不具合が生じます。統廃合というのは、極端な話をすれば、95人の人のために、5人には不便を忍んでもらうという論理に近いですから、5人の人にしてみればたまったものではありません。そこをどう納得するか、合意するかはそれこそ民主主義の問題だろうと考えます。
お礼
回答していただき、ありがとうございます。 私が通っていた中学校は1学年6クラスあったような学校だったので、行政側が掲げるメリットは何となく理解出来るところもある事はあるのですが、新しく何かを始めるとすれば、何事も軌道にのるまでは時間がかかると思い、しかもその1年目に中学3年生の我が子達が関わってくると考えたら、心配で…(過保護かもしれない?でも正直なところ、ひょっとしたら統廃合1年目が中学1・2年だったらまだ心配が少なかったかもしれません)。 逆に、統廃合1年目に当たる先生方はどうなんだろう?と思うところがあります。その辺りも気になります。 また、身近な例はないでしょうか?
- pasocom
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>行政に統廃合するメリット・デメリットを聞いても何か納得いく説明がないので。 行政側にとって統廃合とはひとえに「効率化」です。それ以外の理由は所詮付け足しのいいわけに過ぎません。 校舎が1つになり、余分な公有地が出る。その場所に別の施設を作ることもできるようになります。そして何より、教職員を効率的に配置できる(教師一人あたりの受け持ち生徒数を多くすることができる=同じ生徒数で教師の数を最小限にできる)ことによって教育にかかる支出を抑えることができます。これは教師だけでなく、事務員、給食職員、保健職員すべて含んで同じ事が言えます。 統廃合して利用者(こども・保護者)にとってメリットはほとんどないでしょう。学校は遠くなり、通学が負担になる。ちょっと用事があっても学校に行きにくい状態になります。それだけ保護者と教師の距離も離れてしまいます。 唯一のメリットは子どもにとって友達の範囲が広がる、またそれによって学習の競争意識が生まれるという事でしょうか。これもそれほどのメリットかと言われると?マークです。
お礼
悲しい感じもしますが、『効率化』なんですね… 確かに小さい町で、生徒数も少なく過疎化が進んでいる所なので、統廃合の話が出るのも分からなくもないのですが。 通学が大変になる子もいて(バス停をいくつ設けるかにも因りますが、バスで1時間以上かかるであろう子も出てきます)、通学を気にしている父兄・学校の体制や運営がうまく回るかどうか不安な父兄、それぞれです。 今不安に思っている事も全て解決できる統廃合になると良いのですが(全部は無理かもしれませんが)…。 回答していただき、ありがとうございました。
お礼
驚きました。都心でも統廃合はあるのですね。勉強不足もいいところでした…てっきり統廃合は過疎地域特有なものだと思い込んでいたので。。。 色々と詳しくご説明いただき、ありがとうございました