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スラムドッグ&ミリオネアの魅力が分からない
私だけ? 別に不快感などはまったくないんです。 観て難解な事もありませんでしたし、好きでも嫌いでもありません。 強いていうなら(早く終わらないかな、この映画・・)と思ったっていう程度です。 本当に素直な気持ちで、純粋に分からないのです、 どこがいいのか。 教えてください。
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- tomato9999
- ベストアンサー率57% (4/7)
恐らくこの映画がオスカーを穫ったのは、昨年の作品賞だった『ノーカントリー』の影響が色濃いのだと思います。 『ノーカントリー』は原題を『No Country For Old Men』と言って、「老人」がアメリカという国の終わりを感じる、とても閉塞感の強い、乾燥した絶望に包まれた映画です。 ある意味アメリカンドリームの終焉を描いたこの映画の後で、スラムドッグミリオネアは登場しました。 おそらくアメリカでは既に失われた単純なアメリカンドリームがインドという発展途上の未来ある国を舞台に描かれたことが、 昨年オスカーで行き着く所まで行った感のあるアメリカにとってはそれなりにインパクトのあるものだったのでしょう。 というわけで、『ノーカントリー』を見ると、この映画が評価された理由が少しはわかるかもしれません。 そういう背景なしにこの映画を見るならば、私も内容のない薄っぺらい凡作だと思います。悪い映画ではないとも思いますが。
- nakayama-s
- ベストアンサー率26% (8/30)
私は本作を観ていない(田舎の当地では、まだ上映されていない)ので回答にはなりませんがご参考まで。 雑誌、週刊金曜日の4月24日号にこの映画の批評が載っていました。批評子の評価は散々です。「実際、インドでの本作に対する評価は低く、(中略)インドを舞台にインド人/系俳優が演じる、ご都合主義的でチープな”ハリウッド映画”に成りさがっている。」 一方で本作の原作である「ぼくと1ルピーの神様」は高く評価しています。「原作と映画とでは、つくり手の志が天と地ほども違う」、と。 私はまず映画を観て、それから原作を読んでみようと思っています。批評家や世間一般の評判と、私の感想とは違うことも多く、この映画もどうなるかは分かりません。この映画を楽しまれた方がこの一文で不愉快になられましたら、お詫び申し上げます。
- rincoro2g
- ベストアンサー率74% (29/39)
「この映画に魅力を感じなかった」と言われる方に「ここが面白かったたです」と説明するのは、少し勇気が必要です(笑) 先ずこの映画に食い付いて頂くには、クイズが好きである、或いはクイズ番組・・・「クイズ$ミリオネア」が好きである、 ということが前提だと思いました。 そのクイズ番組がリアルタイムで進行し、何故正解できたのか?を紐解くシーンとして、主人公ジャマールの生い立ちを 幾つかのエピソードで追っていく構成が、私には良かったです。 その中でも「100$紙幣に描かれている歴代の米大統領は?」の正解に関するもの・・・ 地下道で目の不自由な少年が、歌のチップとして受け取った100$紙幣の感触を確かめながら 「ジャマールも立派になったんだね」と言ったのが、印象に残っています。 休憩時間に入ったトイレで、過去唯一のミリオネア・・・番組のMCであるプレーム・クマールから示された正解。 従うのか?背くのか?かなりドキドキしました。 昔から好きだった女性が諦めきれない、というのは私好みのストーリーではありませんでしたが、同じような年頃の子供を 持つ親だからでしょうか? 小さい頃のジャマール、サリーム、ラティカが、少しだけ愛おしく感じられました。 取調べを行ううち、警部がジャマールに少しづつ親身になっていく様子も良かったし、プレーム・クマールも 憎まれ役をクールに演じていたと思います。 エンドロールと並行して、何事もなかったように多人数で踊り、最後にまた二人で駅を歩いて行くシーンも良かったです。 取り留めのない文を長々と並べた割りに、ご質問の回答になりませんでしたが、最近観た映画の中では楽しめたひとつ だったので、書いてみました。 big-trさんが最近観た・・・或いは今まで観た映画の中で面白いと感じたのは何ですか?
- 参考URL:
- http://slumdog.gyao.jp/site/
お礼
ご回答ありがとうございました。 実はエンドロールの途中で席を立ってしまったので、駅のシーンを見逃してしまいました。 どういう所を楽しまれたか、とても分かり易かったです。 クイズ番組ものでしたらレッドフォードのクイズショーの方が好きでしたし、運命論を娯楽的に表現した点でいうと映画化されていませんが「数学的にありえない」(アダム・ファウラー著)の面白さには叶わないと思いました。 この映画鑑賞後の分からなさ加減を何にたとえようと考えていました。 ジャームッシュのザンパラの公開時を思い出しましたが、それとは少し違うようです。 ダニー・ボイル監督の「トレインスポッティング」の良さが原作小説も映画も私には解りませんでしたので、この監督はもしかして貧困と希望というテーマをまるで1930年代の名作「フリークス」のような視点で表現しているんじゃないかと思えて仕方ありませんでした。 私はこの作品が苦手なのではなく、もしかしたらダニー・ボイル監督と彼を評価する映画関係者達が嫌いなだけなのかもしれません。こういうものが出てきた時は、何故だかどうしてもこれを評価しなければいけないと思っているかのような。 既に既出で、別段新しくもない表現方法なんだけど・・・。
お礼
やっぱり散々だったんですね。 あれほどオスカーをさらい日本の批評家達にも好評価を得ているというのに。 (でも、どうして誰もそのことに触れないんだろう???) 原作があるとは知りませんでした。 私にはむしろそちらの方が好みかも。 早速チェックしてみます。 ありがとうございました。