• ベストアンサー

ベテランでもなぜ遭難、なぜ救援を呼べないのか?

最近、北アルプスの遭難、死亡事故がおおいですね。 4/27 「京都府立大の3人不明 北アルプス・鳴沢岳」 4/29 「北ア鹿島槍ケ岳の2人遭難、男性の遺体も収容」 これをみてもわかるとおり凍死が多いのでびっくりです。 北ア鹿島槍ケ岳の一人は 雪の割れ目に隠れていたとか。 なぜ、救援を呼ばないのか不思議です。 携帯電話は常時つながるとは限りません。 百も承知しているはずです。 私は第3級アマチュア無線技師の資格をもっています。もし、自分が アウトドアに出かけるなら携帯できる無線機を持ってゆきます。 死亡した登山をした人は自分が事故にあったらどうすべきかサバイバルな技術は身につけていると思っていたのですが不思議です。 突然、滑落したとか、なだれや落石、これは仕方ないのでしょうが なぜ凍死しなければならないのでしょう? 今はGPSで位置はすぐにわかるような携帯GPSもあります。 今の無線機にはGPSもついているのもありますよ。 年齢が中高年のベテランだけどそういう通信機器を知らないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160718
noname#160718
回答No.2

 登山歴30年です。  凍死は山岳事故の中でも比較的多いです。ゴアテックスの登場以前は夏山の死亡原因のトップでした。  さて、質問者さんやNo.1の回答者さんもまったく誤解していることですが、例えGPSを持っていようと無線を持っていようと、荒れた雪山で稜線に取り残されれば助かることは難しいです。救助隊が通報を受け、救助要請者の正確な位置が判ったとしても、助けになんて行けませんから。  普段から山岳遭難の報道に注意してみていれば判ることですが、通報があり遭難者の正確な位置も判っていながら、救助隊が現場に到着したのは通報の翌日以降で、時既に遅し・・という事故はいくらでもあります。  荒れた雪山は、人間だけでなく生物が生きられる世界ではないと言うことです。(雷鳥やカモシカだってそんな時に稜線をウロウロしていたら凍死します)  無線やGPSを持っていれば大丈夫、という考えはそれこそ「山を甘く見ている」ことになりますね。  4月下旬は青森や北海道で積雪があったように、大変寒い日が続きました。私は北アルプスの山麓に住んでいますが、とても冷たい大粒の雨が降っていて、「これは山の上はさぞ荒れているだろう」と思っていたところでした。  結局のところ、彼らの遭難の最大の原因は、「そんな最悪の時に稜線で行動していた」ということに尽きます。  それは判断ミスということなのでしょうが、どこでどう判断を誤ったのかということは、報道だけでは判らないことです。  ちなみに装備は、あれこれ持っていけば良いというものではありません。荷物が重くなればそれだけ疲労も激しくなり、気象条件が悪化したりした時に「凍死」するリスクが増します。ちなみに"凍死"と言いますが、正確な表記は"疲労凍死"です。"寒くて死ぬ"のではなく、"疲れ果てて死ぬ"のです。質問者さんが挙げた2例も含めて、です。  また、荷物が重ければ行動速度も遅くなります。遅くなれば、天候が悪化する前に安全地帯に逃げ込むことができなくなるかもしれません。  なので、「装備が軽いことも安全の重要な要素」です。しかし必要なモノを落としてしまっては意味がないので、「何を持ち、何を置いていくか」は、非常に難しく、経験と知識を必要とする問題なのです。  GPSユニットは登山者の間でも普及率は伸びています。学生山岳部でも、今では部の装備としてたいてい持っているでしょう。私も持っていますし。でも、今回のような事例では持っていても何の役にも立たなかったでしょう。無線も、です。

NOBNNN
質問者

お礼

ベテランの貴重なご意見ありがとうございます。 私も南アに数回いったことがある程度でまだ、ビギナーです。 自分も体力に過信して3回目に初心者なのに黒戸尾根ルートを 上ったことがあります。2004年、季節は10月で天気は快晴だったので良かったのですが 途中、足が筋肉痛で5合目小屋からの岩場が続く難所あたりで夜になってしまいました。 恐る恐る 縄とはしごを頼りに風が強く吹く中、ヘッドライトだけが頼りで登ってってゆきました。 19:30近くに七丈小屋について 大変、叱られたたことを思い出しました。  それ以来、山には行ってないのですが・・・ でも、遭難するような天気、しかも雪山になぜ登山したのでしょうか? ラジオを携帯して天気予報を聴けるようにするとか中止するとかできなかったのかがわかりません。 それと ”疲労凍死”の件、よくわかりました。 ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (6)

回答No.7

無線の有無については確認できませんが、京都府立大の3人は携帯電話はもっていた様です。稜線だと通話可能な場合があります。 また、無線を携帯するパーティーがレアというわけではありませんよ。 ただし、今回に関しては、たとえ通信手段が有ろうとも、悪天候で救助は間に合わなかったでしょう。悪天候ではヘリは飛べませんし、地上からも現場に近づくことは出来ません。

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.6

No.5の方の意見について 京都府立大のコーチの伊藤達夫さんは、幾度となく山行記録が世に出ている方で、報道上「ベテラン」だけど実態は「初心者」という範疇ではないとでしょう。 二つ玉低気圧の中、北アルプスの山行を強行したのは、なまじ自信があっただけに天候が崩れる前に抜けきれると判断ミスをしてしまったのではないかと推察されます。 だから良いとか、仕方がなかったとか言うつもりはありませんし、個人的意見としては判断ミスだったと思います。

NOBNNN
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 プロともいえるような有名な登山家の一人でしたのでこのような事故は非常に残念です。 今回の報道の限りでは、天候の悪化をつかんでいながら山行を決行してしまったように思えます。 頂上付近から300m下で一人が雪洞の中で凍死状態で見つかったという報道。おそらく自分で穴を掘ったと思います。 本当に極限状態であったことと思います。 春山の天候は3日ともたないとよく言われます。 やはり何らかの連絡手段はあったほうがよかったと思います。 助けられなくとも通信手段があれば・・・ 無線のシステムも向上しています。 出力の小さいハンディトランシーバーでも直接波は届かなくとも中継できるシステムを使えれば問題はありません。 レピーターはもとよりVOIP(Wires、Echolink)やAPRSなどもあります。 山岳に使えるようなシステムもあればこのような事故は減ると思います。 無線機の装備も山岳関連の装備のひとつとして是非考えていただきたいと思った次第です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • h2goam
  • ベストアンサー率27% (213/786)
回答No.5

他の回答者とあえて違う視点で回答すると新聞報道上のベテラン素人(冬山・春山)登山家にはほとんどベテランと言えるほどの能力を有する人はいません。 そもそも新聞報道で登山暦10年と書かれていても基本的に家族や登山会等に確認した年数であり冬山・春山・夏山に区別はもちろん頻度やレベルもまったく関係ないです。 報道で登山暦10年のベテランと書かれていても、冬山・春山の経験数回リーダ経験初回の人も毎年4、5回冬山・春山への参考を行いリーダー暦5年以上に人も同じように報道されているのでしょう。 報道で言うところのベテランも大半の人は単なる初心者レベルの人が遭難したに過ぎないのでしょう。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • yama3192
  • ベストアンサー率32% (8/25)
回答No.4

N02の方のいうとおり 麓からみて「今日は山が荒れている」 と判断して山に行かないのが正解です。 当日のベテランの方のブログでも同じように判断して太平洋側の山に 変更してます。 天気図と遭難事故の関係を勉強すると 当日の天気図が過去の山岳事故時と酷似してることが分かります。 だからベテランほど天気図を見て計画変更します。 暴風雪の山岳地帯には救助隊は近づけません。ヘリも飛びたてません。 No3の方の「遭難するほどの気象条件だから」 GPSも便利だが天気図の読み方も重要です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • amanda97
  • ベストアンサー率21% (414/1953)
回答No.3

3級であろうがアマ無が届くとは限りませんし 雪に埋もれたらGPSは機能しませんし あと、救援を呼んだけど、凍死しちゃったというのもあります ピザの配達じゃないんだから、電話したら30分で救援が来るわけじゃないです 遭難するような状況の時は、救援呼んでも、救助者がそこにはたどり着けないんです、遭難するような天候ですから

NOBNNN
質問者

補足

無線のシステムも向上しています。 出力の小さいハンディトランシーバーでも直接波は届かなくとも中継できるシステムを使えれば問題はありません。 レピーターはもとよりVOIP(Wires、Echolink)やAPRSなどもあります。 山岳に使えるようなシステムもあればこのような事故は減ると思います。 無線機の装備も山岳関連の装備のひとつとして是非考えていただきたいと思った次第です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • syuitilwo
  • ベストアンサー率30% (169/547)
回答No.1

酷い言い方をすれば、『山を甘く見ていた』と言う事だと思います。 ベテランになれば、経験上「コレぐらいは大丈夫」と思う気持があっても仕方が無い所でしょう。 そう言う所に油断が生じ、予備の装備を省いてしまうかもしれません。 ※装備が少ない=軽い → 行動楽 また、普通に仕事をしている人なら「休日」には限りがあり、多少の悪天候でも「次はいつ休みが取れる&合わせられるか判らない → チャンスは今しかない」と言う事で無理をしてしまう可能性もあります。 救助要請に関しては「他人に迷惑がかかりすぎる」と言う事を考えて、『なんとか自力で下山しよう』と思うのも仕方の無い所だと思います。 山岳救助には最低でも20人からの人員が動員されます。一人の日当を親切金額で1万円としても、一日で20万円吹っ飛びます。 ヘリも出動したら50万からかかるハズ。 コレが救助が出動する前に自力下山出来れば0円です。 なんとか自力下山を、ともがくうちに体力を使い果たしてしまい、残念な結果に… 因みにGPS等の高級装備に関して言えば、山を趣味としている人間には概ね「少々高い」のです。 『買える安全は買っておけ』と良く言いますが、やはり資金の問題は…

NOBNNN
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 できれば 損保ジャパンの山岳遭難保険 http://trim-hoken.sakura.ne.jp/tozan.html などには 必須で加入してほしいですね。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A