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CPUとGPUのプロセスルールの違い

CPUのプロセスルールとGPUのプロセスルールはなぜ異なる値をとっているのでしょうか? それぞれ、 CPUは90nm、65nm、45nm GPUは55nm、40nm、 などと進化してきているようです。 CPUとGPUのプロセスルールは同一の値を取らない理由はなんなのでしょうか? 45nmのGPU、40nmのCPU、といったものはあり得ないのでしょうか? わかりやすくご説明していただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

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noname#194317
noname#194317
回答No.1

作っている会社と考え方が違うからでは?CPUはほぼ、Intel,AMDの2社が市場の大半を握っており、この2社の製品は(今のところ)自社工場で生産しています。この両社は微妙なプロセスシュリンクは行わず、一気にチップ面積を半減できるだけの微細化を行います。 しかしGPUは、半導体製造ファウンドリに委託して生産されています。nVIDIAにしろATIにしろ、チップを生産しているのは台湾のTSMCで、この会社は5nmだけ縮小する…といった微妙なシュリンクをよく行っていますので、その結果としてCPUとはプロセスルールが異なってきます。 もっと言えば、別にプロセスルールを同じにしなければならない理由などありません。GPUメーカーはファウンドリが提供するプロセスの中から、価格と性能のバランスを見て選んでいるだけです。最先端プロセスは確かに性能は出せるものの、歩留まりが低いなどのためコストがかかりますから、量を欲しい場合や安く作りたい場合には使いにくいです。 プロセスルールだけ見ていると、一番微細化が進んでいるのはメモリですが、これは回路が単純化できるため、微細化しやすいためです。メモリの最先端プロセスと同じプロセスルールでは、複雑なロジック回路は量産できません。

dorazaki
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます! 何か物理的な根拠があってCPUとGPUのプロセスが必然的に決まっているのかと想像していました。 GPUは2社で製造企業が同じだったのですね。 CPUのプロセスルールのこともよくわかりました。 なるほど確かに、この推移なら面積が半減しそうですね。 (プロセスルールの2乗が面積と比例すると考えればいいわけですよね?) ちょっと感動です。 メモリについてのお話も参考になりました。 ご回答いただき本当にありがとうございました!

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