他通貨を見て判断とは？

質問

とある掲示板での書き込みですが、
他の通貨を見て、今日はこれ以上あがらないだろうとか、
そのいったような判断をされている書き込みが時々あります。

例えば、
ボン円をLでポジってた場合、ドル円やポンドル、
ユロ円など見たら今日は底が固いな。

のようなことがなぜわかるのでしょうか？

それはあくまでもテクニカルとしてわかる、
ということなのでしょうか？

どうぞご指導よろしくお願いいたします。

また他通貨間の関係などが分かるサイトなどがありましたら、
あわせてお願いできましたら幸いです。

回答No.4

jpstyle · ベストアンサー

クロス円なら、一つのメジャー通貨（オセアニア以外）が下がるともう片方も下がります。

なぜかというと、ドルやユーロと需要が違うからです。ポンド円が下がる時は、
・円が上がる
・ポンドが下がる
の二つの要因が考えられますが、ポンドの上げ下げはポンド需要、円の上げ下げは円の需要によります。
ドルの需要がドル建ての証券によるものだけでなく原油や貴金属などもあることはご存知かと思いますが、日本円に関しては、日本との貿易や日本との資本投資、日本株の購入などしかありません。
対してポンドは金融証券上では非常に多くの取引がされています。
つまり、ポンドの上げ下げよりも日本円の上げ下げ要因のほうが強く出てくるのです。

なので、ユーロが下がり、ポンドが上がり、日本円が下がった場合、
ユーロ円は両方下がっているけどどこに動きますか？との質問では、
大方の場合、円が下げ、ユーロが上げになります。
つまりは円の上げ下げ要因のほうが、ユーロの上げ下げ要因よりも強いのです。同じようにいえば、
・米国の貿易収支が赤字
・日本の貿易収支が赤字
のニュースが同時に出たら、ドル円はどう動くと思いますか？
答えは、ドル上げ円下げの方向です。

基本的に円がらみは日本の要因だけを見て間違いありません。なので、円がらみ通貨は同じ動きをすることが多いのです。
重ねて言えば、ドルを見るときには、対ほかの通貨との関係はみても参考になりません。対ユーロで上げても対ポンドで下げることもあります。
この場合のドル売り買いの決定的要因は、実需ではなくリスク回避などの投機取引が色濃く出る場合だけで、その時にはほとんどの通貨に対してドルは同じ方向に動きます。

もうひとつ。日本円と直接交換できる通貨は米ドルとユーロだけで、そのほかはドルを仲介して行われます。なので、裁定取引も考えれば必ず
GBP/USD x USD/JPY = GBP/JPY
の関係になります。

補足

jpstyle様

いつもものすごい知識をお持ちだと感心しております！
回答いただきほんとにありがとうございます。

> ドルを見るときには、
> 対ほかの通貨との関係はみても参考になりません。
> 対ユーロで上げても対ポンドで下げることもあります。

というのは、
ドル円の場合は、あくまでドル円だけを見る、
ということなのでしょうか？

ユロドルで上げても、ポンドルで下げることもある、
ということでしょうか？

解釈間違ってたらすみません。
だとすると、他通貨を見てトレードの判断をすることは、
大した意味はないでしょうか？

このような大事なおはなしを惜しげもなく教えていただき、
本当に感謝いたします。

回答No.3

masuling21

ＮＯ．１です。
いたく感心されているようですけど、為替相場を的確に読むことはできませんので、たまたま掲示板に書いた人が当たっただけと、ひょっとしたら後付けかもしれないと考えるほうが良いと思います。

補足

masuling21様

再びお付き合いいただきありがとうございます。

なんと事前にリアルタイムで、
エントリー、イグジット、ストップを先に宣言し、
ほぼ全勝だったので驚いています。

テクニカルだけでそこまで出来るのだという
証明をしたいだけだったみたいだけなんですが、
やはり他通貨は意識しているようなんです。

いろいろ調べたてみたところ、
円が強いのか、ドルが強いのかなどはチャートから、
なんとなく分かるようになりました。

まだまだ通貨間の関係で謎は多いですが、もっと精進せねば。

masuling21様はいつもとてもよい意見を回答されているので、
勉強させていただいています。

回答いただき感謝しています。

回答No.2

nasubiatam

取引量が多い通貨ペアをベースに予測するという考え方だと思います。

世界全体でみてポンド／円自体の取引量は比較的少ないため、計算上だけでなく、相場の動きとして取引量の多いポンド／ドルとドル／円のレートからポンド／円のレートが決まってしまう側面が大きいようです。

世界の基軸通貨は今のところドルで、ドルが絡んだ通貨ペアは取引量が圧倒的に多いです。ドルが絡まない通貨ペアも、ドルとの通貨ペアの相場の動きを確認しておくのは良いことだと思います。

他にも色々ありますが、ドル・円・ユーロ・ポンドのすべての通貨ペアのチャートを並べて見てみるとよいと思います。関係が良く分かります。

補足

nasubiatam様

回答いただきありがとうございます。

最近は円、ドル、ユーロ、ポンドのペアを
監視するようになりましたが、
なかなかトレードに生かすこところまでは行けてません。

生かせるようになりたいものですね。

過去の全く違う質問に誰かが回答の中で、
ポン円よりもポンドルの方が重要だというような
ことを回答されていたことがありましたが、
トレードではポン円よりもポンドルが良いというのであれば、
どのようなところが重要なのかとても気になっています。

特にポンドにこだわってはいませんが、
ユロ円よりユロドルが重要とかの意味がとても謎です。

もっと勉強しなくてはいけませんね。

回答No.1

masuling21

ボン円の計算法が、ドル円にポンドルを掛け算するため、そちらを見ればわかるという話で、ユロ円とボン円の動きが似てるというのもあるでしょう。

補足

masuling21様

教えていただきありがとうございます。

むむむぅぅ…。
ユロ円とポン円は確かに似てると思うのですが、
さらに謎なのが、似てるからこそ、
他通貨での判断がなぜできるのだろうと疑問なのであります。

ポン円もクロスですが、
結局計算の仕組みがわかっても、
他通貨を見て底が固いとかの判断までできるのでしょうか？

というか勝ててる人は、当たり前のようにできるのでしょうね。

やはり経験なのでしょうか。
ぜひ知りたいところであります。