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マイケル・ジャクソンは・・・
一般に『黒人』という言葉を使う時、どのような人々を指すのでしょうか? 私も先日『マイケルジャクソンの真実』をテレビにカジリツイテ見たのですが、 もしも、肌の色で区別されるのであれば、彼はもはや『黒人』ではないのでしょうか? また先日、通販で『インドで人気の美白クリーム』というものを見つけました。 地黒の肌も白くなるんだとか・・・ そこで、西アジア~東南アジアにも肌の色の黒い人はたくさんいますよね。 彼らも、『黒人』と呼ばれるのでしょうか? (『白人』に対する『黒人』という使い方だとして) 私個人の素朴な疑問ですが、差別的発言だとして、気分を害された方がいらっしゃいましたら申しわけありません。
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現在、自然人類学のような学術の場では、「白色人種(白人)」だとか 「黒人(黒色人種)」といった言葉は、不明瞭・不正確あるため、殆ど使われません。 (社会学のような人文では、便利なので使いますが) というのも、肌の色だけが人種を決定する要素ではないからです。 試みに肌の色で分けますと、 白色人種: マイケル、その子 黄色人種: イタリア人、タイで日焼けした北欧人 黒色人種: インド人 になってしますね。 人種を決定する要素は、骨格、毛髪、血液型、DNA等々、様々にあります。 学術の場では、上の人たちは、以下に分類されます。 コーカソイド: イタリア人、タイで日焼けした北欧人、インド人 モンゴロイド: その子 ニグロイド: マイケル マイケルは白くなろうと、ニグロイドなのです。 それぞれの大人種内には、さらに幾つもの分類があります。 同じコーカソイドの中でも、北欧人とインド人はどう見てもちがいますね。 所謂「白人」は、コーカソイド種の中でも、伝統的にヨーロッパに住み着いた人種 を指す、いわば文化的な分類と言えるものですね(具体的に言えば、 北方人種、東ヨーロッパ人種、アルプス人種、ディナール人種、地中海人種)。 「黒人」という定義は、ほぼ「ニグロイド」と一致していると考えてよいと思います。 伝統的にアフリカ大陸の中央から南に住んでいた人種ですね。 エチオピア人は、コーカソイドと混血していると言われ、 容姿が非常に美しいことで有名です。 東南アジアの人たちは、南モンゴロイド人種と、同じくモンゴロイドのマレー人種のようです。 西アジアの人は、コーカソイドですね。トルコ人種、アラブ人種とか。 一部はニグロイドと、一部はモンゴロイドと混血しているようです。 私は、西洋地域の専攻なので、この辺は殆ど分かりません。すみません。
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- shoyosi
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日本国籍を持っている人はほとんどが日本人ですので人種の区別は重要性はありませんが、アメリカで生まれた人は自動的にアメリカ国籍が与えられ、人種により優遇措置があるアメリカでは人種は重要な個人を識別する要素となっています。このため、国勢調査事務局及び他の連邦政府と州機関は次の6つにアメリカ国民を区分しています。いわく白人(ホワイト)、黒人(ブラック)、ヒスパニック、アジア人・太平洋諸島人、アメリカンインディアン、その他であリます。このうち、ヒスパニックだけは民族区分でスペイン語文化圏から移住してきたもの及びその子孫という意味で、ドミニカ出身の黒人も含まれますので事実上アフリカ系アメリカ人のみが黒人と呼ばれいています。。この分類ではいくら白くなってもマイケルジャクソンは黒人です。なお、アメリカにはブラックという呼び方について、日本語の黒人のような否定的な意味はまったくありません。
お礼
ありがとうございます。 参考URLも拝見しまして、アメリカでの区分、使われ方はよくわかりました。 否定的な意味もないのですね。 アメリカでの区分とヨーロッパ諸国での区分はほぼ同じと考えられるのでしょうかねぇ・・・。 しかし、かなり前進しました。 ありがとうございました。
- hozanna
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黒人、っていうのはやはりアフリカ系のひとたちのことじゃないでしょうか? ただアフリカって一まとめにしても、 「アジア人」っていうのと同じ位大雑把ですからね・・・。 インドや東南アジアなどははだは黒くても、黄色人種じゃないでしょうか? たとえ人類は皆同種であろうとも、 色々な特徴が生まれてきたっていうのは重要なところであるだろうから、 生物学的には無意味じゃないでしょうし、 社会的にはなおさら意味がある(あった)と思います。 色々な遺伝子を調べて、どの民族がどう移動した、 というのは重要でしょうね。 無関係の部分がおおくてすみません。
お礼
ありがとうございます。 やはり、アフリカ系のひとたちのことですか。 まぁ、おっしゃるとおり、どこまでがアジアでどこからがアフリカで どれぐらい(何年・何十年・何世代)住んでればアメリカ人で、インディアン(今はネイティブアメリカンっていうんでしたっけ)こそが本当のアメリカの人だ!みたいなもんでしょうか >生物学的には無意味じゃないでしょうし、 社会的にはなおさら意味がある(あった)と思います。 どちらかというと、社会的な面での使われ方に疑問をもったのです。 逆に、肌の白い人達を『白い』と差別するような時代はあったんでしょうかねぇ… (話がそれた) ありがとうございました。
- yuknya
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以下ホームページからの抜粋です。 現在生きている人類の学名は、「脊椎動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・サピエンス種・Homo sapiens」で、現在の人類はすべて生物学上の同一の種に属している。したがって、人種とは、同一の種である人類をさらに細かい集団に分類したものである。人類学者の間では「人類を人種に分類する生物学的根拠はない」とする意見が一般的となってきている。 肌の色で分類するのはナンセンスな話です。
お礼
ありがとうございます。 参考URL拝見しました。 色んな分類があるんですね。まぁ、みんな同じといえば同じ、分けようと思えばいくらでも分けられるっていうようなもんじゃないの?と、私は思っていますが・・・。 ちなみに、アンリ・V・ヴァロアの分類では日本人ってどこにはいるんだろう? もっとちゃんと見たら書いてるのかな・・・ ありがとうございました。
- Singleman
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>『白人』に対する『黒人』という使い方だとして アフリカからアメリカに連れてこられた人々とその子孫を さすと思います、(negro)。 やはり肌が黒いので、(black)と呼ばれたと思います。 もちろん差別が原点にありましたので(african American) と呼ばれるようになったと憶えました。 マイケルジャクソンは口に出すかどうかは別にして 黒人と考えている人が多いと思います。 >西アジア~東南アジアにも肌の色の黒い人はたくさんいますよね。 あまり黒人とは呼ばないと思います、 「黒人」とはアメリカの言葉から来ていると思います。 アフリカの人々をイメージします。
お礼
ありがとうございます。 やはり、アフリカ系の人々を指すのですか。 それは、欧米において使われるのですよね。 アジアでは??? 新たな疑問がわいてきました。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 たいへん勉強になりました。 >試みに肌の色で分けますと、・・・・・・・・・ とてもわかりやすい例で。 しかし、イタリア人、タイで日焼けした北欧人が黄色と表現されるとは。 そして、所謂『白人』とは欧米の人のことを指すということですね。 ところで、日本では黒人・白人と英語の表現を訳したところからきているんだとおもいますが、他の国でもこういう表現(英語の差別的な?表現)をするんでしょうかねぇ。 (また新しい疑問・・・) ありがとうございました。