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OHVエンジンとZR-1について
こんにちは。 いきなり質問に入らせていただきますが、OHVの性能面での長所とは何なのでしょうか。調べたところ、整備性がいい等の長所があることはわかったのですが、性能面ではどうなのでしょうか。短所としては高回転でDOHCに劣るということはわかるのですが、低速トルクはOHVの方がDOHCよりも優れているのでしょうか、それとも低速トルクが太いエンジンなら上まで回るDOHCにする必要性はなくOHVでも大丈夫、というだけなのでしょうか。 また、C4コルベットのZR-1でDOHCが採用されパワーアップしたとの事ですが、なぜそれ以降のモデルでは(新型ZR1でさえ)OHVにしてあるのでしょうか。高回転で優れているDOHCを採用せずあえてOHVにする理由とはなんだったのか。 わかる方、いらっしゃいましたら回答よろしくお願いします。
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OHVの弱点というのは、バルブ駆動にプッシュロッドなどが介在することで、 そこでのロスが非常に大きく、高回転域でのバルブ駆動の精度が得にくいのが問題であります。 そのため、「高回転が弱い」というイメージが生まれています。 しかし、特にコルベットとかみたいな高性能モデルのそれは、ムチャクチャ金が掛かっていて、 そういった高回転化の障害となるものが徹底的に改良されており、 ヘタなDOHCよりもよほど高回転まで回るし、良くできてます。 (実際、現行Z06は7リッターOHVながら6300回転で最高出力を発生させます) NASCARなんかのレーシングOHVともなれば1万回転くらいまで普通に回ります。 あと、OHVはDOHCのような複雑な弁機構が無く軽いため、低重心に仕上がるという側面もあり、 エンジンの性能とは直接関係ありませんが、コーナリング性能の面では有利に働きます。 C4のZR-1がDOHCヘッドであった理由ですが、 コレは当時GM傘下だったロータスが絡んでます。 このエンジンは、半分ロータスが開発したと言ってよいものであります。 まあ結局、ロータスがGMを離れたのと、 速かったようですが色々問題もあったようなので、 C5からはまたOHV一本に戻ったようです。
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素人考えですけど、OHVがDOHCに優る部分は整備性とコストのほかは考えられないです。トルクは基本的には排気量に準拠しますから、OHVだから低速トルクが大きいわけではありません。 ですが、大排気量のOHVならそれより小さいDOHCの性能を凌駕することも可能です。また、OHVと言えどもより高回転化のチューンは可能ですから、排気量を大きくしてチューンしてやれば、コストがかかるDOHCは必要ないという判断だと思います。
お礼
よくわかりました。回答ありがとうございます。
お礼
上まで回るOHVの存在や低重心のメリットは考えていませんでした。 LT5の廃止はメーカーの問題とメカニカルの問題が重なったものだったんですね。 回答ありがとうございました。