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安直かもしれませんが、オランダ式キックボクシングを見習えば良いのにと思ってます
K1で優勝歴のあるピーター・アーツもアーネスト・ホーストも レミー・ボンヤスキーもアンディ・サワーも パンチとローキックなどのコンビネーションで相手の意識 を上下に揺さぶるいわゆる合理的なオランダ式キックボクシング で成功してますよね。 攻撃が単発になりがちで成績が低迷している武蔵や パンチ偏重のジェロム・レ・バンナもオランダ式キックボクシングを 見習って相手の意識を上下に散らすことを考えれば、もっと 良い成績を残すことができるのではないか?と思うのですが、 なぜ彼らは合理的なオランダ式キックボクシングをしないので しょうか?
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武蔵は過去にもアメリカのボクシングジムのトレーナーに習っていたことがありました。 ですが結局はそれを生かせていません。スタイルは元に戻ってしまいました。 言いたいのは、そういった短期の外部の指導者のことではありません。 問題は正道の指導者たちです。 武蔵は外国人からボクシングを習っても、ボクシング技術を向上できないと思います。 それは決して自分のスタイルを変えないからです。 かつて佐竹が大阪帝拳でボクシングを習いましたが、自分のスパー相手がいない、 習うことは無いと言ってボクシングを止めてしまいました。 佐竹の敗因は心の底ではボクシングをバカにしていたことです。 沖縄でも平仲さんにボクシングを習ったけれど、結局、試合ではフォームが 滅茶苦茶な玉砕スタイルで、外国人にKOされていました。 フットワーク、防御もかわし方も全く基本を守れていなかった。 武蔵もそうですが、自身の勝てない理由を考え反省し研究する姿勢がありません。 それは正道の指導が基本的に悪いからです。いい加減に武蔵流が悪いことに気付くべきです。 キャリアの少ない前田慶次郎がK-1で勝ちを重ねていますが チームドラゴンの前田憲作氏の指導が優れているからです。 間合いの取り方、ヒット&ウェイ、防御、カウンター、どれも使える技術ばかりです。 こうした、普通なら学んでいるはずのボクシング、キックの基本すら 武蔵は無視しているように思いますよ。
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- rakudagoro
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たしかにオランダのキックは強いですよね。 左右、上下に散らす戦い方、コンビネーションは圧巻です。 ただ、その戦い方の元を教えたのは日本人の黒崎健時先生なんです。 黒崎先生は元極真の師範であり、極真空手時代にタイに渡りムエタイと試合し、 後に目白ジムを創立、日本のキックを作り上げた人です。 黒崎先生がオランダで教えたのがジョン・ブルミンです。 ジョン・ブルミンは極真大山道場でも修業し、オランダに帰国後の 空手の弟子が、ヤン・プラス、トム・ハーリック、ヨハン・ボスです。 ヤン・プラス (黒崎先生にも師事、オランダ目白ジム創立 レミー・ボンヤスキー) トム・ハーリック (ドージョー・チャクリキ創立 ピーター・アーツ) ヨハン・ボス (オランダ目白ジムから独立しヨハン・ボスジム創立 アーネスト・ホースト) この三人は空手出身なんですよ。 ヨーロッパキックの発祥はオランダ目白ジムですから、 その起源は実は極真空手です。 元王者のセーム・シュルトも、芦原会館からジョン・ブルミンの 極真武道会に移り、そして今は正道会館所属です。シュルトは空手家の K-1王者なんですよ。 ちなみに芦原会館も極真から独立した団体で、創始者芦原英幸先生は 極真時代に黒崎先生に師事していました。その芦原先生から習っていたのが 正道会館館長の石井和義氏です。 つまり、みんな極真が蒔いた種というわけです。 そして、オランダのキックが強いのはガチンコのスパーリングをガンガン やっているからです。 スピリッツは昔の極真そのものです。加えてボクシングの技術を取り入れています。 ですから心技ともに一日の長があります。 一方、日本の空手は顔面パンチを禁止していたこと、そしてボクシングの 研究、導入が遅れている、 またオランダに比べて練習のスパーが軽く、精神面で弱いままになっているのが 勝てない原因です。試合でおっかなびっくりやっている空手家はなかなか 勝利できないでしょう。 実は極真は第一回全日本大会以前に、「極真ジム」の名前でキックの興行 に参戦していました。 昔の大山道場は顔面ありですから、昔の選手のほうがキックで勝利し活躍していたんです。 しかし空手の大会をやるようになり、顔面パンチを禁止してしまったため 技術が伸びず退化してしまったんです。極真から独立した正道が顔面パンチを 導入しましたが、一歩先を歩くヨーロッパの技術にはなかなか追いつけないです。 おまけに武蔵は非常に癖のある選手です。体格が大きく国内では強かったので 過信、傲慢になっている部分があったと思います。ノーガードで相手に向かって ロープまで追い詰められKOされたこともあり、ボクシングを基礎からもう一度 やり直すべきでしょう。これは良い指導者に習っていないからです。 バンナも空手経験があり、その後キックを選択しています。 パンチ主体なのは、父親がフランスのボクシングチャンピオンでしたから その影響があるんでしょうね。ボクシングへの思い入れは潜在的にあるんだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。武蔵はフランク・ライルズという 元ボクシング世界王者にボクシングテクニックを習ってる みたいですが・・・あまり成果が出てませんね。
- NOTOM
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勿論、合理的な方が良いでしょう。しかし、人間にはポリシーというものがあります。合理的に強くなるより、自分のやり方やポリシーを貫いて勝った方が、何より嬉しいでしょう。 それと、低迷したとしても、彼らのスタイルを支持している人にとっては、彼らが突然そのスタイルを変えて合理的に勝ちに行ったとしても、嬉しくはないでしょう。 例えが悪いかも知れませんが、応援している清純派のアイドルの人が、売れる為とは言え、スタイルを変えてヌードになるのと似ています。ヌードが合理的に売れる方法とは思いませんが、例え落ち目になってもそれでも脱がない、というのはそのアイドルのポリシーであり、清純派である自分を支持してくれるファンへの気配りでしょう。 合理的な戦術も承知でも、敢えて貫いている男のポリシーがあるのではないでしょうか?
お礼
わかりました。ご回答ありがとうございました。
お礼
度々のご意見ありがとうございます。 アーツもホーストも30才を過ぎても素晴らしい コンビネーションで活躍できているのに、 佐竹も武蔵も30才を過ぎてからは、成績が低迷してます。 特に格闘技素人の私から見ても佐竹のパンチは大振り が多くて、的確性が感じられませんでした。 中迫とタケルもデビューしたての頃は外国人並の 身長で期待されてたようですが、成功することが できずに30才を過ぎてしまいました。 合理的なオランダ人選手と、正道会館の日本人選手達とでは 身体能力だけでなくプロ意識にも差があるのかもしれませんね。