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メロディアスな現代ピアノ曲(印象派)
現代音楽っぽい気品がありつつも、抽象的過ぎず適度にキャッチーでメロディアスな感じで、あからさまな技巧に走ったりせず、印象派的な風景描写っぽいピアノ曲を弾くアーティストが好みです。 http://www.myspace.com/makishu ↑例えば知人のmyspaceのページですが、試聴一番上のCORONAのようなさじ加減です。(似てる曲というよりも、アートっぽさとキャッチーさのさじ加減を読み取って欲しいです) できればクラシックの既存の曲を弾くピアニストよりも、自分で作曲した曲を弾くピアニスト希望です。 なにかピンと来たアーティストはいないでしょうか。 ちなみに久石嬢やジョージウィンストンなどはポップスっぽくてキャッチー過ぎる感じです。(分かりやすいサービス精神が少しくどい感じ)
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- hisakaya
- ベストアンサー率38% (16/42)
自分自身でピアノを弾く人ではないかもしれませんが、 以下の作曲家はいかがでしょうか? ・吉松隆 「プレイアデス舞曲集」などお勧めです。 ・マイケル・ナイマン 「ピアノレッスン」ばかり有名ですが、映画音楽でない他のピアノ曲も秀逸です。 ・野平一郎 たまたま演奏会でご自身の曲を演奏されているのを聴いただけですが、 面白かったです。 ジョン・アダムスや武満徹はお呼びではないんですよね…?
- pomocc
- ベストアンサー率42% (142/333)
こんにちわ。 なかなか曲が見つからないみたいですね。 現代(今)の作曲家にドビュッシーやラヴェルのような和声を使った作曲家はいません。 なぜなら、ドビュッシーやラヴェルのような和声システムを使用してしまったら、それはドビュッシーの模倣であるし、ラヴェルの模倣であるため、そこにその作曲家独自のものが失われるからです。 模倣の時代は1950年代に終わりました。 その背景にはオリジナリティを求める、自分にしかないものを生み出したいというオリジナリティの追求があり、そのために、模倣は許されず、それをやってしまったら、作曲家が作曲家でなくなってしまう、それ故、ミュジック・セリエル、クラスター、不確定性(偶然性、アレアトリー)、ミニマル・ミュージックなどが生まれたのです。 いわゆる旋律の時代が終わり、旋律は消え、独自の思想が先行する時代が訪れました。 ブーレーズ、シュトックハウゼン、ケージが代表です。 しかし、ここからが本題です。 この今という今、また旋律の時代が帰ってきました。 旋律の復興です。 しかし、今度はいわゆる1950年代~1960年代の前衛時代に使用された語法、例えばクラスターが代表ですが、そのクラスターという前衛手法を使用しながら、そのクラスターの上に旋律を乗せるという時代が来て、それが「今」なのです。 これは最近始まったことなので、私も正確には知識がないのですが、私が知っている限りは、ほとんどがオーケストラ曲で、ピアノ曲が少ないかないのか、そのどちらかです(曖昧ですみません)。 ですので、私は現代のピアノ曲をたくさん作曲したいと考えています。 質問とそれてしまったかもしれません。 でも、なんというか、なぜ印象派(ドビュッシー、ラヴェル、サティ)にこだわるのでしょうか。 おそらく好きだからなのだと思います。 けれど、ドビュッシーやラヴェルの語法に影響を受けて音楽を書いた作曲家はたくさんいますよ。 スクリャービン、バルトーク、シマノフスキ、メシアン、バチェビチなど‥(これは1980年代~1990年代の人たちです) 今という今の現代にドビュッシーやラヴェルを完全に模倣した作曲家はいませんが、旋律ではなく響きを表に出した作曲家はまだ何人かいます。知っている中ではグヴァドゥーリナがいます。 そういえば武満徹もピアノ曲を書いていますよね。 探せば何人かいると思いますが、印象派のような美しさを想像しないで下さい。現代ならではの美しさがあります。 そういう現代ものを弾きたいのでしたら、まずはスクリャービン、バルトーク、メシアン、シマノフスキの中期などを弾いて勉強されてはいかがでしょうか。 作品を紹介します。 スクリャービン 前奏曲、ピアノ・ソナタ(でも、かなり難しいです。でも楽しいです) バルトーク ミクロコスモスの第6巻全曲、組曲(全4曲あります)、ピアノ・ソナタ メシアン(1908~1992) 《みどり児イエスにそそぐ20のままざし》(全20曲) 《8つの前奏曲》 シマノフスキ(1882~1937) 《仮面》《マスク》、ピアノソナタ3番 今生きている作曲家なら グヴァイドゥーリナ(1931~) Sofia Gubaidulina シャコンヌ Chaconne、、Sonata、Musical toys、Toccata-Troncata、Invention リゲティ(1923~) Gyorgy Ligeti 《ムジカ・リチェルカータ》Musica ricercata ピアノのための練習曲集第1巻、第2巻、第3巻 などが思いつきます。 ご希望のものではないかもしれませんが、チャレンジすると面白いと思います。 とくにバルトークのミクロコスモス第6巻やリゲティの《ムジカ・リチェルカータ》は面白いです。 では、失礼します。 専門家とは名乗れない気がするので、一般人にしておきます。
- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
こんにちは。 クラシックの作曲家しか分かりませんが, ☆フォーレ ☆シャブリエ ☆ミヨー ☆プーランク といった,ラヴェル・ドビュッシー・サティ周辺のフランスの作曲家の作品には,好みに近いものもあるかもしれないな,と思いました。 ただ,ピアノ曲にはあまり詳しくないので,具体的な作品についてはよく分かりません。申し訳ありません。 アルバムとしては,以下のようなものを私は聴いています。 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005LK3O http://www.amazon.co.jp/dp/B00005FL49 http://www.hmv.co.jp/product/detail/1886222
うーん、現代音楽・印象派というよりも、ポップ系の香りがかなり強く感じられますね。 クラシックのカテゴリーには、あんまり当てはまらないような気がします。 >できればクラシックの既存の曲を弾くピアニストよりも ・・(略)・・・ ということだけど、スクリャービンではイカンの? 彼は、前期のロマン派的な作風から、後期になると神秘主義的な作風(神秘和音の使用)へ変化していくから、 前衛的(現代では、もはや古典に属するかな)だけどある程度聴きやすく、作った曲もほとんどピアノ曲なんだけど。 (とりあえず試聴できるところを挙げておきます↓) ・前期の作品 「ピアノ・ソナタ第4番 作品4」(これはキャッチャーすぎるか?) http://www.piano.or.jp/enc/dictionary/composer/scriabin/000612.html ・後期の作品 「2つの詩曲 作品69」 http://www.piano.or.jp/enc/dictionary/composer/scriabin/005284.html 他にも色々・・・・ http://www.piano.or.jp/enc/dictionary/composer/scriabin/index.html
アシュリー・ウェイス(Ashley Wass)と言うイギリス人のピアニストが好きです。クロスオーバしてるけど一応クラシック畑。アーノルド・バックスの曲を良く弾いてます。興味があればどうぞ。 Burlesque http://ml.naxos.jp/work/45649
- gldfish
- ベストアンサー率41% (2895/6955)
お求めの解答にはなれませんが、余談として読んで頂ければと。 ご紹介の曲・・・確かに音数は多く一見とっ散らかって聴こえますが、例えば"Cherry Blossom"だと、この音楽が大衆目的の観点から始まっているだけあって、コード進行もここ20年の欧米のポップミュージックの主流であるループ形式で結構シンプルに聞こえますね。 "Royal Virtuoso"に限れば、構造はむしろ古典的なダィアトニックに沿ったもので、近代音楽が出てくるよりも前の音にむしろ近いです。それがChappy4649さんのおっしゃる「キャッチーさ」に繋がっているのかもしれませんが・・。 やはりドビュッシーやラヴェル音楽ありきの亜流に思えます。ご紹介の音楽よりはるか以前作られた音楽にも関わらず彼等の作品の方がはるかにパターンが多く応用も効いています。西洋音楽において新しい表現ががむしゃらに探求されていた時代だったからこそなのかもしれませんが・・その頃に比べれば、今の亜流の方が肩の力を抜いた表現になるのは当然なのかもしれませんね。 ドビュッシーやラヴェルを構造や理論・美意識の観点からちょっとかじって、現代ポップス(邦楽じゃ駄目です)に切り口を変えてみれば、それくらいの音楽にはなると思います。少なくとも『ドビュッシーやラヴェルの様なもの』を作るよりははるかに簡単だと思いますよ。Chappy4649さんもお友達に臆することなく作曲にチャレンジしてみてはいかがでしょう。 とはいえ、今の音楽の現状を知りたいというのも確かでしょうね・・・自分も機会があるなら知りたいです。でもその辺は詳しくないので・・恐縮です。
- gldfish
- ベストアンサー率41% (2895/6955)
(久石嬢と同列に並べるのは極めて本意ではないですが・・・)単純に、ドビュッシーじゃ駄目なのですか? 下手にその影響下にある今の大衆作曲家なんかよりは、影響元である彼の作品の方がはるかに進歩的で一見の価値ある音楽性を備えていると思いますね。 ラヴェルやサティもいいですが、まずはやはりドビュッシーですね。 勿論、曲によって抽象性とキャッチーさ、あるいは技巧にもかなり幅がありますが、『アートとキャッチーのさじ加減』を操るアーティストというと、自分にとってはまさしくこの人ですね。 ちなみに、初期のピアノ作品には『サロン風』と言われるそれまでのロマン派等の西洋音楽の流れをくむ大衆的なものが多く、中期以降のある時期から独創性かつ芸術性溢れる作品(今となっては『近代音楽』と呼ばれるに至る)を生み出し続けた・・と一般的に言われます。(これはピアノ作品に限ったお話です。) 普遍の大衆性だけでなく、高度な芸術性が追求された曲も多いので、手元にあれば一生ものになると思います。まずはピアノ全曲集からでも。既にお持ちでしたら失礼します・・。
お礼
どうもありがとうございます。 印象派というとすぐラヴェルやサティやドビュッシーが挙がり、次どうしようという壁にぶち当たってしまうのです。 説明不足ですみません。 現代のアーティストでラヴェルやサティやドビュッシーのようなアーティストはいませんでしょうか? ↓は知人の高校生の時の録音なので荒削りで音質は悪いですが、身近にいる高校生でもこのレベルの曲を作曲できるので、世界を見渡せば沢山いるんじゃないかと思うのです。 http://www.voiceblog.jp/jonmakishu/158635.html http://www.voiceblog.jp/jonmakishu/158635.html 印象派と現代音楽の無機質な質感との、半々の割合が理想です。
補足
- kanau122
- ベストアンサー率39% (839/2148)
全くお門違いな回答になってしまう失礼を覚悟で回答させていただきます。 記載の曲を聴いてみて、ちょっと違うけどメロディアスな部分やアートっぽさというところで私の好みともちょっと被る部分があったので参考になればと思います。 ちなみに私も久石譲さんやジョージウィンストン、坂本龍一さんなどのピアノ曲はあまりキャッチー過ぎて響いてきません。 現代音楽っぽさとメロディアスということで、技術よりも感情面やアートっぽさを大事にしているという点で、XJAPANのYOSHIKIのソロの曲などはいかがでしょうか。 まったくの「ピアニスト」を職業としているわけではないので、ピアノ単体の曲を音源としてきけることはなかなか少ないので、クラシックとしてオーケストや他の楽器などが混ざってしまっていることも多いのですが・・・ 参考までにいくつか曲をあげておきます。 ●Annyversary http://www.youtube.com/watch?v=ARUhDF3nLT0&feature=related ●Amethyst http://www.youtube.com/watch?v=3QMBT_WiZ18(5:30秒くらいから) http://www.youtube.com/watch?v=9CVNdhIuIt8&feature=related(2:50秒くらいから) ●Seize the light(これはglobeの楽曲用にかかれたものなのでちょっとキャッチーすぎるかもしれません・・・) 参考にならなければごめんなさい。 http://www.youtube.com/watch?v=djm59V-TR8U
お礼
どうもありがとうございます。 現代音楽を挙げたのは現代音楽特有の無機質的なテクスチャーを期待しているという意味で、感情というよりかは風景描写的な曲を探しています。 YOSIKIさんのピアノ自体は近い感じなのですが、今回は純粋にピアノソロをがっつり聴けるアーティストを発掘したいのです…。
お礼
ありがとうございます。 ドビュッシー、ラヴェル、サティを挙げたのは、語弊がありました。 私は決してそのまんま似ているものを求めているのではないのです。 先人達は確かに偉大ではありますが、現代の感性ではありません。 あまりに偉大すぎて、フォロワーを多く排出してしまい、オリジナルでも古くベタに感じてしまうのです。 私は印象派の要素を抽出して、現代の感性で整理、再構築したものを求めています。 完全に模倣したものは、オリジナルを聞けばいいという事になりますからね。 クラシック史の流れは大体は頭に入っています。 だからこそ、ライヒなどのミニマルや現代音楽の不協和音などを通過した後の音楽を求めて、現代音楽の要素を含む印象派を求めてると書いたのですが、いかんせん感性の問題なので、言葉で使えるのは難しいですね。 しかも主旋律が確認できるようなある程度キャッチーなものをという条件なので、かなり難しいのは重々承知です。 理屈を沢山語ってしまいましたが、用は例として挙げた曲のようなニュアンスのものを探しています。(例としてあげたのよりももうちょっとアバンギャルド寄りのでも全然OKです) 現代音楽に傾いても、印象派に傾いても、イージーリスニングに傾いても、どれも自分の感性にベストマッチではないので困ったものです。 クラシックには有名な作曲家が良いという傾向がありますが、現代の無名なピアニストでも自分の感性にあったピアニストがいるのではと思ったのです。 gooの仕様上、どこかのカテゴリを指定しなくてはいけないのでクラシックカテゴリで質問したのですが、もちろんクラシックの枠にとらわれず、クラシックでなくてもそういう音楽があれば大歓迎です。 根拠は、知人の存在です。 頑張っておすすめ試聴してみます。