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アメリカの裁判での宣誓
刑事ものやサスペンス映画などで良く目にするのですが、 証人が証言の前に聖書に右手をおいて 「本当のこと」だけを述べる誓いをたてるシーンがあります。 あれは本当にやっているのでしょうか? また、絶対にやらないといけないのでしょうか? 例えばイスラム教徒の証人などは、絶対にやらないと思いますし、 日本人なんかだと抵抗はなくても、なんの意味もないでしょうし… かと言って、人によってやらなくてもいいものなら、 そもそも誓いをたてる意味がないように思います。 ちょっと疑問に思った次第です。 お暇な方、ご回答いただけると嬉しいです。
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2007年5月24日付けの FOX NEWS では、(以下すべて回答者の試訳) 「ノースカロライナの法廷:コーランでの証人宣誓が可能に」との見出しで 「ウエーク郡判事が同日、州の法廷における証人宣誓では、聖書だけでなくあらゆる宗教的テキストを使うことができる、と規定した」 と報道しています。 http://www.foxnews.com/story/0,2933,275266,00.html この記事では、 「州法では、証人尋問に臨む証人に対し3種類の宣誓方法を認めている ・"the Holy Scriptures" に手を乗せる ・宗教的書物は用いずに、"so help me God" と述べる ・宗教的シンボルを一切用いずに、affirmation(確約)する 」 とも書いています。 この記事に書かれた規定が決まる以前は、他宗教者の宣誓は3番目の宗教色のない手段に限られていたのでしょう。 他の州や連邦裁判所では異なるのかも知れませんが、最低限、宗教色のない手段は保障されているのではないかと思います。 連邦議会議員の就任宣誓でも、コーランを用いた議員がいたそうです。
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- hhituji
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基本的には最初の人の言うとおりですが、 本質的には、偽証を防ぐという意味があります。 「嘘をつきません」 と誓ってから嘘をつけば、それは偽証罪になります。 つまり、 「この裁判において、あなたは嘘を使わないということを 確約してください。確約した後の証言を証拠とみなします。もし、確約した後に証言し、それが嘘だとわかれば偽証罪になります」 ということです。 米国は特に偽証罪に厳しい国ですが、たとえば日本は偽証罪で罪に問われることはほとんどありません。(たしか法律上の規定がないんじゃなかったっけ?) このようなお国柄が「聖書への宣誓」という習慣に結びついています。 また、最近は聖書以外の宣誓も認められますが、実際は社会慣習の力というものが強くて、形式的には聖書を使うというのがお決まりのようになっていました。聖書以外の形式がとられるようになったのは最近といってもいいでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご回答の「確約した後の……」のくだりが、 なんともアメリカらしい論理(あくまで自分の印象ですが) だとおもいました。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 2007年の時点でニュースになるということは、 それまではあまり民間には浸透していない法律だったのかもしれませんね。 英語が全然できないたちなので、 海外のニュースなんかを訳していただけると非常に勉強になります。 ありがとうございました。