どのレベルまで防音できれば良いのかで変わりますが、
普通の音楽室(ピアノが防音できる程度)なら、
適度な反射材+吸音材+防音壁 で、できあがります。
反射材としては穴あきボード。
吸音材としてはグラスウール
防音壁としてはコンクリートが一般的です。
防音壁を後付すると鉛になるのでしょうけど、
価格の割に効果はありません。ただ、施工はものすごくしやすいようです。
いずれにしても、新築時なら200万円弱でできるはずです。
ピアノの場合、足に振動止めのゴムを必ず入れて下さい。
それ以上の性能を狙うと話は急に難しくなります。
反射についていえば、反響時間とその量の調整が必要になります。
このため、壁をわざと斜めにしたり、カーテンを併用したりする
必要が出る場合があります。
吸音材はグラスウールでは力不足で、スポンジのような材質の
専用の吸音材を使ったりします。
そして最大の問題、それは、床と壁の振動です。
床を厚くしても、壁を厚くしてもなかなか防げません。
床はフローリングにして、その下に厚いコンクリートを敷く
壁も2重にする。このとき外側の壁を床のコンクリートと
しっかり密着させる
としても、限度があります。
ドラムを叩ける程度.....ですね。(PAを使わずに)
と、一生懸命やっても、天井に金具を付けてスピーカーを吊し
ガンガン鳴らされたりすると、やっぱり音が漏れます。
防音はすごく難しいです。