メールは匿名でいいのでは
「匿名批評」は許容されていますから、「匿名、即悪いもの」という認識には問題がありますが、メールの匿名を問題視する意見などは、匿名、即悪いとの認識に基づいた意見のような気がしています。
一般的に、匿名という行為には、誹謗中傷といったような悪意が根底にあり、その卑劣さが非難の対象になるのですが、そうした悪意とは無縁な内容のメールの匿名までが非難の対象にされることには抵抗があります。
以前、メルマガの記事についての問い合わせを二度ほど匿名メールでしましたが、いずれの相手も不快そうな反応でした。それで以後は名前を入れていますが、無意味なことを強いられているような気がしています。
メルマガの内容についての問い合わせであれば、メールの差出人はとうぜん読者であり、「わたしはあなたのメルマガの愛読者なのですが」という挨拶が記さずともなされていると思うのですが、それでは不十分なのでしょうか。そのうえに岡田なり、堀内なりと名乗ることにどんな意味があるのですか。記事のことで新聞社に問いあわせの電話をするとき、「田尾ですが」となのったりはしません。
礼儀が問題にされているのでしょうか。ものを聞くときはまずもってなのるのが礼儀だと。とすると、道を聞くときに、「わたしは王と申します」を言えとでもいうのでしょうか。
インタネットの世界もいたって古風なのですね。それでいて、「わたしはオレンジです」とか「パンダと申します」とか、古風な私なら、「ひとを愚弄するのもいいかげんにしろ!」と怒声をあげそうなハンドルネームはオーケーというのですから。
補足
告発相談窓口として検討しています。