最低賃金?そんなの知るか!
各地方には、最低賃金ってあるじゃん。しかし、それより低い額の給料だとしても、会社と従業員が合意形成したら、何の問題も無いんじゃ?実際、何の事件にもならず、最低賃金よりも安い所得がまかり通っているよね?
最低賃金って、意味ある?形式的な法規として存在すのかもしれないけど、ほとんど機能していないでしょ。
・頑張って働いて成果だしてるのに給料が低すぎて不満なら、「給料上げろ」って従業員が要求、それでも安月給なら辞表を叩き付けて去って行くだけだよね。
・給料が安すぎることを理由に従業員が仕事サボってたら、「働け」って会社が注意、それでもサボるのならクビにするだけだよね。
司法的には、こういうロジックでしょ
最低賃金ってことは、、、
駅頭で靴磨きしていて、誰からも注文が無く売上が立たなくても、靴職人には最低限の所得を用意しなけらばいけないってこと?確かに、靴職人は働いてるね。道具を準備したり、メガホンで呼びかけたり、やってることは労働です。だけど、客が注文しなければ、最低賃金も所得もヘチマも無いでしょ。
最低賃金を厳格にするのならば、、、
靴磨きの所得が低すぎで最低賃金を下回っていて、それを裁判所に訴えると、対処してくれるの?そんなの何の対処もしないでしょ。なんで売れない靴磨きなんかの面倒を、裁判所が見なければいけないのか?ってことになるような。
例えば、裁判官が駅頭に出向いて「靴磨きを注文せよ」って通行人に向けて命令するの?そんなことしないよね。しかし、日本は法治国家で、最低賃金を厳格に運用するってことは、そうなりませんか?
裁判官が駅頭を歩いている通行人の肩を叩いて、
・通行人:なんですか?
・裁判官:この人に靴を磨いて貰いなさい。1回500円です。
・通行人:靴磨きは結構です。
・裁判官:結構ではない、これは命令です。靴を磨いて貰いなさい。
・通行人:靴磨きを断る権利は、こっちにあるでしょ。
・裁判官:通常はそうだが、本件は例外だ。
・通行人:例外?どういうこと?
・裁判官:この方の所得は最低賃金以下で、我が国ではそれ以上の所得を用意しなければ違法となる。だから、司法手続きによる強制執行を行っているんです。500円支払って、靴を磨いて貰いなさい。
・通行人:そんなの求めてないよ。嫌だと言ったら、ドーするの?
・裁判官:あなたを逮捕して、銀行口座を差し押さえます。
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こんなの想像できますか?
だけど、これは一つの国のあり方だよね。「需要の無いサービスには断固お金を払わない」よりは、「頑張ってるけど恵まれない職人には最低限の所得を」っていうのも、一理あるよね。最低賃金って、そういうことじゃないの?
・最低賃金を廃止します
・お金は自分で働いて稼いでください
・低所得なのは君が無能だから
・あなたの時給が700円なのは自己責任
・最低賃金?そんなの知るか!
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これでもいいと思うんですよね。民主主義による議論でこうなったのならば。最低賃金廃止は、一理ある感じもするし。
しかし、最低賃金って言うのならば、靴磨きに最低賃金以上の所得を用意しなきゃ。それが嫌なのならば、やはり、最低賃金を廃止しなきゃ。