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力むこなく澄んだ美しさ
以前にも同じような質問を2度もしているのですが, もっと知りたいと思って3度目になります。 質問に音のファイルを添付できるようになったので入れてみました。 添付の曲のような感じのものをもっと知りたいです。 以前にお勧めいただいたものでは, Marc-Antoine シャルパンティエ「真夜中のミサ曲」, ギュスターヴ・シャルパンティエ「ルイーズ」より「その日から」, 偶然,どちらも同じ名ですが,作曲者名すら知りませんでした。 モーツァルト,ワーグナー,プッチーニ以外の声楽曲(女声)で, 似た感じのものがありましたら教えてください。
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歌い手の発声法の違いで、同じ曲でもhikipapaさんがお探しのイメージになる場合と、ならない場合があると思いますが、hikipapaさんがお探しの演奏は、頭声の響きの良い声で、ビブラートが少なくて、感情をコントロールし、美しい音が音楽にのっかっているような演奏をお探しのように感じました。声の種類としてはドラマティックではなく、レッジェロからリリコの声をお探しなのかと…? 以下は、お望みに近いかなと思いますが、ちょっと所々重たくなる所もあり、完璧ではないかもしれません。 ラフマニノフのヴォカリーズ Renee FlemingとAnna Moffoの演奏 http://www.youtube.com/watch?v=gERptKVcxTM http://www.youtube.com/watch?v=kU8RwT8ODHA エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルトのドイツ・オペラ "Die tote Stadt"より、Marietta's Lied," Glück das mir verblieb" http://www.youtube.com/watch?v=zIQahaA7EY0 オルフのCarmina Burana より、In Trutina http://www.youtube.com/watch?v=O8xOAs7n9qU Renee Fleming の演奏の方がビブラートのコントロールが良いと思いますが、Youtubeには残念ながらまだアップロードされていません。 では、今回はこのへんで。
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- 443mon
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回答番号:No.2です。 ヤノヴィッツの名前が出てきたので懐かしく、今日ここワシントンDCは大雪で出かけることができず、Youtubeで彼女の演奏に聞き入ってしまいました。 もうご存じでしょうが、彼女の以下にも至上の美しさを感じます。 シュトラウス: 4つの最後の手紙から "Beim Schlafengehen" http://www.youtube.com/watch?v=TuSJJ4lHIQM ブラームス: レクイエム "Ihr habt nun Traurigkeit" http://www.youtube.com/watch?v=vKhXkSYmF3Q あと、hikipapa様の音声ファイルの曲を、ヤノヴィッツが演奏したものもありました。 http://www.youtube.com/watch?v=UJOdc3j3FnA 独り言ですが、ドイツの音楽は本当に美しく深い感動を与えてくれるものが多いですね。日本にいた頃(若い頃)は、イタリア物の声の音量と感情表現で圧倒させるような演奏を好み、自分自身もそのような歌い方でしたが、こちらに来て好みが変わってしまいました(年齢ゆえ?)。繊細な音楽を表現するには、やっぱり大声だけでは難しいですね。 ところで、ヤノヴィッツは私が大学時代、ウィーン国立オペラの一員として来日し、カールベームの指揮でフィガロの伯爵夫人を歌いました。ベームはその時、想像しがたいゆっくりのテンポで”Dove sono” を振り始め、歌い手殺しだ!と思ったのと同時に、前奏の間彼女の息を心配し、一体どうするんだろう?と、こちらが真っ青になりました。しかし、彼女は見事に歌いきり、私は彼女の息の長さに、"化け物だ"と思った次第です。 あとで知ったことですが、彼女の最大の強みは、息の長さであったとも言われているそうです。 では、お楽しみください。
お礼
再度,ありがとうございます。 YouTubeで何でも出てくるのすね。驚きました。 ご紹介のリンク先のYouTubeの画面右に出るリストからシュワルツコップなど, さきほどから連続していろいろ聴いています。 クリスティーネ・シェーファを知ったのは最近ですが, テレビでフィガロを聴いて何と綺麗な声の人…と思いました。 名前を忘れないようにメモを取ったほどです。 四つの最後の歌は,ヤノヴィッツ&カラヤンでお気に入りの1枚です。 結構,長期間,眠ったままにならずに,時々,聴いているディスクです。 モーツァルトのレクイエムK.626が気に入った勢いでブラームスのレクイエムも買いましたが, その当時は聴く理解力がなかったということだと思いますが,全体に重く,暗く感じ, ほとんど聴きませんでした。そのLPは段ボール箱に詰め込んで片付けてしまいました。 指揮がカラヤンだったので,これもヤノヴィッツだったかもしれません。 CDになってからは買っていないのですが,今なら理解できるかもしれません。 物理的に音を大きくするアクセントや,クレッシェンドで高揚する感情表現よりは, 質問の添付ファイルのように,逆に音を小さくして心理的に印象付けるような表現, しかも高い音程,澄んだ音色…こういったものにグッときます。 声楽のことはわからないのですが, イタリア系とドイツ系では歌い方が違うのだろうか?とよく思います。 >ビブラートが少なくて、感情をコントロールし、・・・ 好みは,まさにその通りです。 高い声の方が好きなので,男声よりは女声を好みますが, 男声では3大テノールと呼ばれる人たちよりは,ペーター・シュライアのような人の方が より好みの声質(発声法?)です。
補足
Die Tote Stadt YouTube 画面右に出る関連動画のリストからいろいろ聴いてみました。 とても気に入りました。 CDで探してみたところ,あまり多くの種類はありませんでしたが, 全曲盤でもついていけそうな気がしています。
- hossannpap
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今、直ぐ思いついたのは、 フォーレ:「レクイエム」から 第四曲「ピエ・イエズ(慈しみのイエス) 」 但し、ソプラノを起用している演奏とボーイ・ソプラノ起用の演奏が有りますので、若し、所持orレンタルの時は気を付けて下さい。 この曲は、私の好きな曲のトップ集団に位置している曲です。 私が死んだ時には、何もしなくて良いが、この曲で送って欲しいと家族に頼んでいます(微笑)!仏教徒ですが・・・ 下記に参考試聴を付けておきます。 何れのサイトも4曲目です。 【ソプラノ】 ◆http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC-%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC/dp/B00005Y14W (私の一番好きな演奏) ◆http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m_20119624.html ◆http://mora.jp/package/80311556/00028942144026/(?アルト?) ◆http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC-%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%80%81%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%81%AE%E9%9B%85%E6%AD%8C/dp/B000VYAR8U ◆http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=TOCE-13464 【ボーイ・ソプラノ】 ◆http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC-%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3-%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3/dp/B00005HIFD ◆http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A010677/VICP-62874.html 未だ、他にも有りますが、比較試聴できるサイトを選んでみました。 あまりにも有名で人気の有る曲ですから、もうご存知かとは思いましたが、質問を読んで、つい名前を挙げたくなりました。 お気に召しますか如何か??
お礼
全体に穏やかなので,一時期,夜遅くになってからよく聴いていました。 ソプラノやボーイ・ソプラノということは何も知らずに聴いていましたが, 挙げてくださっているリンクのコルボのものです。 ラジオでもいくつかの演奏を聴いていると思いますが, ソプラノか,ボーイ・ソプラノか,考えたこともありませんでした。 意識して聴いてみます。聴き方に楽しみがひとつ増えました。 >この曲で送って欲しい 特別な曲のようですね。 クラシック好きな人は,こんなことを思ってしまうのでしょうか。 私も,そんなことを考えたことがあります。 私はバッハの無伴奏ヴァイオリンでシャコンヌです。 縁起の悪い話なのに,なぜか美しく響きますね。 でも,生きているうちにもっとたくさん聴いたおかなければ…。 ありがとうございました。
お礼
好みの声の質は分析されている通りです。 歌い方では,高音域になるにつれ声を張り上げるのは好きではありません。 技術的に難しいと思うのですが,音程が上がっていくと,むしろ, フレーズの切れ目でディミヌエンドをつけて歌える人が好きです。 ヴォカリーズは,声の質は上のリンクの方が好みです。 下の方も豊かないい声だと思います。 Carmina Buranaは,賑やか,落ち着かない,世俗っぽさが強調されている… そんなふうに思い込んでいて,こんな曲があったとは気付きませんでした。 1967録音:ヤノヴッツ(S)のを持っていましたので聴いてみました。 賑やかな酒場の人込みの中に一輪の美しい花を見つけたような思いです。 コルンゴルトにもオペラがあることは知っていましたが聴いたことはありません。 コルンゴルトというと,スターウォーズの雰囲気を連想してしまうのですが, Die tote Stadtは,予想外に好みの感じでした。なかなかいいですね。 なんとなくノスタルジックな感じで,シンプルで美しいです。 ありがとうございました。