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ニコンの記録方式(RAW圧縮とビット数について)
銀塩カメラを使っていたのですが、デジタルも使いたいと思っているものです。デジタルは初めてなので少し情報を集めていて疑問に思った点を質問します。ニコンのD300がいいかなあと思って調べました。 どうぞよろしくお願いします。 記録方式についてなのですが、「RAW画像の圧縮方式」は三つあるようでした。 (1)ロスレス圧縮RAW((3)に対して60-80%のサイズ、可逆圧縮) (2)圧縮RAW((3)に対して45-60%のサイズ、不可逆圧縮) (3)非圧縮RAW ここで疑問なのですが、(1)と(3)の差についてです。 (1)の補足として「データを完全に復元できる。記録した画像は(3)と同等の画質になる」とありました。これは、画質が(1)と(3)では変わらないということを意味するのでしょうか。もしそうだとすると、画質が変わらず記録サイズが小さくなる(1)で記録した方がどう考えてもいいということにならないのでしょうか。そうであるなら、そもそも(3)の存在意義とはなんなのでしょうか。 よければ実際に皆さんがどのような状況に合わせてRAWの記録方式を採用していっているのか(jpegはおいておくとして)についても教えていただけませんでしょうか。 それからもうひとつ、「RAW画像の記録ビット数」についてです。 12bitと14bitが選択できるようで、これは14bitの方がが記録サイズが大きくてその分だけ12bitより画質がよいということらしいのですが、それ以外の点における違いはあるのでしょうか。また実際に記録するときこのbit数を変える状況というのはどのような場合に起こるものなのでしょう。(普通、記録サイズを小さくしたいというのであれば、jpegにするのが一般的らしいとききましたが、bitをいじるだけの理由というのはどのような状況で生じるのでしょうか)
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ご質問がRAWという、ある程度ハイレベルな内容でしたので、マニュアルには書かれていない情報をご案内します。 ニコンのRAW(=生)ファイルは調理済みのインチキ(負荷逆)ファイルです。 調理済みファイルですから、(1)(2)(3)以前に考慮する必要のある内容です。 ご注意ください。 詳しくは下記URLをご覧ください。 http://king-fisher.cool.ne.jp/2008/0803.html で、どんな不都合があるかと言うと。 http://king-fisher.cool.ne.jp/2008/0730.html 要するに、ニコンは、徹底的にノイズを排除する絵作り。 たとえ、ディティールが失われても、ノイズ除去に力を注いだ設計です。
その他の回答 (1)
仰るとおり(1)と(3)では画質は変わりません。 一般に圧縮処理を行えば、撮影時圧縮処理する時間と、ファイルを開くときにも展開のための処理時間がかかってしまいます。 それを考慮すると(3)の存在意義がないわけではないでしょう。 ただ、私もRAWは(1)で撮影していて実質困ることがないため、すべて(1)で撮影しています。厳密には高速連写時に違いがでてくるかもしれませんが、私の使い方(たまに戦闘機の撮影)では(1)でまったく問題がありません。 私は記録撮影ならJPG、ホワイトバランスが読めないときや、作品として撮影したいときはRAWを使用しています。 ビット数は画質ではなく、諧調のきめ細かさにかかわってきます。 例えばややアンダー気味で撮影し、ヒストグラムの分布が暗部寄りに集中した場合、RAW現像過程で明るめに露出補正すると、暗部の諧調を伸ばすことになります。ビット数が多いほうが、こうした処理を行っても諧調飛びが少なくなり有利と言えます。 ただ、実際のところ12bitと14bitで明確に差が出るということはほとんどありません。 私はD300ユーザーで、14bit RAWだと連写速度が落ちるため、連写の必要がないときは14bit、必要なときは12bitと使い分けています。
お礼
なるほど。処理時間の問題程度なのですね。分かりやすい回答、ありがとうございました。疑念が晴れました。 調べていて、また何かあったら質問するかもしれません。そのときはどうぞよろしくお願いします。
お礼
非圧縮だろうとなかろうと、NikonのRAWは結構な手を加えているということになるなら、なんというか少し残念ですね。 Nikonに対する期待というのは、デジタルになってもできるだけ銀塩に近いだろうという思い(込み)からきているので、NikonのRAWの「生レベル」が他のメーカーよりも低いとすると、非常に残念です。 できるだけアナログなものに近いだろうという期待をNikonに対して持っているので、わたしも星をとったりはしないと思いますが、星や鳥の分野(がテクノロジーの前衛?)の人達をも納得させるものを作って欲しいと思いました。 特に、「黄色い布地の部分」比較が残念でした。 http://king-fisher.cool.ne.jp/2008/0914.html RAWであっても、結局、生じゃないのだという当たり前の事実に直面させられた気がします。諦念を含んだ軽い心地よささえ感じました。 ありがとうございます。